2004年度の記録 >> 韓国視察調査
COEプログラム『韓国視察調査出張記』(2004.6.17〜20)
欧米とアジアをつなぐ研究連携拠点として、韓国の諸機関と交流・提携することを、COEプログラム申請の段階から企画していた。その企画を実現すべく、2004年6月17日(木)〜20日(日)に、参加者5名で梨花女子大学女性学研究センター・ジェンダー法センター、韓国政府女性部、淑明女子大学を訪問した。短時間に多くの研究者や政策担当者と面談し、韓国の男女共同参画政策に関する聞き取り調査や、2004年11月のCOE国際シンポジウム参加者との打ち合わせ、2005年6月に梨花女子大で開催予定の世界女性学大会等での連携計画などについて、意見交換等を行った。また、これらの公式行事以外に、参加者が各自、大学・国会等の訪問や研究者との面会などを実施した。参加メンバー・日程・主な議題は下記のとおりである。
なお、日本ではまだ余り知られていないが、韓国では、別記のコラムに記すように、2004年4月の総選挙で50%クォータ制を導入して39名の女性議員を誕生させている。積極的な取組によってどんどん改革を進めており、日本が見習うべき点をたくさん発見することができた。
辻村みよ子
参加者 |
辻村みよ子(法学研究科教授、拠点リーダー)
川人 貞史(法学研究科教授、拠点サブリーダー)
斎藤 豊治(法学研究科教授、身体クラスター責任者)
南 基正(法学研究科教授、国際シンポジウム委員)
李 仁子(教育学研究科専任講師、ジェンダー教育クラスター研究協力者)
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旅程 |
2004.6.17 |
13:00 |
仙台空港発 |
16:00 |
ソウル・インチョン空港着 |
2004.6.18 |
11:30 |
梨花女子大学女性学研究所長 Jung-Hwa Oh |
●COEプログラムの説明
●今後の交流について
●2005年の国際女性学大会について
●韓国のジェンダー研究・性女性学について

[梨花女子大学ジェンダー法センターにて] |
12:00
〜14:00 |
梨花女子大学ジェンダー法センター所長 KIM Sun-uk
女性学科長 KIM Eun-shi
大学院長 Chang Pilwha |
14:00
〜14:30 |
梨花女子大学法科大学 ジェンダー法センター |
15:30
〜16:30 |
韓国政府・女性部
政策統合課長Cho Jin-Woo
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2004.6.19 |
11:00
〜17:00 |
淑明女子大学 Chun Kyong Ock
その他、面会調査等 |
●韓国の男女共同参画政策について
●COE国際シンポジウム打ち合わせ
●女性の政治参画について |
2004.6.20 |
10:30 |
ソウル・インチョン空港発 |
12:40 |
仙台空港着 |
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コラム
韓国訪問の印象記(齊藤 豊治)
注目される韓国の50%クォータ制(辻村 みよ子)