第63巻(1999年)

論説
仙台藩金銀出入取捌仕法の崩壊過程(1) 吉田正志 1号 1頁
判決の遮断効と争点の整理(1)(2) 渡辺美由紀 1号 31頁
    2号 99頁
日本の近代化の憲法的位相(3・完)
 ――個人・家族・国家をめぐる「統治」の再発見――
呉 yuh 1号 74頁
「国際組織法」の体系に関する一考察(5・完)
 ――「国際組織法総論」構築への予備的考察――
植木俊哉 2号 1頁
犯罪報道と適正手続の理念(1)(2・完) 渕野貴生 2号 42頁
    3号 92頁
東中欧民主化と市民社会論の射程
 ――近代ハンガリー史への視座を交えて――
平田 武 3号 1頁
条件付故意について(1)(2・完) 宮川 基 3号 35頁
    4号 39頁
1950年代議員立法と国会法改正 川人貞史 4号 1頁
ドイツ国際消費者契約法上の諸問題
 ――「強行法規の特別連結」に関する一考察――
西谷祐子 5号 1頁
中止未遂における刑事政策説の意義について(1) 金澤真理 5号 39頁
米国消費者信用法における抗弁権接続の法理(2) 花渕茂樹 5号 82頁
ローマ法における文書契約
 ――Thiloの研究の紹介として――
瀧澤栄治 6号 1頁
ザールブルクの城塞区と城塞支配権 櫻井利夫 6号 27頁
贖罪と刑罰のあいだ
 ――ヨーロッパ中世刑法史点描――
若曽根健治 6号 65頁
ヴァカリウスの婚姻論 直江真一 6号 111頁
シェロプシャの「悪党」
 ――訴訟記録にみるバスタード・フューダリズム――
北野かほる 6号 151頁
ルイ14世期における内顧問会議の破毀 吉原 秋 6号 192頁
独立前夜マサチューセッツにおける陪審裁判の一側面
 ――1771年2月12日付ジョン・アダムズの「日記」をめぐって――
大内 孝 6号 214頁
1899年チャプラン委員会報告書について
 ――イギリス老齢年金制度に関する議会資料の紹介及び検討――
小室輝久 6号 271頁
講演
法と裁判・行政と常識 林屋礼二 1号 116頁
研究報告
証結 ――清代中期における軽度命盗案件処理―― 鈴木秀光 4号 98頁
判例研究
商事判例批評(東北大学商法判例研究会)
78 宅配便業者の荷受人に対する責任と免責約款の第三者効(根本伸一) 3号 154頁
刑事判例研究
51 食品衛生法4条2号における「有害な物質」を含むとされた事例(永井善之) 1号 143頁
公法判例研究
34 日本国民たる住民に限り地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権を有する者とした地方自治法11条、18条、公職選挙法9条2項と憲法15条1項、93条2項(布田勉) 2号 146頁
知的財産関係判例批評
  完成品の部分に付した商標について侵害の成立を認めた事例
 ――パチスロ機事件――(蘆立順美)
2号 152頁
  先使用権の効力は改良した装置にも及ぶか
 ――便座カバー製造装置使用差止仮処分事件――(蘆立順美)
3号 163頁
小山貞夫教授略歴・著作目録
    6号 304頁
雑報
    1号 152頁
4号 136頁