教授
蘆立 順美/ASHIDATE Masami

蘆立 順美 顔写真

専門分野

知的財産法

主な担当科目

学部:知的財産法、知的財産法演習Ⅱ
研究大学院:知的財産法演習Ⅰ、知的財産法演習Ⅱ、実務知的財産法
法科大学院:知的財産法I、知的財産法II、知的財産法発展、実務知的財産法

学生へのメッセージ

「知的財産法」とは、発明、著作物、商品のデザインのように人間の創作活動によって生み出された情報や、商標や営業秘密のように企業が事業活動を行うために有益な情報を保護するための法律です。こうした成果物を保護することは、革新的な技術の開発や経済・文化の発展を促すために必要ですが、他方で、過剰に保護してしまうと、これらの成果物の価値を多くの人が享受することや、他の人が新たな成果物を創出することを抑制してしまう危険性もあります。知的財産法が情報の保護と利用のバランスをどのようにとっているのか、そして、将来の適切なバランスとはどうあるべきかという問題について、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

学会及び社会における活動等

所属学会

著作権法学会
日本工業所有権法学会

社会における活動事項

平成14年 6月 特許庁産業構造審議会臨時委員紛争処理小委員会委員(〜平成15年3月)
平成14年7月 (財)国際貿易投資研究所公正貿易センターTRIPS研究会委員(〜平成15年3月)
平成14年12月 (財)ソフトウェア情報センター著作権法の権利制限規定のあり方に関する調査研究委員会委員(〜平成15年3月)
平成14年12月 特許庁工業所有権審議会臨時委員(〜平成16年11月)
平成15年 4月 文化庁文化審議会著作権分科会委員(〜平成16年2月)
平成15年 7月 仙台市個人情報保護審議会委員(〜平成16年8月)
平成16年 9月 (財)知的財産研究所 長期在外研究員(アムステルダム大学情報法研究所客員研究員)(〜平成18年4月)
平成18年 6月 (財)知的財産研究所 知的財産調査研究委員(〜平成19年3月)
平成19年12月 特許庁工業所有権審議会臨時委員(〜平成20年11月)
平成20年10月 宮城県情報公開審査会委員 (〜現在)
平成21年10月 仙台市情報公開審査会委員 (〜平成23年9月)
平成21年12月 特許庁工業所有権審議会試験委員 (〜平成25年11月)
平成22年 6月 日本工業所有権法学会理事 (〜現在)
平成22年 7月 河北新報社読者と考える紙面委員会委員 (〜平成24年3月)
平成22年 9月 日本弁理士会中央知的財産研究所研究員 (〜平成24年3月)
平成24年 9月 規格の流通と規格著作権の法的分析WG委員 (〜平成25年3月)
平成25年 4月 文化庁文化審議会著作権分科会専門委員 (〜現在)
平成25年 8月 産業構造審議会知的財産分科会弁理士制度小委員会臨時委員(〜現在)
平成25年 9月 仙台市男女共同画推進審議会委員(〜平成29年8月)
平成25年10月 産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会特許権の存続期間の延長制度検討WG臨時委員(〜平成26年10月)
平成25年12月 工業所有権審議会臨時委員(〜平成26年4月)
平成26年 5月 工業所有権審議会委員(〜現在)
平成27年8月 産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会臨時委員(~現在)
平成28年1月 仙台市入札等監視委員会委員(~現在)
平成28年7月 産業構造審議会知的財産分科会商標制度小委員会臨時委員(~現在)
平成29年10月 岩手県個人情報保護審査会委員(~現在)

