2006年04月21日
tax refund
今年のtax filingも無事終わったのですが――途中まではCITIにSSN申請してなくて源泉徴収されていた分が返ってくる――，日本からちょっと嬉しいニュースが。
以前，J-1だと日米双方から課税されない（日本では非居住者扱い＋USでもJビザのおかげで非居住者扱い）はずなのに，公務員の場合は，日本からの給料に所得税がかかってしまう，そして，国立大学は独立行政法人になっているはずなのに，見なし公務員扱いで東北大からの給料から所得税が源泉徴収されている，納得行かないーと書いた記憶があるけど（私大の人の場合は，こういうややこしい話は起こらず，日本で支払われた所得に日本の所得税はかからない），最近，「実はあの課税扱いは間違いでした」ということで，去年払った東北大からの給料分の所得税が還付されるとのこと。
数十万単位で臨時収入（もちろん，ホントは違うけど...)があることになるので，がっぽ使います。うははははは。
Canon 30DかNikon D200が欲しいなぁ，という気もあるけど（長く使っているKissDにもいくつか不満な点があるので），とりあえずは旅行でしょ。お金がかかるところと言えば：
- Easter Island
- Galapagos Island
- CanadaとかUS国内とか
Galapagosは，この前のペルー旅行で，ミニチュア版みたいなものを見たので，ここはやはり，遺跡（？）のある，イースター諸島か。ごく一部の宮城県民には，志津川（だったっけ？）にあるこれ
でお馴染みでもありますが。
LPで調べてみたけれど，ガラパゴスほどではないにしろ，結構お金かかります。まず，Santiagoまでのフライトが結構高い。800ドルくらいからあるかな，と思って探してたら，1000ドル超える！ SantiagoからEaster Islandまでの往復フライト(週に往復4便しかない)も700ドルオーバーです。Lan Chileの独占，許せん！という感じ。Lan ChileのSouth America Passみたいのを使うとちょっと安上がりになるみたいですが。ついでに，どうせなら，マゼラン海峡とケープ・ホルンまで行ってみたい（これは，ただ単に「行った！」という話のネタになるだけになりそう...）のですが，南半球だと冬だから寒いかなぁ。
CanadaとUS国内に関しては，New Orleansに行ってCajun食い倒れをしたかったのですが，Katrinaであんな状況になっているので，どんなものかと。夏のカナディアンロッキードライブツアーあたりが狙い目かな。誰か一緒にシェアしてくれる方いませんか？
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 09:39 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2006年04月17日
fund
科研費内定通知が来ました。
うはははは。これで，研究費の連勝記録は，まだ続きます。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:02 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2006年04月07日
ingredients
お前もやって見ろと言われて，やってみました。あれです，あれ。
もりたはつるの成分解析結果 :
もりたはつるの61%は知恵で出来ています。
もりたはつるの30%は夢で出来ています。
もりたはつるの5%は小麦粉で出来ています。
もりたはつるの2%は運で出来ています。
もりたはつるの1%は根性で出来ています。
もりたはつるの1%は純金で出来ています。
.........
.........
...........
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 20:18 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2006年02月28日
manuscripts
そろそろ，師匠還暦の原稿書き始めないとやばい，と気付いたので，着手。
それと同時に，もう1本，書こうとしている（＝調査開始）ペーパーがあって，タイトルはズバリ，
「通説・多数説・少数説・有力説」
半分ネタなのだけども，結構まじめな内容なので，投稿先は，どこにしようか，と迷う（というか，公表を考えるな，という説もある）。民商にはふざけすぎてるから，法学行きかな...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:57 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (4) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2006年02月22日
adjunct
東北の庶務から，次のようなメールが来たので
経済学部より下記のとおり非常勤講師の委嘱依頼が来ております。
承諾の有無について、お教え下さい。担当科目：社会法
担当時間数：３０
期間：Ｈ18.10.2～Ｈ19.2.28
うしゃ，とばかりに，次のような返事を書いた。
その科目については，ほとんど知らないので，拒絶してください。
そしたら，
先日お送りしたメールの内容に誤りがありました。
「担当科目：会社法」が正確な科目名でした。
申し訳ありませんが、こちらで改めてお知らせください。
よろしくお願いします。
