東北大学
サイトマップ

同窓会


同窓会長
戸澤 英典
2022年4月

 4月1日より成瀬幸典前研究科長・学部長の後を受けまして、法学研究科長・学部長に就任し、同窓会長の職に就くことになりました。本同窓会は、戦後東北帝国大学が東北大学となり法学部・経済学部・文学部に分かれた昭和24年から10年を経た昭和34年12月に設立され、今年で63年目を迎え、会員数も2万名に迫っております。その間、法曹界、官界、経済界、学界など各方面において、数多くの先輩たちがご活躍され、同窓会活動を通じてそれら先輩と後輩、そして現役学生、法学部との絆が強化されて今日の同窓会の発展につながっております。

 一方、私たちを取り巻く環境は急激な変化を遂げつつあり、法学部も「法曹コース」と「国際コース」を設置いたしました。特に、前者は、法学部3年+法科大学院2年で法曹への途を開くことを中心とした法科大学院改革と関連したもので、全国の有力な法学部でも同様の改革が進められているところです。今年度より本格的な実施となりましたが、他大学に負けない、充実した法学教育に努める所存でございます。もちろん、これまでどおり、国家・地方公務員、公共関連、民間企業等様々な業種で活躍できる人材の養成にも力を注いでまいります。諸改革を積極的に推進しつつ、魅力ある学部にしていきたいと考えております。

 本年は、法文学部創設100周年(東北大学115周年)にあたることから、法学部としてもいくつかの事業を計画しております。平成19年の東北大学百周年の際には全11巻から成る『東北大学百年史』が編纂され、その中に「部局史」も含まれており詳細な内容のものですが、やや取っつきにくいきらいもあります。そこで、今次の周年事業ではウェブサイトに各時期を象徴するようなコラムやコンテンツを展開し、これまでの歴史を多角的に振り返ることを計画しております。また、世界に伍する研究大学たる「国際卓越研究大学」(いわゆる「10兆円大学ファンド」)の公募を控え、産学連携や寄付などで年3%の事業成長が求められる状況ともなっており、その点からも周年事業を契機に東北大学基金の強化や海外同窓生との連携強化が全学で推進されているところです。

 以上のように、今次の周年事業には同窓会の皆さまのご助力を仰がなくてはいけないところも多々ございます。この間、コロナ禍で同窓会の各支部総会などほとんどの会合が中止あるいはオンラインとなってきたわけですが、今年中にはリアルに皆さまのお目にかかれる機会を順次再開できるものと期待しております。

 伝統ある同窓会のさらなる発展に微力を尽くしていきたい所存ですので、同窓生の皆様には、これまでと同様、ご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

このページのTOPへ