研究業績等に関する事項

[著書]
1.中村維男編著『情報技術と社会』
 共著 平成14年10月 東北大学出版会(171頁〜182頁)総頁数187頁
2.中山信弘監修『IT時代の報道著作権』
 共著 平成16年3月 新聞通信調査会(63頁〜103頁)総頁数119頁
3.蘆立順美『データベース保護制度論』
 単著 平成16年12月 信山社(264頁)
4.大渕哲也=茶園成樹=平嶋竜太=蘆立順美=横山久芳『知的財産法判例集』
 共著 平成17年5月 有斐閣(201頁〜222頁、346頁〜356頁、374頁〜378頁)総頁数411頁
5.「データベース権によって保護される「投資」の範囲」『中山信弘先生還暦記念論文集・知的財産法の理論と現代的課題』
 共著 平成17年12月 弘文堂(473頁〜494頁)総頁数705頁
6.大渕哲也=茶園成樹=平嶋竜太=蘆立順美=横山久芳 『知的財産法判例集[補訂版]』
 共著 平成22年7月 有斐閣(241頁〜263頁、384頁〜394頁、419〜423頁)総頁数461頁
7.「商標が付された商品の流通と商標機能論」『関俊彦先生古稀記念・変革期の企業法』
 共著 平成23年3月 商事法務(619頁〜659頁)総頁数712頁
8.「商標権の効力の制限」『現代知的財産法講座 Ⅰ・知的財産法の理論的探究』
 共著 平成24年5月 日本評論社(375頁〜403頁)総頁数462頁
9.大渕哲也=茶園成樹=平嶋竜太=蘆立順美=横山久芳 『知的財産法判例集〔第2版〕』
 共著 平成27年4月 有斐閣
10.「編集著作物の創作的表現の類似」『中山信弘先生古稀記念論文集 はばたきー21世紀の知的財産法』 
 共著 平成27年6月 弘文堂(528頁~547頁)
11.「出版物における氏名・肖像の利用とパブリシティ権」『出版をめぐる法的課題 その理論と実務』
 共著 平成27年7月 日本評論社(250~268頁)
12.平嶋竜太=宮脇正晴=蘆立順美 『入門 知的財産法』
 共著 平成28年11月 有斐閣(121~226頁)

[論文]
1.アメリカ著作権法における技術的保護手段の回避規制とfair use理論
  平成14年12月 法学66巻5号(1頁〜22頁)
2.編集著作物・データベースにおける創作性判断
 平成15年5月 著作権研究28号(20頁〜27頁)
3.イギリスにおけるデータベース保護の変容(一)〜(三・完)
 平成16年2月 法学67巻6号(304頁〜328頁)、平成23年10月 法学75巻4号(349頁〜379頁)、平成24年8月 法学76巻3号(219頁〜253頁)
4.欧州データベース保護指令に関する動向
 平成19年6月 日本工業所有権法学会「知的財産法の現状と課題」第30号(230頁〜251頁)
5.著作権法上の権利処理にかかわる問題
 平成20年11月 知財研フォーラム75号ジュリスト(15頁〜21頁)
6.商標権の保護範囲と商標の機能
 平成21年5月 日本工業所有権法学会「発明の本質的部分の保護の適否」第32号(2号(19頁〜43頁)
7.データベースの保護
 平成22年12月 著作権研究36号 (70頁〜84頁)
8.フレッドペリー最高裁判決における商標機能論の検討
 平成23年3月 パテント64巻5号(別冊5)(11頁〜23頁)
9.地域団体商標制度と商標の機能
 平成23年3月 パテント64巻5号(別冊5)(93頁〜101頁)
10.侵害主体の認定に関する近時の裁判例の紹介と分析
 平成24年8月 知財ぷりずむ10巻119号(6頁〜18頁)
11.商標権侵害と打消し表示
 平成24年12月 パテント65巻13号(別冊8)(140頁〜151頁)
12.私的複製の範囲と主体ー30条1項柱書きー
 平成26年12月 著作権研究40号(37頁~54頁)
13.差止請求権の限界
 平成28年3月 法学教室426号(35頁~39頁)