むぅ.... 残念。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 19:33 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2006年01月18日
writing papers
僕の執筆速度は，同年代の平均よりは，やや上らしいのだけれど，その原因は，多分，次のようなところにある。
- 依頼された仕事は基本的に全て蹴る
- 自分で書きたいものだけ書いて，自分から投稿する
これが基本原則。特に，新法解説とか法学教室向けとか一般向け解説とか教科書執筆とか，依頼は蹴る。自分が思いついた新しいアイデアを書くわけではないから，書いていてそんなに楽しいものでもない。それに，そういうのは，僕以外に，書きたいと思っている人がどこかにいるだろうから，そういう人に書いてもらえばいい。どこかにサプライはあるでしょう。書くのは，仕方ないルート（笑）から頼まれた場合のみ。
代わりに，自分の好きなことだけ書いていれば，それは，仕事の効率上がるでしょう，というのが基本枠組み。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 19:22 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年12月24日
TOB & industrial regulation
ある人（←内容と文体でばれるという説もある）から，こういうメールが来た：
証券取引法上の株券公開買付けにつき、事業規制法規中に特例を設ける（放送法上、放送事業者たる株式会社のＴＯＢについて総務大臣の許可を要するものとする等）といった立法論について、何か問題点、感想があればお聞かせ下さい。
（そもそもＷＴＯルール上可能かという問題もあるが）
WTOルールはよく知らないので措いておくとして，会社法上は，どういうルールにしようといいんでないの，というのが「法律上」の回答だろう。政府がvetoを持つ場合はしばしば見られるし（その極端な例が「国有企業」），そもそも会社なんて法が認めた上で初めて成立するものなのだから（←正人先生的発想），どういうルールにしようと基本的に自由なはずだ（憲法29条系の問題はともかく）。
それと，もう一つの問題は，規制を設けるとして，どの段階で規制を及ぼすか，という点。免許事業の場合，最初の認可時のみならず，change of controlの場合にも，認可の際と同様の審査を受けなければならない，となっているのが普通のような気がする（少なくとも，僕が前に調べたUSの信託事業規制や銀行規制はそうだった）。それと同レベルの審査が「総務大臣の許可」の発動要件であるならば，追加的にそのような特例を設ける実質的意味はない。そうだとすると，そこに言う「特例」は，そういった認可時の審査と同等のチェックではなく，より大きなフリーハンドを与える，という意味なのか？
けれども，それが「政策的に」望ましいかどうかは，もちろん別問題。
第一に，どういう条件で特例が発動されるのかにもよるけれど，こういったルールは，放送事業者について，フリーハンドを持つ総務大臣etcの意向に従うインセンティヴを強く生じさせる法ルールになりかねない。例えば，極端な話，全ての放送事業者がNHK（というか，非中立的？）になるなんて状況がうれしいだろうか。
第二に，TOBについてだけより強い特例を設けるということは，TOBを通じた新規参入についてのみ高いbarrierを設けることになり，既存事業者維持status quoへの強い指向を生む。これだけ変化の早い社会で，それが望ましい政策かどうかは，かなり怪しい。TOBについてのみ，他と区別して扱う根拠がよく分からない。
PS. にしても，憲法学説は，未だに，「電波は有限だから...」とか言っているのだろうか。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 00:37 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (3) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年12月22日
follow-ups
昨日の内容の補足。
その1。
Winter Qの予定だけれど，
35000 EMPIRICAL MICROECONOMICS (Heckman)
This class focuses on using economic theory and econometric methods to evaluate and forecast economic policies. In 2004-05, the course will focus on (a) evaluating education, job training and skill formation policies including policies directed toward young children; (b) evaluating labor market and product distortions and market reforms; (c) cost benefit analysis in partial and general equilibrium settings. The course emphasizes heterogeneity among agents and grounding macromodels in microdata.
