カリキュラム

総説

 東北大学大学院法学研究科研究大学院は、博士課程前期2年(修士課程)と博士課程後期3年に分かれています。前期2年、後期3年のそれぞれの課程で、課程を修了し、学位を取得することができます。

 修了に必要な在学期間は、前期2年(修士)の課程は2年、後期3年の課程は3年です。
 ただし、優れた研究業績を上げた場合には、それぞれ1年間までの短縮が可能です。

履修の内容

<研究指導>

  • 本研究大学院では、前期2年(修士)の課程、後期3年の課程を通じて、指導教員により行われる研究指導が重要な役割を果たしています。指導教員は、本研究科に所属する専任教員が担当することとなります。

<授業科目>

<教員情報>

修了要件

修士課程(前期2年の課程)

カリキュラム 図1  前期課程を修了するためには、同課程に2年以上在学し、30単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格しなければなりません。ただし、優れた研究業績を上げた場合には、在学期間を1年間まで短縮することができます。

 上記修士論文は、前期課程に1年以上在学し、12単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた人が提出することができます。ただし、優れた研究業績を上げたため在学期間の短縮を本研究科が認めた人については、在学期間が1年未満であってもこれを提出することができます。修士論文の具体的な提出期限は、各年度の講義要綱に記載されますが、通常は3月修了の場合には1月、9月修了の場合には7月となります。

 前期2年(修士)の課程の最終試験は、大学院前期課程を修了するのに必要な単位の全部を修得し必要な研究指導を受けて修士論文を提出した人に対して行われます。最終試験は、審査した修士論文およびこれに関連のある専攻分野について口頭試問によって行われます。

 前期2年(修士)の課程の修了によって、修士(法学)の学位が得られます。

博士課程(後期3年の課程)

カリキュラム 図2  博士課程を修了するためには、後期課程に3年以上在学し、8単位以上(博士論文指導A・Bは必修)を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出して、その審査および最終試験に合格しなければなりません。ただし、優れた研究業績を上げた場合には、在学期間を1年間(2年未満の在学期間をもって修士課程を修了した人については、当該在学期間を含めて3年間)まで短縮することができます。

 上記博士論文は、後期課程に2年以上在学し、8単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた人が提出することができます。ただし、優れた研究業績を上げたため在学期間の短縮を本研究科が認めた人については、在学期間が2年未満であってもこれを提出することができます。博士論文の具体的な提出期限は、各年度の講義要綱に記載されますが、通常は3月修了の場合には1月、9月修了の場合には7月となります。

 後期3年の課程の最終試験は、大学院博士課程を修了するのに必要な単位の全部を修得し必要な研究指導を受けて博士論文を提出した人に対して行われます。最終試験は、審査した博士論文およびこれに関連のある専攻分野について口頭試問によって行われます。

 後期3年の課程の修了によって、博士(法学)の学位が得られます。

研究大学院、修了(学位取得)までの流れ(概略)*

課程 在学期間 修了(学位取得)までの流れ 取得できる学位
博士課程
前期
原則として2年。
ただし、優れた研究業績を上げた場合には1年間までの短縮が可能。
  • 授業科目履修、計30単位(修士論文審査・最終試験合格6単位を含む)**
  • 研究指導
  • 修士論文提出(1年以上在学、12 単位以上修得、研究指導を受けた者)
  • 最終試験(口頭試問)
修士(法学)
博士課程
後期
原則として3年。(法科大学院修了者は2年)
ただし、優れた研究業績を上げた場合には1年間までの短縮が可能。
  • 授業科目履修、計8単位(博士論文指導A・Bは必須)
  • 研究指導
  • 博士論文提出(2年以上在学、8単位以上修得、研究指導を受けた者)
  • 最終試験(口頭試問)
博士(法学)
* 東北大学大学院通則、特に第32条乃至第37条、東北大学大学院法学研究科規程、特に第20条乃至第25条、および東北大学学位規程による。
** 週1時限の授業科目を半年間(1セメスター)履修した場合に、2単位が与えられます。

海外留学への道

 東北大学は約130の海外の研究教育機関と学術交流協定を結んでおり、東北大学大学院法学研究科研究大学院に在籍すると、その多くへの交換留学の道が開かれます。