2005年度の記録 >> ジェンダー学(全学教育科目・総合科目)の開始
ジェンダー学(全学教育科目・総合科目)の授業を開始しました。
授業の目的と概要
21世紀の社会は、性に基づく不合理な差別のない社会、男女が自律して能力を発揮できる社会であることが目指されています。そのような社会を形成するために、大学の教育科目等で学ぶべきことは多いと考えます。この講義では,男女共同参画社会基本法のもとでの男女共同参画に関連する諸法律の内容やジェンダー平等の現状などを国際法・国際政治・憲法・行政法・労働法・民法・刑法・教育学の観点から解明し,今後の男女共同参画推進の課題を明らかにすることをめざして参ります。
学習の到達目標
国際社会や日本における男女共同参画の現状と理論的課題を分析し,21世紀のジェンダー平等な社会を築くための法律問題を習得することを目標といたします。
授業の内容・方法と進度予定 | ||
第1回 |
4月12日 | 開講にあたって「男女共同参画社会の法とジェンダー」 辻村みよ子(教授)・齊藤豊治(教授) |
第2回 |
4月19日 | 「国際法とジェンダー:女性差別撤廃条約の意義と課題」 植木教授(教授)・中島淨美(COE研究員) |
第3回 |
4月26日 | 「国際政治とジェンダー:戦争遂行における性差の道具化」 上野友也(学術振興会特別研究員(COE)) |
第4回 |
5月10日 | 「日本の政治とジェンダー」 川人貞史(教授) |
第5回 |
5月17日 | 「日本国憲法とジェンダー:平等原則と自己決定権」 佐々木くみ(COE研究員) |
第6回 |
5月24日 | 「表現の自由とジェンダー:ポルノグラフィーをめぐって」 田代亜紀(学術振興会特別研究員・大学非常勤講師) |
第7回 |
5月31日 | 「行政法とジェンダー」 飯島淳子(助教授) |
第8回 |
6月7日 | 「江戸〜明治期の結婚と離婚」 吉田正志(教授) |
第9回 |
6月14日 | 「労働法とジェンダー」 柴田洋二郎(COE研究員) |
第10回 |
6月21日 | 「ジェンダーと教育」 犬塚典子(COE研究員) |
第11回 |
6月28日 | 「家族とジェンダー」 水野紀子(教授) |
第12回 |
7月5日 | 「刑事法とジェンダー」 齊藤豊治(教授)・矢野恵美(COE研究員) |
第13回 |
7月12日 | 「DV法の現状と課題」 矢野恵美(COE研究員) |
第14回 |
7月19日 | 「企業社会とジェンダー」 松井智予(助教授)・イザベル・ジロドウ(COE研究員) |