教授
坂本 忠久/SAKAMOTO Tadahisa

坂本 忠久 顔写真

専門分野

日本法制史

主な担当科目

学部:日本法制史I、日本法制史II、日本近代法史、日本法制史演習
研究大学院:日本法制史演習
法科大学院:日本法曹史演習

研究専門テーマ

近世(江戸時代)の法と裁判制度

学生へのメッセージ

法は歴史的な社会の文化的所産であり、それぞれの社会に対応するものです。またその一方で、現在の法制度や法的な思考のなかには、長い歴史的淵源を有するものが数多く存在しています。そして、それは単に現行の条文からは窺い知ることができないものなのです。そのため、たとえば現在の制度の意義をより深く理解するためには、法の歴史を知ることが大変重要な手続きであり、なおかつその有効な方法であると確信するものです。皆さんがより広い視野から法律学を学ぶことを強く希望します。

学会及び社会における活動等

所属学会

昭和62年10月 法制史学会会員(現在に至る)
平成 2年10月 日本史研究会会員(現在に至る)
平成 4年 4月 史学会会員(現在に至る)
平成 5年 4月 歴史学研究会会員(現在に至る)

研究業績等に関する事項

[著書]
「天保改革の法と政策」
単著 平成9年 創文社
「近世後期都市政策の研究」
単著 平成15年 大阪大学出版会
「近世都市社会の「訴訟」と行政」
単著 平成19年 創文社
「近世江戸の都市法とその構造」
単著 平成26年 創文社

[論文]
「近世江戸の都市法とその運用・施行に関する一試論―「類集撰要」(旧幕府引継書)巻七・巻八を素材としてー」
単著 平成24年10月 「法学」76巻4号 54頁—103頁

[書評]
1.「塚田孝編「近世大坂の法と社会」
単著 平成21年3月 「法制史研究」58号 235頁—240頁
2.「中舎林太郎著「江戸時代庶民の法的知識・技術(一)(二)(三・完)—飛騨国を中心に—」」
単著 平成24年3月 「法制史研究」61号 245頁—247頁
3.「藤田覚著「近世史料論の世界」」
単著 平成26年3月 「法制史研究」63号 203頁-208頁