をとるやも。シラバスが去年(2004-05)のままだよ！
その2。
self-selection云々をチェックするために，試しにOLSしてみた結果は次の通り。といっても，これだけ見ても，もとのquestionnaireを見ないと分からないけれど（笑）。q34, q38, citysizeのsignは直感にあっているんだけれど。ちなみに，OLSじゃなくて，ordered probit/logitしてみたら，convergeしなかった。
Source | SS df MS Number of obs = 1398
-------------+------------------------------ F( 29, 1368) = 6.54
Model | 194.988987 29 6.72375817 Prob > F = 0.0000
Residual | 1407.35794 1368 1.02877042 R-squared = 0.1217
-------------+------------------------------ Adj R-squared = 0.1031
Total | 1602.34692 1397 1.14699136 Root MSE = 1.0143------------------------------------------------------------------------------
q28 | Coef. Std. Err. t P>|t| [95% Conf. Interval]
-------------+----------------------------------------------------------------
q33 | -.0355979 .0655119 -0.54 0.587 -.1641126 .0929168
q34 | -.0135354 .0023235 -5.83 0.000 -.0180935 -.0089774
q35 | -.0686305 .0406351 -1.69 0.091 -.1483444 .0110834
q36 | -.0045693 .0035037 -1.30 0.192 -.0114425 .002304
q38 | .0797487 .0322043 2.48 0.013 .0165735 .1429239
q41 | .0029098 .0088181 0.33 0.741 -.0143886 .0202082
occupation1 | .1768633 .7285164 0.24 0.808 -1.252267 1.605994
occupation2 | .351741 .7238314 0.49 0.627 -1.068199 1.771681
occupation3 | .9412269 .7563023 1.24 0.214 -.5424111 2.424865
occupation4 | .3378645 .733857 0.46 0.645 -1.101742 1.777471
occupation5 | .3682377 .7309054 0.50 0.614 -1.065579 1.802054
occupation6 | .5518859 .723846 0.76 0.446 -.8680824 1.971854
occupation7 | .2375824 .7260803 0.33 0.744 -1.186769 1.661934
occupation8 | .4556109 .7253166 0.63 0.530 -.9672424 1.878464
occupation9 | .0253105 .7708943 0.03 0.974 -1.486953 1.537574
occupation10 | .4671936 .7227552 0.65 0.518 -.950635 1.885022
occupation11 | .2784078 .72294 0.39 0.700 -1.139783 1.696599
occupation12 | (dropped)
occupation13 | 2.241044 1.244881 1.80 0.072 -.201039 4.683126
citysize | -.0478251 .0210287 -2.27 0.023 -.0890772 -.0065731
iregion1 | (dropped)
iregion2 | .1384803 .1578938 0.88 0.381 -.1712598 .4482204
iregion3 | .0929231 .1413621 0.66 0.511 -.1843869 .370233
iregion4 | -.0927823 .1737972 -0.53 0.594 -.4337201 .2481556
iregion5 | -.1511561 .1736426 -0.87 0.384 -.4917906 .1894785
iregion6 | -.0873185 .1543214 -0.57 0.572 -.3900508 .2154138
iregion7 | .0132282 .1486268 0.09 0.929 -.2783329 .3047893
iregion8 | .0373025 .1632893 0.23 0.819 -.283022 .357627
iregion9 | .0088165 .2007419 0.04 0.965 -.3849787 .4026118
iregion10 | -.0485014 .1653433 -0.29 0.769 -.3728553 .2758525
iregion11 | -.2587781 .1747372 -1.48 0.139 -.60156 .0840038
_cons | 2.358717 .7645185 3.09 0.002 .8589613 3.858473
------------------------------------------------------------------------------
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 22:37 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年12月21日
allowing for self-selection bias
東北大でやっている，男女共生参画COEのサーベイリサーチが送られてきたので，ぱらぱらと見てみた。
まずはquestionnaireの作りがよろしくない。Rachinskiの授業でやった「こういうのやっちゃだめだよー」という地雷を踏みまくっているすさまじい質問票だ。作成者が多分あの人だと思うのだけれど，社会学や心理学の人から応援をもっと借りて作った方が良かったのではないでしょうか。応援借りていてこれだと，救いようがないけれど。むぅ。
それと，データをStataで回してみたのだけれど，これはかなりself selectionが入ってますね。やはり，個人情報保護法は，こういったsuvey questionnaireに対して，biasを増大させたというべきだろう。self selectionとくれば，econometrics的には，Heckman's two-step (Heckit)の出番なわけだけれど（あぁ，懐かしのinverse Mill's ratio...），first stepのprobitで使うinstrumentがあるか，というのが微妙。questionnaireの質問項目が，作成者のあの人の指向を反映してか，思いっきり偏っているのだ。それに，Heckitだって，participation ratioをfirst stepのprobitで推定するわけで，それが正しいという保証は必ずしもない。
まぁ，そもそも，ECON的には，こういった「意見」調査というのは不得手で，「行動」の方が分析しやすい。そうなると，SOCIの山口先生でやったばかりの，odds-ratio分析で行くしかないのかなぁ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 19:40 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年12月15日
during the flight
During the flight from O'Hare to Denver, I was making a power point file, which I am going to use at an lunch presentation of the Japanese Law Association (UofC LS). I seemed to be weird because the people around me, who are GSB studnets, had just finished their finals (I'm coming Vail with the GSB ski club and the group is almost 100 people). As I did in last year, I am asked to make one presentation, which comes in January.
