法学部の自主ゼミの1つである倶楽部国際法が、2025年2月14日~16日にかけて開催されたジェサップ国際法模擬裁判2025日本国内予選大会(主催:国際法学生交流会議)で、総合3位・原告書面2位に入賞しました。
ジェサップ国際法模擬裁判大会(Philip C. Jessup International Law Moot Court Competition)は、約100か国の約700の大学が参加する世界最大の国際法模擬裁判の大会です。国際法模擬裁判では、架空の国家間の紛争について、国際司法裁判所を想定した法廷で国際法に基づいた主張を戦わせます。原告と被告のそれぞれの立場でメモリアル(書面)を作成し、口頭弁論を行って得点を競う形で行われ、国際法の規則や判例の知識をもとに、いかに説得力ある法的主張を組み立てることができるかが問われる競技となっています。
今年の問題は、1つの国家において2名の人物が正統な大統領であると主張している場合の取り扱いや、気候変動によって沿岸国の海岸線が後退した場合に200海里の排他的経済水域(EEZ)の範囲も後退するのか、といった国際法上の論点を扱うものでした。
・倶楽部国際法代表 野口杏莉さんのコメント
本大会の問題は、気候変動やクーデターなど現実世界で起こっている事象と深く関わりがあり、非常に取り組み甲斐のあるものでした。大会を通じて多くの学びを得ることができたと感じています。また、例年は2年生が主体となるところ、今回は1年生も弁論者として参加するなど、俱楽部国際法として初の試みに挑戦しました。その結果、総合3位に入賞することができ大変嬉しく思います。さらに、後輩たちは3月中旬に開催される宇宙法模擬裁判大会にも出場予定です。今後の俱楽部国際法のさらなる活躍にもぜひご期待ください。