東北大学
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在学生からのメッセージ

竹内渓さん

なぜ東北大学法学部を志望したか

 お恥ずかしながら、高校三年生の頃はあまり進路を真剣に考えておらず、ただ漠然と「国立」としか考えておりませんでした。そんな私が東北大学を受験しようと考えたのは高校三年生の時の12月になります。私は埼玉県出身なのですが、当時「一人暮らしがしてみたい」と考えていました。いろいろな地方大について調べているうちに、仙台という都市への興味がわき、ここで学生生活を送ってみたいと考えて志望しました。学生時代過ごした土地は第二の故郷になるとも聞きます。大学選びの際に、その土地についても考えてみるのも一つの手だと思います。

 法学部を選んだ理由になりますが、政治系の科目について興味があったので法学部に決めました。

大学時代の授業の感想

 高校時代とは異なり、先生が話す内容をひたすら自分でノートにとったりする授業などの大学の講義形式に最初は戸惑いました。しかし、友人たちと一緒に勉強するなどして徐々に授業に慣れていき、次第に自分の関心もわかってきました。東北大学法学部の時間割は自由度が高く自分の関心に合わせ主体的に履修する講義を設定できるのが魅力です。私は、政治系の科目、とりわけ日本政治外交史に興味が湧き、日本政治外交史のゼミを履修しました。ゼミでは明治大正期の政治家、原敬の日記を読み込み、明治後期の政党政治について学びました。ゼミではただその時代の知識を詰め込んだだけではなく、日記という媒体を通して、一人の職業人としての政治家の生き方であったり行動であったりを学べたことは私の財産となっております。

 大学ではゼミなどを通して主体的に学ぶ環境が整っています。自分の興味関心を突き詰めて勉強するには学部選びが大切になります。卒業後の進路なども勘案しつつ、志望する学部では何をどうやって学ぶのかを考えてみると大学生活がいっそう充実したものになると思いますよ!

大学生活の感想

 大学生活といえば部活やサークルなどをイメージされている方も多いのかと思います。大学生は高校生のときと比べ活動の幅が大きく広がります。サークルでも部活でも一人でできることでも何でも良いので四年間かけて何かに取り組んでみるのも大学生活の醍醐味なのではないでしょうか。
 私は模擬国連と弓道サークルに参加していました。模擬国連は国連会議のシミュレーションをするサークルで国連という形で国際問題についてアプローチをするサークルです。勉強ばかりのサークルと思われがちですが、遊ぶときは遊ぶメリハリのある活動をしていました。弓道サークルは高校時代打ち込んでいた弓道を大学でも趣味という形で続けたいと思い加入しました。

 また、私は三年生後期から国家公務員総合職を目指す学生で面接練習をするサークルに加入しました。このサークルに入って志を同じくする仲間たちと政策などの真面目な話から就活のちょっとした愚痴や悩みなど語り合えたことが大きな財産となっております。仲間たちと就活という人生が決まる特殊な時間を共に過ごせたことに感謝しております。

進路選択の理由

 一度しかない人生、何か大きな課題などにぶつかっていきたいという漠然とした思いがありました。同時に、「日本」という国を考えて仕事がしたいとも考えていました。国家公務員に目が行ったのはこういったところがきっかけだったのではないかと思います。そこから自分の興味関心などに沿って考えた後、今の内定先に決まりました。

後輩たちへのメッセージ

 自分の進路選択で迷うことも多いと思います。どれが進路として正解なのかを探っている方もいるでしょう。参考になるかわかりませんが、少なくとも私は東北大に来て間違いはなかったと感じております。これを読んでくれたみなさんがいろいろな大学について見たのち、縁に恵まれ充実した大学生活を送れることを願っております!!

(所属・学年は2015年3月のものです。)

小岩楓美香さん

 東北大学の法学部には全国各地から個性豊かな学生が集まってきます。そして、自分とは全く違う環境で育ってきた人たちと同じ空間で学び、活動を共にします。様々な価値観や考え方に触れ、時にはぶつけ合うことで、お互いに高め合い、自然と成長していけるような、そんな場所です。皆さんが東北大学の法学部について知り、そして興味を持ってもらえるよう、キャンパスライフの一部をご紹介しようと思います。

 まず授業についてです。高校までのように時間割が決まっているわけではなく、様々な講義・演習の中から、自分の興味のある分野や進路に合った必要な科目を自由に選択することができます。また、法学部のカリキュラムは非常に柔軟で、他の学部に比べて必修科目が少なく、卒業論文や卒業試験もありません。ですので、4年間で自分の学びたいことを最大限学べるように、計画性を持って履修することをお勧めします。そして学年が上がると少人数で行われる演習に参加する人が多くなります。発表や議論を通じてより専門的な分野の理解を深めていきます。

 前期の期末試験を終えると夏休みがやってきます。社会に出るとなかなか長期休みが取れないですし、せっかくの機会は有効に使いたいですよね。海外への短期留学や旅行に行ってみたり、企業・官公庁のインターンに行ったりと思い思いの時間を過ごします。そして、夏休みの後半には集中講義が開講されます。集中講義では、六法(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法)のほかにも外国法や政治系の授業もあるので、興味に応じて履修してみてください。

 さらに法学部の特徴の一つとして法律系サークル「自主ゼミ」があります。もちろん入るか入らないかは自分で選択できますが、私はその中の「無料法律相談所」と「模擬裁判実行委員会」の2つに所属しています。無料法律相談所では、市民の皆様の法律問題に関わることで、普段は教科書の中でしか学ぶことのできない「法」が、実社会でどのように使われているかを肌で体感する貴重な経験ができました。また模擬裁判実行委員会では、70人という大人数で1つのものを作り上げる難しさを知り、そして多くの人に足を運んでもらうための活動をすることで行動力が養われたと思います。自主ゼミというと「勉強サークル」という印象を持たれがちですが、まじめな活動だけでなく、飲みや遊びに行くこともありますし、メリハリのある活動を行っています。

 また、大学での生活に慣れてきたらアルバイトを始める人もいます。
飲食店、コールセンター、ホテルのフロントなど私の周りにも様々なアルバイトをしている友人がいます。私も2年生から塾でのアルバイトを始め、その経験から社会で要求される責任感を身に付けることができたと思います。

 ここまで紹介してきてわかるように、東北大学の法学部でのキャンパスライフはひとことで言うと「自由」です。多くの選択が学生自身に委ねられています。どれだけ学業に専念するかも、どれだけサークル活動に没頭するかも、どれだけアルバイトに時間を費やすかも、皆さん次第です。自分で考え決断し、そして行動し、それぞれの有意義なキャンパスライフを送ってください!

(所属・学年は2013年4月のものです。)

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