[判例評釈]
1.会社案内パンフレットに関する編集著作権の侵害
 平成9年10月 法学61巻4号(843頁〜851頁)
2.完成品の部品に付した商標について侵害の成立を認めた事例-パチスロ機事件
 平成11年5月 法学63巻2号(304頁〜310頁)
3.先使用権の効力は改良した装置にも及ぶかー便座カバー製造装置使用差止仮処分事件
 平成11年8月 法学63巻3号(473頁〜480頁)
4.Matthew Bender & Co, Inc. V. West Publishing Co., 158F. 3d 693 (2nd Cir 1998)-West社の判例集における改ページの位置をCD-ROM版の裁判例のテキスト上に挿入する行為は、判例集の編集著作権を侵害しないとした事例
 平成12年3月 アメリカ法1192-2号(339頁〜343頁)
5.不正競争防止法における「商品の形態」の意義
 平成12年12月 ジュリスト1190号(132頁〜135頁)
6.商品カタログー三光商事事件
 平成13年5月 著作権判例百選[第三版](72頁〜73頁)
7.創作性のないデータベースからのデータの流用に対する不法行為の成立
 平成13年10月 コピライト2001年10月号(25頁〜27頁)
8.造形美術における類似性の判断基準
 平成14年2月 判例評論516号(判時1767号)(171頁〜174頁)
9.翻案権侵害における類似性の判断基準
 平成14年6月 ジュリスト1224号(292頁〜294頁)
10.シリーズ商品の形態に関する商品等表示該当性の判断
 平成14年7月 ジュリスト1227号(160頁〜163頁)
11.テレビゲームの頒布権
 平成15年6月 ジュリスト1246号(246頁〜247頁)
12.弁理士の意見と過失の推定
 平成16年2月 特許判例百選[第3版](186頁〜187頁)
13.新聞記事見出しの著作物性と見出しの利用に対する不法行為の成否
 平成16年9月 コピライト2004年9月号(60頁〜63頁)
14.特許庁職員の過失により特許権を目的とする質権を取得できなかったことによる損害賠償
 平成19年4月 ジュリスト平成18年度重要判例解説1332号(267頁〜268頁)
15.権利乱用(2)-ウイルスバスター事件-東京地判平成11年4月28日
 平成19年11月 商標・意匠・不正競争判例百選(70頁〜71頁)
16.周知性の認識主体の範囲〔龍村帯裂地事件〕
 平成19年11月 商標・意匠・不正競争判例百選(237頁)
17.周知性を具備すべき時点〔アースベルト事件 〕
 平成19年11月 商標・意匠・不正競争判例百選(238頁)
18.1953年に公表された映画と著作権の保護期間の延長
 平成20年4月 ジュリスト平成19年度重要判例解説1354号(295-296頁)
19.昭和28年に公表された団体名義の映画著作物の存続期間
 平成20年9月 知財管理58巻9号(1199頁〜1205頁)
20.結合商標の類否判断における分離観察の可否
 平成21年10月 法学セミナー増刊速報判例解説 5(271頁〜274頁)
21.データベース(1)〔自動車データベース(翼システム)事件:中間判決〕
 平成21年12月 著作権判例百選[第4版](50頁〜51頁)
22.技術的制限手段の意義と専用品該当性判断役の注意義務と経営判断原則
 平成22年4月 法学セミナー増刊 速報判例解説6(279頁〜282頁)
23.弁理士の意見と過失の推定
 平成24年4月 特許判例百選[第4版](166頁〜167頁)
24.商標法3条1項における「自己の業務」の概念
 平成24年12月 知財管理62巻12号(1725頁〜1734頁)
25.インターネットショッピングモールの運営と商標権侵害
 平成25年4月 ジュリスト平成24年度重要判例解説1453号(271頁〜272頁)
26.社交ダンスの振り付けの著作物性
 平成25年10月 法学セミナー増刊 速報判例解説13(215頁〜128頁)
27.頒布権の消尽の成否―販売契約の解除と適法な第一譲渡の存否―
 平成26年8月 知財管理64巻8号(1253頁〜1261頁)

[解説]
1.権利行使制限の抗弁
 平成29年9月 小野昌延=小松陽一郎=三山峻司編 『商標の法律相談Ⅱ』青林書院(327~336頁)