This is what I made tentatively. It is a another version of my "public comment" empirical study -- I changed the regression framework from probit to OLS (LPM), because OLS is easy to interpret. Although LPM has several problems, such as bias, predictions over 1 and under 0, and so on, I have decided that the ease of interepretation comes first when you need to talk before law the law students, who are not familiar with econometrics. Also, I added some regressions of subset of the data, which I believe enhance the understanding of the points. I'd appreciate any comments on the draft. Thanks.
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 19:07 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年11月17日
cite
うーむ。
http://www.civillaw.com.cn/weizhang/?id=20535
http://www.chinalawedu.com/news/2005/2/ma6120475229612500217328.html
僕は中国語できないけど，「森田」で検索かけると...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:39 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年11月05日
merger
ちょうど，taxのcaseの宿題をやっていたところだったので，三菱UFJ合併で差益1400億円＝10―12月期連結で計上―トヨタの記事に，一瞬「あれ？」と思ってしまった。
もちろん，記事が正しい。tax accountingとfinancial accountingが全然違ってくるところだから。でも，このタイミングでfinancial accountingが差益を報告してしまうのは，ちょっといかがなものかという気がしないでもない。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:58 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年11月01日
vertical/horizontal
パブコメ・ペーパーの初校が民商から届いたのだけれど，文中の数字が全て漢数字になってしまっている。
縦書きなのでしょうがないといえばしょうがないのかもしれないけれど，何か間が抜けていて読みにくい。何せ，coefficientsの解釈をいろいろとやっているので，例えば，「-0.432」とかいう感じの数字が，「－〇・四三二」（←ドットでなくて，ナカグロ）となって縦書きの文章の中に頻出するのですよ。算用数字のまま，横にして並べてくれた方が読みやすかったような気がする。でも，全部校正で直すのもあまりに面倒なので，読者の方には申し訳ないけれど，このままでgo...
横書きにしてくれないのかなぁ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:45 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年09月30日
Anti-Takeover Defense
日本から新しい本が送られてきたので，宣伝。といっても，どれだけ売れようと，僕の原稿料に変化はないはずなのだけれど。
別冊商事法務no. 289『企業買収をめぐる諸相とニッポン放送事件鑑定意見』
（まだ，商事法務の新刊情報には出てない。なぜか）
僕の「ファイナンスから見た企業買収」（ほんのちょびっとだけ，旬刊商事法務掲載時から修正が入っています）も，入っています。
他の人のように具体的な法規制について述べるのではなく，抽象的なバックグラウンドについて議論したものであるためか，かなり前の方に掲載。落合還暦のときのように，「こいつの論文どう分類したらいいか分からないから，税法よりも後ろで一番最後だ，えーい！！」という扱いは受けていません（笑）。まぁ，次の江頭還暦も，一番最後への掲載を狙っているんだけれど。
にしても，このテーマ，書いている方はいい加減飽きてきているのだけれど（というか，最初の1つ目（商事法務でびゅう作）の時点で，「もう二度とこのテーマは書くまい」と思っていた），日本ではまだまだ盛んみたいですねぇ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 14:25 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年09月09日
Re: public comment
