東北大学
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本学学生が防犯ボランティア団体「あすなさ~ASUNASA~」の結成式を開催しました。

法学部公共政策大学院

近年のデジタル化の進展により多発している闇サイトを通じた犯罪や性被害の発生等をサイバーパトロールやリテラシー教育で防止するほか、共生社会を実現に向けて非行少年や犯罪被害者等を適切に支援するため、令和4年度に公共政策大学院で開講された講義「安全安心ボランティア研究会(演習)」(担当:坪原和洋教授)で学んだ本学の学生が中心となり、サイバー&インクルージョン防犯ボランティア団体「あすなさ~ASUNASA~」を結成しました。その結成式が令和5年3月16日(木)に旧仙台医学専門学校第六号教室(通称「魯迅の階段教室」)において開催されました。

 

結成式では、青木孝文副学長・理事から開会挨拶が行われ、東日本大震災以降の大学の社会貢献活動の重要性が高まる中での本学学生の積極性の称揚からスタートしました。

次に団体代表の公共政策大学院の学生から「あすなさ~ASUNASA~」の目標と活動内容について説明し、今後の取組についても熱意を込めて語るとともに、集まった各行政機関・企業等のこれまで、そしてこれからの協力に感謝を述べていました。

その後に、宮城県、宮城県警察、仙台矯正管区、東北管区警察局、株式会社トインクスの方々から学生にお祝いと激励の言葉が掛けられました。

最後に西岡晋公共政策大学院長から、公共政策の実践としての意義についての言及があり、これを果たすための活動の実施に敬意を表する旨が述べられました。

結成式に出席された方以外にも多くの方々に支えられながら、「あすなさ~ASUNASA~」は新たなスタートを切ることとなります。

「あすなさ~ASUNASA~」の今後の取組ですが、技術を「悪用」した様々な犯罪(ネットいじめ、子どもや女性の性被害、特殊詐欺、情報システムへのハッキング等)を防ぐほか、非行少年や被害者を生まない社会を構築するため、

〇 サイバー防犯ボランティア(サイバーパトロール・リテラシー教育の実施等)

〇 非行少年立ち直り支援(居場所作り、相談、交流事業の実施)

〇 安全安心まちづくりボランティア(防犯・交通事故防止マップ作成、安全教室の実施)

〇 多文化共生社会のためのボランティア(上記事業の多言語対応等)

を実施していくこととしています。

学生は、大学・大学院で身に付けるサイバーセキュリティ、公共政策、法学、心理学等の知識を活用し、各関係行政機関、企業の産官学連携による支援を受け、団体としての活動を進めていきます。

 

また、結成式に合わせてサイバー&インクルージョン防犯ボランティア「あすなさ~ASUNASA~」支援教育研究基金が設立されており、その募集を開始しています。

参照:https://www.kikin.tohoku.ac.jp/project/support_for_all/asunasa

 

なお、本結成式の様子については、河北新報3月17日(金)朝刊において報道されています。

参照:https://kahoku.news/articles/20230316khn000065.html

(リンク先:有料記事)


【本件問い合わせ先】

(「あすなさ~ASUNASA~」に関すること)

東北大学大学院法学研究科 公共政策大学院

教授 坪原 和洋(顧問教員)

TEL: 022-795-6192

E-mail: kazuhiro.tsubohara.e8tohoku.ac.jp

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