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ジェンダー法・政策研究叢書第5巻
『セクシュアリティと法』(齊藤豊治・青井秀夫編)

本

 研究成果をまとめた「ジェンダー法・政策研究叢書」(全12巻)を出版する計画を実施し、第5巻『セクシュアリティと法』を東北大学出版会より平成18年3月31日に刊行しました。

東北大学出版会(2,200円+税) 全国書店にて好評発売中です。

[問い合わせ先] 東北大学出版会 http://www.tups.jp
TEL.022-214-2777 FAX.022-214-2778 E-mail:info@tups.jp

目次

はしがき 齊藤豊治・青井秀夫
第一部 セクシュアリティと生殖をめぐる基礎理論

第1章 人権の基礎理論とセクシュアリティ


I ジェンダーと人権──ウィメンズ・ライツとヒューマン・ライツの間 辻村みよ子


II 女性の自己決定権──買売春における性的自己決定権を考える 若尾典子


III 憲法解釈とフェミニズムの視点──ポルノグラフィー論を素材として 田代亜紀


IV 米国における反ポルノグラフィ公民権条例──違憲判決の検討を中心に 中里見博

第2章 生殖と医療をめぐる基礎理論


V 人工妊娠中絶と人間生命の価値 早川のぞみ


VI 着床前診断に関する一考察 石川友佳子


VII フランスにおける「子供を持つ権利」に関する議論状況 佐藤雄一郎
第二部 性と暴力をめぐる法と政策

第3章 性暴力・性犯罪に関する法と政策


I 性暴力犯罪の保護法益 齊藤豊治


II 「性的自由に対する罪」に関する基礎的考察 成瀬幸典


III ドメスティック・バイオレンスと法──DV法と親密圏におけるパラダイムシフト 小島妙子

第4章 性暴力・性犯罪に関する比較法研究


IV 刑事手続における性犯罪被害者の権利──アメリカにおけるレイプ・シールド法をめぐる議論を手がかりとして 伊藤睦


V 刑法における性犯罪規定と性犯罪加害者対策・被害者対策に関する一考察──スウェーデン2005年性刑法全面改正を手がかりとして 矢野恵美


VI 男性中心的な韓国刑事司法に対する批判──女性の声はどのように反映されるべきか ツ國
(蘇恩瑩訳)


VII ドメスティック・バイオレンスの刑事手続──訴追領域における対応の在り方を中心に 白井諭


VIII アメリカ検察官の主導・教育を通じた「女性に対する暴力」への対抗 ジェニファー・ロング
(白井諭訳)