「パブコメってどーよ？」が，民商に採用となりました。よしゃー。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 18:10 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年08月18日
SD
そういえば，security designですが，民商編集部が修正個所のリストを送ると言いつつ全然送ってこないので，とりあえず，修正前バージョンをちょっと前から一般公開してます。
普通，referee reportを書く際に，同時に，「ここが修正必要」というのは自動的に出てくるもんだと思うのだけれど...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:28 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年08月11日
"pre test"
日本から，司法試験プレテストとというものが送られてきたので，あら探し（笑）。private lawの論文だけ。んで，第2問は民訴なので，第1問のみ。
問1
表見代理か使用者責任かのどっちか。両者の効果が微妙に違う，っていうのは手形法の授業でよくある話。裁判官心理としては，表見代理肯定はdrasticなので，使用者責任＋過失相殺が落としどころなのかもしれない。
(a)→5億円の現金を手渡すってあり得ないでしょ。振込か小切手だよ。
(b)→自分でビジネスを経営していて（タイプにもよるけれど），為替リスクのことも分かっていて，何でcertificateを確認しないかな。責任肯定でも過失相殺ばっちしになる可能性大。
(c)→これが一番plausibleなパターンのような気が。
あと，どれで行っても，X2は因果関係で落ちるリスク高し。
問2
Fって「ふぉりうち」先生ですか？ 違うか。単にアルファベット順。
でも，この人を委員会メンバに入れてないってことは，コンプライアンスより経営戦略的助言のための社外のような気が。専門も金融論だし。コンプライアンス強化で社外を入れる典型的パターンは，元検察官とか弁護士とかでは？ 経営学者は...（以下自粛）
大和銀行事件の商266-3（今は条文番号違うか）バージョンという趣き。266でなくて266-3だから，責任制限がないんだなぁ。とはいえ，金を持ってないであろうF教授を訴えるとは，"deep pocketをねらえ"のstrategyからすると，無駄なことこの上ない。「社会正義」に燃えるお方が，「社外に就任しながら仕事せんのはけしからん」と訴えるのなら分かるけれど... もしくは，社会全体のために，取締役に適正なインセンティヴを設定しよう，というaltruisticなお方か。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:12 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年08月01日
accept + pending
民商に投稿していた「SDサーベイ」は，修正の上acceptになりました。同じく民商に投稿していた「パブコメってどーよ？」の方は，時間切れで検討が終わらず，9月の編集会議まで店ざらしだとのこと。
書いた本人としては，結構意外な結果。むしろ，逆になるかと予測していました。
つまり，「パブコメってどーよ？」の方が，読んでいてはるかに面白い。先行研究は全くなくてオリジナリティはあるし，話題もタイムリー。これに対して，SDサーベイは，ただのサーベイだから，新規性は全くないし，知っている人にはどうでもいい話。
referee reportの書き方を教えられる際に，primaryな基準が「読んでおもしろいか」「そのペーパーを自分も書いてみたかった，やられた，と思うか」という点だ，というのはどの人も繰り返し言うけれど，その基準に従うなら，「パブコメってどーよ？」の方が通りやすいと思っていました。オリジナリティに対する評価が違うのだろうか？ 内容的にも，LevittがFreakonomicsで書いているように，「データは語る」で，面白いと思うのだけれどなぁ...
そうすると，問題はフォーマットかもしれない。PoliSciやEconometricsのペーパーの一般的な作法（イントロ・先行研究→データセット→econometricモデル→ディスカッション）にのっとって書いたのだけれど，編集委員の中に読んで分かる人がいなかった，とか。でも，JLS(Journal of Legal Studies)やJLEO(Journal of Law, Economics, and Organization)とかだと，もっとrigidなものもあるから，この程度は全然ぬるいはず。マニアックな統計手法も使ってないし。
にしても，9月というのは随分先の話。普通のjournalだと，exclusiveなsubmissionしか認めないけれど，民商にはそういうルールはないみたいなので，他の雑誌に投稿してしまおうか，と考えたくなる。
といっても，多少でもフォーマルな作法で書かれたペーパーを投稿する先が法学系では存在しないのが頭が痛い。さすがにジュリストやNBLには気が引けるし（ジュリストは字数制限が厳しすぎるのも難点），だからといって，政治系にどんなジャーナルがあるのかは，よく知らない。悩ましい。
データセットがオリジナルなので，他のペーパーに抜かれる可能性はさほど大きくはないけれど，不安ではある。ダメならダメとさっさと言って欲しい。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:54 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年07月16日
