このたびは東北大学法科大学院入学試験への受験ありがとうございます。2020年度3月末からの新型コロナウイルス感染拡大をうけて全国の大学・大学院が教育の提供について様々な制約を受けており、東北大学・東北大学法科大学院も例外ではありません。皆さんの進学先決定の参考にしていただくために、2020年度後期現在の東北大学法科大学院の授業の提供方法や感染拡大防止策の内容について説明したいと思います。
東北大学法科大学院では、教育理念に照らして、授業は対面式を中心に実施しています。対面式授業の割合は以下の通りです。
- ① 法律基本科目・必修科目(L1, L2の七法科目):対面式85%
- ② 全科目(必修科目・選択科目も含む):対面式75%
対面式を中心としている理由は、ソクラティックメソッドによる教育効果を実現するためには、同じくリアルタイムであっても、オンラインよりも対面式により直接に学生の反応を見ながら進める方が議論を深められることや、学生同士の学び合いの機会を保障できること、学修状況が順調でない学生を教員が認識してより効率的にフォローアップできること、筆記試験においてより厳格に成績評価できることなどです。 ただし、県外から来仙しなければならない非常勤教員の授業や配慮を要する学生が受講している授業等ではオンラインで実施しています。 また、この方針は、特に仙台地域の新型コロナウイルスの感染状況の変化によって変更となる可能性があります。現在、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東北大学の行動指針(BCP)」のレベル1の間は、対面式を原則とする方針をとっています。
そのほか、対面式授業を実施する中で以下のような感染予防策をとっています。
- 対面式授業では指定席制を採用し、各机に1名のみが着席し、ソーシャルディスタンスを保った環境を確保しています。
- 建物入口での検温、入退室の管理、換気や消毒など感染症対応を実施しています。
- 自習室、PC室等も感染予防策や入退室管理を徹底したうえで学生が利用しています。
- 体調不良等の欠席者には、法律基本科目については動画録画(一部はリアルタイム配信)、その他の科目も音声記録と教材によってフォローアップを実施しています。
そのほかご質問があれば専門職大学院係までお問い合わせください。
連絡先:専門職大学院係
law-pro
tohoku.ac.jp
TEL:022-217-4945