インターネット上のLegal Research (法学者による検索)


(注意)このテキストの利用はインターネット上に限る.それ以外の利用については, 著作者の明示の許諾を得ること.また,演習の期間中(及びその後も), 頻繁に改訂されているので,常に最新版を利用すること.

1998.4.17初出

このファイルの最終更新時刻: Wednesday, 09-Jan-2019 21:14:48 JST




アメリカ法研究者の検索

1998年度大学院英米法演習II「インターネット上のリーガル・リサーチ」 (Legal Research on Internet)は、 法学者・法律専門家との情報のやりとりを中心に行なう。

前年度までの演習でとりあげた、インターネットの基本的な利用方法 はすでに習得していることを前提にする。

インターネットを用いたlegal researchで最も重要なことは、 情報の信頼度、確実性を見極めることだろう。 情報自体は不足しているどころか、ほとんど洪水のように溢れている。

そのようなインターネット上の法律関係の情報の中でも 最も信頼できるもののひとつが、 法学者の個人ページだと思われる。

JURIST

アメリカ法の法学者の個人ページへのリンク集としては、
Findlaw Jurist[www.findlaw.com]
および、このもとになっているページ JURIST :The Law Professors on the Web by Prof. Bernard J.Hibbitts[www.jurist.org] が参考になる。



ロースクールのFaculty Membersページ

多くのロースクールのWeb Pageには、Faculty Membersの紹介ページがある。 最近では、研究者の関心領域や講義のシラバスだけでなく、論文一覧を紹介してい るところが増えてきた。 また、雑誌論文のダウンロードを可能にしていたり、 雑誌に発表する前の論文草稿を発表している研究者もいる。
アメリカロースクール協会[www.aals.org] 等のページからその所属しているロースクールのページを検索していけばよいだろう。



Cybercourse

最近では、講義のシラバスや講義案をインターネット上で公開するだけでなく インターネット上で直接講義を行なう法学者が現れている。

●Harvard Law Schoolの Prof.Arthur R.Millerは、 1998年2月、「Cybercourse on Privacy in Cyberspace」と題するロースクール式の講義を インターネット上で開始した。インターネットに接続できる世界中の者 がここに登録すると、 12週間にわたってソクラテスメソッドで双方向的に講義が行なわれる という仕組み。
同じような試みは下記のように他の教官によっても続けられている。

[参考]
ハーバードロースクール--The Berkman Center for Internet & Society [cyber.harvard.edu]
同オンライン教育のページ
Harvard Law School関連講義のページ

●カナダの University of Ottawa Law Schoolの Prof. Michael Geistは、 LEXIS-NEXIS For Law Schools において、インターネット上で、 Web Lectures を公開した。 これは、法学教育のために考案されたリンク集であり、リサーチの道具、ケース ブック、演習といった様々な機能を兼ね備えている。

その後、LEXIS-NEXISでは、ロースクールの教員と協力して、 オンライン上でシラバスや教材の配布を行ったり、discussion groupsを管理し たりする LEXIS-NEXIS Web Coursesサービスを始めた。

Blogs

法学者の主催するblogには、最新の法律情報が満載されている。

論文検索

DigitalCommons(University of Maryland School of Law) その他多くの大学のレポジトリでは、デジタル化されインターネットで自由に取得できる法学論文を収集している。

論文検索については、最近では、 Google Scholar in Englishが非常に便利な検索エンジンとなっ ている。研究者の論文検索だけでなく、アメリカ法の判例検索としても使える。

Social Science Research Network(SSRN) [www.ssrn.com]の論文データベースには、出版される前のworking papersの 類が含まれているので大変参考になる。

SSRNの一部である、 法学関係研究者のための Legal Scholarship Network(LSN) は、最新論文の宝庫で あって、現在の学界の動向を知るために欠かせないサイトとなっている。


法学者のページの例

以下は、アメリカのロースクールで研究教育活動を行なっている 法学者の個人ページへのリンク集の一例である。(私自身がよく見に行くページ をアルファベット順に並べたもの)


[課題]
  1. どれか検索エンジンのページにアクセスして、 自分の専門分野の研究者の名前を入力してみなさい。
  2. JURIST(The Law Professors' Network)にアクセスし、 自分の専門分野の法学者の名前を使って検索してみなさい。
  3. これらの法学者のWeb Pageを参考にして、自分の専門分野でなんらかのテー マについて小論文を書き、Web Pageの形態にしなさい。

[参考]


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