perspiration
血と汗と涙の結晶です。予定よりちょっと早めにできました
「パブコメってどーよ？」
例によって例のごとく，WIPでパスワードかかってますので，「読んでコメントしてみたい」という方は，パスワード請求してください。
これ，予定より早く今朝のうちに書き上がってしまったので，今日の午前中はdowntownに買い物。roadbikeの後輪ブレーキのワイヤが伸びたのか，引きしろが大きくなっていたので，ブレーキの位置を調整しようと，六角レンチ購入目的。
まずは，VillageCycleCenterに行ってみる。前に一度行ったときは，ダウンタウン経由で行ったのだけれど，今回は，LakeShore直通でチャレンジ。これまではいつも，LakeShoreはGleacherで降りていたのだけれど，今回，初めてそれより北に行ってみる。
すばらしい！ ビーチですよ，ビーチ。Hyde Parkあたりのしけたビーチとは違って，Skyscraperを背景にしたきれいなビーチが並ぶ。土曜日の午前ということもあって，人もいっぱいで，roadbikeをかっとばすにはちょっと危険を感じるくらいの混み具合。Chicagoにこんなきれいな景色があるとは知らなかった。このあたりのLakeshoreは，車で通過するよりも，海沿いをジョギング・散歩・自転車で通過する方がはるかに楽しい。今度，Hyde ParkからLincoln Parkまで，roadbikeで行ってみよう（多分1時間くらい？）という気にさせられる。
ところが，Village Cylcleには，高価な六角レンチ(Hex Wrench)しかなかったので，予定を変更して帰りにTarget（Clark 1000Sくらいにあるやつ）でゲット。4ドルだった。帰ってきて，後輪ブレーキのワイヤ位置調整。これで引きしろが正常に戻りました。めでたしめでたし。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:48 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (1) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年07月11日
bankrupt debtor
public commentのデータベース集計作業は未だ継続してまるけれど，その中でちょっと気になった点その2。
現代化要綱の中で，破産者（復権前）の者に取締役の資格を認めないというルールを廃止してはどうか，という意見に対して，「破産者に会社経営を認めるなんて言語道断」といったタイプのコメントが非常に多い。
どうしてそういう発想がわいて出てくるのか，理解しがたい。
倒産法の授業の一番最初で言われるように，倒産者には2タイプある：
- 運が悪かったタイプ
- 能力がないタイプ
前者については，別に倒産者だからといって会社経営能力がないというわけではなく，彼らの会社経営参加を禁じるとしたら（もっとも，細かいことを言うと，別に取締役に就任しなくても，経営委任とかでくぐり抜ける手はいくらでもあるので，そもそもこういった規制おくことにどれだけの意味があるのかよく分からないのだけれど），その分だけかえって社会的にマイナスにすらなる可能性がある。その人が特定の資産を有効に活用できるspecificな能力を持っている場合は，特にそうだ。
能力がないタイプについても，果たして彼らに取締役就任を認めることで，どれくらいの「害」が発生するというのだろう？ まず，従来から取引のあった取引債権者たちは，当然「倒産」というhistoryを知っている。新たに取引に入る債権者も，新規取引の際には何らかの信用調査をするのが普通だ。その過程で，「倒産」というhistoryの存在は当然知るだろう。それらのリスクを知った上で取引に入りたいという取引相手のオプションを否定することの方がかえってコストが大きいように思う。
そして，仮に，能力がないタイプについて社会的コストがかかるとしても，取締役資格を認めないことが望ましい，と主張するためには，
運が悪かった者の参入を制限することで生じるコスト ＜ 能力がない者が取締役に就任することで発生するコスト
という不等号が成り立たなければならない。これは，それぞれのタイプのパーセンテージと個別のコストの大きさによって決まるけれど，僕には不等号は逆になると考えた方が自然なように思える。
もう一つの可能性として，破産者の取締役就任資格を奪うことで，penalize or stigmatizeすることを考えているのかもしれない。
けれども，まず，この戦略は，当該penalization/stigmatizationの対象者とその取引相手に大きなコストを生む（上述）。さらに，この戦略によって「できるだけ倒産を避けよう」というインセンティヴが社会的に強められるとしても（そもそもこのルールによってどれだけmarginalにインセンティヴが強められるのか，という点は相当に怪しいのだけれど），それによって社会的に必要なrisk takingが抑制されるというコストも発生する。
だから，この戦略を支持する人は，これらのコストを倒産回避インセンティヴ強化によるベネフィットが上回る，ということを示さなければいけないはずだ。けれども，誰も，そのような説明をしていない。
