第69巻(2005年)

論説
金融市場における政府を越えた規制協力(1)(2・完) 上村直 1号 1頁
    2号 1頁
事業承継税制の現状 渋谷雅弘 1号 30頁
ベンジャミン・フランクリンにおけるコモン・マンの成立(2・完)
 ――Doing Goodの理論とネーション――
片山文雄 1号 67頁
仙台藩の奴刑(1)(2)(3・完) 吉田正志 3号 1頁
    4号 38頁
    5号 222頁
法的カテゴリの機能に関する覚書
 ――現代フランス契約法学にみる民法的な思考形式の一断面――
小粥太郎 3号 27頁
投資サービスレギュレーションと銀行規制(1) 松井智予 4号 1頁
不作為による従犯に関する一考察 岡本勝 5号 1頁
名義人の承諾と文書偽造罪(3) 成瀬幸典 5号 33頁
少年の訴訟能力と審判能力 山﨑俊恵 5号 67頁
在宅被疑者の取調べとその限界(2) 佐藤隆之 5号 88頁
未決拘禁の理論的根拠 豊崎七恵 5号 106頁
対質権と強制手続請求権を貫く基本理念 伊藤睦 5号 135頁
刑事判決理由の意義と課題 冨田真 5号 159頁
ジェンダーと人権
 ――ウィメンズ・ライツとヒューマン・ライツの間――
辻村みよ子 5号 185頁
職務発明と外国で特許を受ける権利について 西谷祐子 5号 249頁
「法体系の交代」理論をもとめて
 ――ケルゼン・ハート二つの革命論――
阿部信行 6号 1頁
私法の一般理論の成立条件
 ――意思自由論か行為自由論か――
筏津安恕 6号 31頁
カール・エンギッシュをめぐる断想 岡本勝 6号 61頁
国民概念に関する覚書 樺島博志 6号 90頁
妊婦の自己決定と生命の尊重 ――覚書―― 陶久利彦 6号 119頁
現代イギリス法における制定法解釈の一原型(1)
 ――Lord Hardwickeの法源理論――
芹澤英明 6号 147頁
規範衝突の解釈学
 ――道徳と法の衝突の実相をめぐって――
長谷川晃 6号 179頁
ウェーバーにおけるLegitimität概念の意味 柳父國近 6号 211頁
国際経済法からみた法務サービス規制 レンツ カール・フリードリッヒ 6号 246頁
講演
ドイツから見た中国の今古 ヴォルフガンク・ゼラート
樺島博志 共訳
西山千絵
2号 26頁
研究報告
抵当権に基づく賃料債権への物上代位に関する一考察
 ――ドイツ法を手がかりに――
中田英幸 2号 49頁
イギリス法における履行期前の契約違反 王冷然 3号 53頁
ドイツにおけるホーム契約の規制枠組
 ――解約の局面を中心として――
石畝剛士 4号 76頁
判例研究
民事判例研究(東北大学民事判例研究会)
  証券取引法の改正前に締結された損失保証契約の履行請求は認められるか
 ――公序の変化と法律行為の効力―― (山崎暁彦)
1号 136頁
  工事監理建築士の「名義貸し」と建築物の購入者に対する不法行為責任(陳 桐花) 1号 145頁
  不動産の共有者の一人が不実の持株移転登記を了している者に対し同登記の抹消登記手続請求をすることの可否(星野景子) 2号 87頁
刑事判例研究(東北大学刑事法判例研究会)
59 自殺させて保険金を取得する目的で被害者に命令して崖壁上から自動車ごと海中に転落させた行為が殺人未遂罪に当たるとされた事例(成瀬幸典) 2号 95頁
公法判例研究(東北大学公法判例研究会)
46 ストーカー行為等の規制に関する法律2条1項、2項、13条1項は、憲法13条、21条1項に違反しないとされた事例 ――ストーカー行為等の規制等に関する法律違反被告事件――(鈴木法日児) 3号 100頁
47 労働基準監督署長が労働者災害補償保険法(平成11年法律第160号による改正前のもの)23条に基づいて行う労災就学援護費の支給に関する決定と抗告訴訟の対象(米田雅宏) 3号 108頁
48 放送事業者がした真実でない放送により権利の侵害を受けた本人が放送法4条1項に基づき訂正放送を求めることができるかどうか争われた事案(田代亜紀) 4号 118頁
齊藤豊治教授略歴・著作目録
    5号 279頁
青井秀夫教授略歴・著作目録
    6号 273頁
雑報
    1号 134頁
4号 168頁