東北大学
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後継者養成コース

1)後継者養成コース(研究者型)

 後継者養成コースは、将来法科大学院における法学教育に研究者教員又は実務家教員として携わる人材の養成を目的とします。

 特に、司法試験合格者を対象として「後継者養成コース(研究者型)」入試選抜を実施し、同選抜を経て入学した者向けに、複数の法分野を横断する先端的法領域に関わる研究及び実務的観点を重視した実践的な研究を遂行するために、法分野を跨る複数の教員が指導を行う体制により、比較法研究が重視されてきた従来型の法学教員の養成課程とは異なる教育を行います。本コースの学生には、高度かつ先端的な法領域について、分野横断的な理論的観点と実務的観点の双方に目配りをした博士論文を執筆することが期待されます。

 なお、法科大学院修了者は、2年間で修了することが可能です。

 また、本コースの入学者のうち優秀な者については、フェローとして採用し、東北大学法科大学院における教育支援に従事することにより一定の給与を支給する制度を設けています。

2)後継者養成コース(実務家型)

 後継者養成コースは、将来法科大学院における法学教育に研究者教員又は実務家教員として携わる人材の養成を目的とします。

 特に、司法修習生の修習を終えた者を対象として「後継者養成コース(実務家型)」入試選抜を実施し、同選抜を経て入学した者向けに、弁護士教員の下、一定期間にわたり、実際の事件処理に携わりながら、実務家として求められる知識、技術及び姿勢について指導を受けることのできる授業科目を設け、比較法研究が重視されてきた従来型の法学教員の養成課程にはなかった、新たなカリキュラムで教育を行います。本コースの学生には、日々の実践の中で抱いた問題関心を、指導教員による研究指導や、学外の実務家や研究者も参加する研究会を経て明確にしながら、実務家としての経験・視点を生かした博士論文を執筆することが期待されます。

 なお、法科大学院修了者は、2年間で課程を修了することが可能です。

 また、本コースの入学者のうち優秀な者については、フェローとして採用し、東北大学法科大学院における教育支援に従事することにより一定の給与を支給する制度を設けています。

 ※平成26(2014)年度10月入学者から、「後継者養成コース」を「研究者型」と「実務家型」に分けて学生募集を行っています。これに伴い、平成26(2014)年度4月入学者まで実施していた後継者養成コース一般選抜及び司法試験合格者特別選抜は廃止しました。

後継者養成コースフェロー制度について

 東北大学大学院法学研究科、博士後期課程(研究大学院)後継者養成コースは、大学院生に対する研究教育支援として、平成23(2011)年度10月より、フェロー制度を設けています。

 研究大学院後継者養成コースにおけるフェロー制度とは、研究大学院後継者養成コースの大学院生のなかから、教員の研究教育補助、法科大学院における教育の支援、法科大学院生に対する助言を行う者を、フェローとして採用し、一定の給与を支給するものです。フェローは、自らの研究大学院における研究活動と並行して、法科大学院における実務基礎教育に参画することなどを通じて、実務家教員から実務の基礎を学ぶことができます。このように、フェローは、研究と実務の能力を総合的に修得することを通じて、博士号の取得を経て、将来、法科大学院の教員をはじめ、実務、研究、教育 に幅広く活躍する人材となることが期待されています。

 フェローの採用は若干名です。

 フェローの選考は、研究大学院後継者養成コースの大学院生(入学予定者を含む)のなかから、高度先端的法分野に精通した研究者又は実務家になるための適性を基準として行います。

 フェローの任期は1年とし、1回に限り任期の更新を行うことができます。フェローの給与は、任期1年目及び更新後においてフェローが研究等に要する経費やフェローとしての勤務実態その他の事情を勘案して半期ごとに定めます(参考:平成28年度の場合は、任期1年目の給与は年額約100~120万円、更新後の給与は年額約50~100万円)。

 フェローのうち、後継者養成コースにおいて優秀な成績を収めた者は、フェローの任期の終了とともに、または、フェローの任期の途中に、本研究科助教に採用されることがあります。

 なお、フェローへの採用の選考は、博士課程に入学後、休学をしていた者についても、復学の時点で、実施されます。東北大学法科大学院を修了した直後の司法試験に合格し、その直後の10月に後 継者養成コースへ進学した者については、入学金の納付は免除されます(休学期間中の授業料も徴収されません)。

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