そうだとすると，反対コメントって，みんな単なる感情論？という気がしてくる。もちっとまじめに頭を使いましょう。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 12:24 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (8) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年07月07日
public comment
問 これは何のキャプチャでしょう？
答 Accessのテーブル編集画面です
というわけで，週の頭から，会社法改正のパブリック・コメントのデータベース化をずーっとやってました。発狂しそうになる単純作業（←でも，Kaplanは，「他人の作ったデータベースを使って研究するよりも，自分で汗をかいて作ったデータベースの方がオリジナルな研究ができるから，是非ともそうしろ」と言っていた）なんですが。
作ったデータを元に，お手軽なregressionをさくっとやってみたんですが，その結果については，またしばらく後で。
それよりも，パブリック・コメントを読んでの感想をつらつらと：
- 経済団体のコメントは，非常にわかりやすい。行動原理が単純明快，ということの影響が大きいからだと思うけれど，単純作業に疲れた頭にはとても素敵です。たまに，ほほえましいエゴ丸出しとか叫びがあって笑えるのも，リフレッシュできてまたよい。
- その対極が学者のコメント。まずもって，日本語として理解不能なのが多い。「文章とは他人に読んでもらうものだ」ということを考えてないんですね。それでも物書き職業かよ！ その次に，ロジックも意味不明・無意味なものが多い。こういうのを読んで解析した法務省民事局の人たちの忍耐力には頭が下がるし，こういうのを書く人たちに会社法を教わっている全国の法学部生がかわいそうだ。ちなみに，司法試験受験生の答案のような文体のものがあったのにはあきれた。
ちなみに，助手になったとき，ボスに最もしごかれたのが，この「わかりやすい文章を書く」ということ。ボス自身の著作を見ると，助手論の「法人格否認の法理」がとにかく難解な文章（←ドイツ語読み過ぎ）で「他人のこと言えないだろー」と言いたくなる代物だけれど，時代が下るにつれ，悟りを開いたのかだんだん分かりやすくなってます。
で，繰り返し説教されたのが：
- 法協の1頁の間に最低2回は改段落を入れる
- 2行以上だらだらと続く長文を使わない
この2つは身に染みこんでいて，今でも文章を書いていて，反射的に修正してます。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 18:27 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年06月09日
accountability
MTを3.17にVersion Upしたのと同時に，外観を変えてシンプルにしました。
MTのreconstructionが重かったり，いくつもスクリプトが走っているのが面倒なので，いっそのこと，DrupalとかXarayaとかMamboとかでも入れようかと，MySQLのサーバ導入作業をお願いしているのだけれど，なかなか進まないので(Berkley DBとSQLiteは入っているのだけれど...），しばらくMTを続けます。CMSで全部統一的にコントロールできるようにするのが目標。
それはともかく，法学部庶務から，「研究・教育の概要」という，隔年発行のディスクロージャー文書(2003.4 - 2005.3)の原稿提出を求められたので，次のように：
1. 研究活動
前回の報告時期に引き続き，法ルールないし法に限られない様々な秩序の合理性を機能的な見地から解明することに取り組んでいる。
内容面では，法ルール以外の社会統制システム，および，それと法ルールの相互作用を主要な研究対象としている。下記の研究成果は多岐にわたるが，そのうち，「株主間契約(6・完)」「『信頼』と法」「宮城県における日本酒をめぐる取引の実態調査」がこれに該当する。その他の副次的な研究対象としては，第1に倒産法制があり，「清算義務は合理的か？」がその成果である。第2に信託法があり，「受託者の公平義務」「信託業法改正への視点」「組織法の中の信託」がその成果である。第3に，海商法も――商人間の慣習から生成されてきた法ルールとして――興味深い研究対象と捉えており，「造船とファイナンス」「損害賠償額の予定と違約罰」がその成果である。その他の成果はいずれも単発的なものと位置付けられる。
方法面では，その単純明快さから，方法論的個人主義および機能的分析を採用している。特に，経済学・心理学等の知見の応用を図っており，「企業買収防衛策をめぐる理論状況」「『信頼』と法」「組織法の中の信託」「清算義務は合理的か？」等はその典型例である。さらに，単に理論的な分析を行うだけでなく，実証による裏付けも必要と考えており，econometrics・社会調査などの手法の習得にもつとめている。後者については「宮城県における日本酒をめぐる取引の実態調査」がその成果の最初のものである。econometricsを利用した成果については次の報告時期に公表成果を報告できる予定である。
研究会活動については，東北大学民法研究会，東北大学商法研究会，東京大学商法研究会，ソフトロー理論研究会，法の経済分析ワークショップ，ビジネス・プランニング研究会，実定信託法研究会，東北信託研究会，国際私法の経済分析研究会などに参加した。2004年度の信託法学会では「組織法の中の信託」というテーマで報告を行った。また，2004年度の私法学会商法シンポジウム「国際会社法」については，準備会合への参加・報告を行った。2004年9月からは，The University of Chicagoで開催されている様々なワークショップに参加している。
