東北大学大学院法学研究科 公開講座 法曹継続教育プログラム
東北大学法学研究科では、東北地方で活躍する若手・中堅弁護士が、最新の法的課題に対応し、法曹として活躍するために必要な法的知識やスキルを修得することを可能とするために、「法曹継続教育プログラム」を創設しました。
2017年度秋期は、東北弁護士会連合会、仙台弁護士会と共催し、以下の講座を開講します。本講座は、東北各県の弁護士会のテレビ会議システムを利用することにより、仙台以外の会場でも受講することが可能です。専門知識の獲得やブラッシュアップに、是非ご活用ください。
《知的財産法修得プログラム》標識にかかわる法制度と紛争予防のポイント
東北大学法学研究科では、弁護士知財ネット東北地域会の協力を得て、公開講座「標識に関わる法制度と紛争予防のポイント」を開講します。本講座では、標識(商品名、企業名、ロゴマークなど)にかかわる法制度について取り上げます。
「新しいロゴマークを使用する際には、どのような点に注意する必要があるか」「自社の商品名について、商標権者から、使用料の支払いをするよう警告書が届いたが、支払わなければならないか」といった、標識にかかわる法律相談や紛争予防に対応するために知っておくべき知識や注意すべきポイント等について、商標法、不正競争防止法、著作権法の基礎的知識の確認と、具体的事例を通じて、理解を深めていきます。
知的財産法について初めて学ぶ方の受講も歓迎します。ご関心をお持ちの方は、是非ご参加ください。
- 日時 2017年10月31日(火)・11月7日(火)・10日(金)・13日(月) 午後6時~8時 全4回
- 会場 仙台弁護士会4階会議室、および、東北各県の弁護士会が指定した会場
- 時間数 8時間(全4回合計)
- 講習料 10,000円(全4回分)
- 対象 弁護士、弁理士
- その他 受講者には、受講後に修了証が授与されます。ただし、全4回すべて受講した場合に限ります。
講座内容
日 程 | 内 容 (予定) |
---|---|
10月31日(火)午後6時~8時 | 商標選定の際の注意点 ・不正競争防止法と商標の違いとは ・イラストを用いた商標と著作権 ・登録要件~登録の際に注意すべき点 など |
11月7日(火)午後6時~8時 | 商標権の行使と権利範囲、不正競争防止法との比較 ・商標権の効力範囲はどこまで及ぶか ~基本的考え方と商標権の効力から除外される場合 商標的使用、商標的機能論 など ・権利行使の際に注意すべき点 |
11月10日(金)午後6時~8時 | 商標権者からの侵害主張への対応策、不正競争防止法との比較 ~権利者の言いなりにならないために 先使用の抗弁、26条1項と無効の抗弁 など |
11月13日(月)午後6時~8時 | 商標権とその他の知的財産権との関係 商標権の活用 ・ライセンス契約での注意点 など |
※2015年度の知的財産法修得プログラムと同様の内容です。
- 担当教員 蘆立 順美(法学研究科教授)
石井 慎也(仙台弁護士会所属弁護士・知財ネット東北地域会代表幹事) - 共 催 東北弁護士会連合会、仙台弁護士会
申込方法
- 公開講座の受講申込書を下記の「手続案内・申込書」からダウンロードし、必要事項をすべて入力の上、下記の申込先あてメール(添付ファイル)にて送信願います。
なお、「手続案内・申込書」がダウンロードできない場合には、下記の申込先まで連絡願います。 - 手続案内・申込書(Wordファイル)
- 受講申込を受付後、折り返し、メールにて受講申込受付結果の通知及び講習料お支払いのご案内を返信いたしますので、下記の申込期限までに、指定口座へ講習料をお振込み願います。
なお、公開講座を受講の際には、確認のため、講習料をお振込みいただいた際の控え(ネットバンク等でお振込みいただいた場合には、お振込みいただいた際の画面をプリントアウトしたもの)をご持参願います。
申込期限
- 受講申込:2017年10月20日(金)
- 講習料の銀行振込:2017年10月25日(水)
※ 原則として、上記期限まででの講習料の銀行振込の完了をもって、受講手続きの完了といたします。
よって、受講申込の受付後であっても、上記期限までに講習料の銀行振込が完了しなかった場合には、受講申込を取り消しいたしますので、ご注意願います。
申込先
- 東北大学法学部・法学研究科 教務係 (公開講座担当)
住所:980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
TEL:022-795-6175
MAIL:law-kyomgrp.tohoku.ac.jp