法学部の自主ゼミの1つである倶楽部国際法が、2025年3月8日・9日に開催された2025年第20回宇宙法模擬裁判日本大会(主催:日本宇宙法学生会議)において、日本語の部・英語の部それぞれで総合3位に入賞したほか、堀部空さん(法学部1年)が弁論者として被告第1位(最優秀弁論者・西村あさひ賞)を獲得したのをはじめ、下記のような優秀な成績を残しました。
【日本語の部】総合3位
(個人賞)
堀部空 被告1位 ・最優秀弁論者賞
最住和世 被告3位
【英語の部】総合3位
(書面)
英語原告書面 3位
(個人賞)
中田茜吏 原告3位
若林仁瑛 被告3位
宇宙法模擬裁判日本大会は、宇宙法を題材とした問題を扱う国際法模擬裁判の大会です。国際法模擬裁判は、架空の国家間の紛争について、国際裁判所を想定した法廷で国際法に基づいた主張を行い、書面と口頭弁論の優劣を競うものです。国際法の規則や判例の知識をもとに、いかに説得力ある法的主張を組み立てることができるかが問われる競技となっています。今年の問題は、武力紛争の発生時における宇宙活動の合法性を題材としたものでした。
【参加者のコメント】(学年はいずれも参加時点)
・堀部空さん(法学部1年)(日本語の部 被告1位、西村あさひ賞)
架空の紛争とはいえ、国を代表して弁論をするという経験はとても新鮮で、刺激的でした。大変なことも多々ありましたが、チーム内で上手く連携を取りながら準備に励んだことが、良い結果に繋がったと思います。書面作成や弁論練習に親身にご協力いただいたOB・OGの皆様や、先輩方に心より感謝を申し上げます。
・最住和世さん(法学部1年)(日本語の部 被告3位)
今回から初めて本格的に国際法を学習したので、自分の知識が至らない部分も多く、リサーチに苦戦しました。そのため、今回の私の受賞は周りの優秀なメンバーの力があってこそ獲得できたものだと感じています。今年は二つの大きな大会を控えているので今回での学びを活かして自分の学びを深めていきたいと思います。
・中田茜吏さん(法学部1年)(英語の部 原告3位)
宇宙法という未知の領域、そして英語弁論への挑戦は困難の連続でしたが、その分達成感もあり、挑戦してよかったと心から思っています。今回の賞は自分だけの力で受賞できたものではありません。リサーチや書面作成、弁論練習に共に励んでくれたチームのみんな、そして協力くださった先輩方、本当にありがとうございました。
・若林仁瑛さん(法学部1年)(英語の部 被告3位)
今回は宇宙法という分野と中立法という分野に関する問題でした。宇宙開発が進展し、国家間の複雑な関係性が宇宙にまで広がっている現在において、このような問題に取り組んだことは非常に有意義であったと感じています。初めての英語弁論、1年生だけでの大会参加ということでとても緊張しましたが、色々な方のご協力もあってこの様な結果を得られたことは非常に嬉しかったです。これを足がかりに今年度控える主要な大会でも成果をあげられるようより一層精進します。