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ジェンダー法・政策研究叢書第10巻
『ジェンダーの基礎理論と法』(辻村みよ子編)

本

 研究成果をまとめた「ジェンダー法・政策研究叢書」(全12巻)を出版する計画を実施し、第10巻『ジェンダーの基礎理論と法』を東北大学出版会より平成19年9月10日に刊行しました。

東北大学出版会(2,200円+税) 全国書店にて好評発売中です。

[問い合わせ先] 東北大学出版会 http://www.tups.jp
TEL.022-214-2777 FAX.022-214-2778 E-mail:info@tups.jp

目次

はしがき 辻村みよ子
第一部 ジェンダーとセックス ──性差をめぐる学際的研究の成果と課題
  第1章 ジェンダー概念の有効性について 江原由美子
  第2章 ジェンダー概念の意義と効果 上野千鶴子
  第3章 進化生物学とジェンダー 長谷川眞理子
  第4章 セックスとジェンダー,そして男女共同参画 束村博子
  第5章 遺伝子と性差 ──医療現場から 和田裕子ほか
  第6章 女性と高齢者介護問題に関する疫学的アプローチ 大森 芳
坪野吉孝
  第7章 スポーツする身体とジェンダー 井谷惠子
第二部 ジェンダーとフェミニズム ──女性の地位・権利をめぐる歴史的・思想史的研究の成果と課題
  第8章 古代ギリシアにおける家(オイコス)の継承
──後継者確保のための法制と慣行
桜井万里子
  第9章 オランプ・ドゥ・グージュと女性の人権
──フェミニズムと人権論の源流
辻村みよ子
  第10章 メアリ・ウルストンクラフトと女性の人権 梅垣千尋
  第11章 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの今日的意義
──「女であること」と「女性の権利」
井上たか子
  第12章 公/私区分の再定義 田村哲樹
  第13章 フェミニズムの思想を稼働しつづけるもの 竹村和子
第三部 ジェンダーと法 ──ジェンダー法学・フェミニズム法学の方法と課題
  第14章 フェミニズムと法・国家論 岡野八代
  第15章 ジェンダー法史学の課題と展望 三成美保
  第16章 ジェンダー法学の意義と課題 辻村みよ子
  第17章 憲法学とジェンダー研究 中里見 博
  第18章 ドメスティック・バイオレンスをめぐる法政策
──「人権アプローチ」と「福祉アプローチ」
小島妙子