この期間に公表した研究成果としては，「株主間契約をめぐる抵触法上の問題(1)(2・完)」(1)：法学67巻1号(4/2003)，(2・完)：法学67巻6号(2/2004)；「造船とファイナンス」日本海法会創立百周年祝賀『海法大系』所収(7/2003)；「損害賠償額の予定と違約罰――保険法・運送法との比較から――」法学67巻4号(10/2003)；「株主間契約(5)(6・完)」(5)：法協120巻12号(12/2003)，(6・完)：法協121巻1号(1/2004)；「受託者の公平義務(上)(下)」(上)：NBL780号，(下)：NBL781号(3/2004)；「企業買収防衛策をめぐる理論状況」武井一浩＝太田洋＝中山龍太郎編著『企業買収防衛戦略』第6章所収(4/2004)（初出＝(上)：商事法務1662号，(下)：商事法務1664号(6/2003)）；「『信頼』と法」落合誠一先生還暦記念論文集『商事法への提言』所収(6/2004)；「ヨーロッパ国際会社法の行方」民商法雑誌130巻4/5号(8/2004)，6号(9/2004)；『商法判例集』（有斐閣，共著）(9/2004)；「宮城県における日本酒をめぐる取引の実態調査」法学68巻5号(12/2004)；「信託業法改正への視点」（山下純司助教授と共著）信託研究奨励金論集25号(12/2004)；「組織法の中の信託」信託法研究29号(12/2004)；「清算義務は合理的か？(1)(2・完)」NBL801号(1/2005)，802号(2/2005)があり，その他に判例評釈が3件（ジュリスト1242号(4/2003)，ジュリスト1264号(3/2004)，手形小切手判例百選（第6版）(9/2004)），書評が1件（ジュリスト1275号(9/2004)），随想が1件（NBL800号）がある。
2. 教育活動
学部講義：会社法（2003年度前期，4単位），会社法（2004年度前期，4単位），商法総論・手形法（2004年度前期，4単位）
法科大学院講義：法と経済学（2004年度前期，2単位）
演習：商法演習I（2003年度前期，発展科目，2単位，テーマは「倒産法」），商法演習II（2003年度後期，発展科目，2単位，テーマは「倒産法」），比較会社法演習III（2003年度前期，大学院科目，2単位，テーマは「アメリカの会社法・取引法の新潮流」），商取引法演習（2003年度後期，発展科目，2単位，テーマは「商取引の実態調査」），商取引法演習（2004年度前期，発展科目，2単位，テーマは「商取引の実態調査」）
その他，2003年度に重要争点研究（大学院科目）の一部を担当した。2005年1月から3月にかけて，The University of Chicago Law Schoolにて，Japanese Law (2005 Winter Quarter, 3 Credits, Seminar)も担当した。
3. 学内行政???←手元に記録がないので庶務の方で調べてください
（学部内）
ネットワーク運用委員会委員長
（学部外）
ネットワーク・情報系いろいろ
4. 学外活動
引き続き，金融庁金融研究研修センター特別研究員および金融審議会専門委員をつとめ，2004年5月には金融庁にて研修セミナーの一部も担当した。
2004年9月から2年間の予定で，米国The University of Chicago Law Schoolにて，日本学術振興会海外特別研究員・Visiting Associate Professorとして研究・教育に携わっている。
一般人（法学部生や，論文を読むことをしない法科大学院生・司法試験受験生を含む）はともかくとして，研究者の人たちから「商法（会社法）研究者」と位置付けられるのは，何ででしょうね。教えているものと自分が研究しているものとは必ずしもイコールでないのに。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 13:28 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年06月01日
Re: So-men
一応，Zingalesのラス1を除いてassignmentが全て終わったということで，揖保乃糸について，宮城の酒（←きっと読まれてない）の執筆者の観点からのコメント：
- 分析の対象は一部重なっている
こういうのを調べるときに使う資料は，似通ってます。「XX百年史」＋中央省庁の資料＋インタビュー。この「XX百年史」が読んでいて楽しいんだよねぇ
- 分析の視点が逆方向
揖保乃糸は「団体」からのアプローチ，宮城の酒は「取引」からのアプローチ。前者は，まず団体（とマーケットとの関わり合い）を分析しようとしているのに対し，後者は，取引を分析しようとする中で団体の存在が追加的に出てきた。後者は，取引ごとに最適な形態があるはずであり，その中で団体も自然に（＝効率的な形で）形成されていくはずだ，という発想に基づいている。だから，団体も取引形態の一種と考える。実は前者も，マーケットとの関わり合いを見るという点では，この視点を共有しているけれど，問題関心のありようが違う。にしても，団体アプローチを「民法研究者」が採用して取引アプローチを「商法研究者」が採用するってどーよ...
- 団体の性格はだいぶ違う
揖保乃糸は，まさにマーケットの要請から生まれたものだけれど，宮城の酒は，日露戦争時の徴税目的から生まれたもの（その後，存在意義は変遷）で，マーケットとの関わり合いは比較的弱い（だから，現在での存在意義はかなり小さくなっている），という点は決定的に違う。廣瀬先生，分析対象を交換しましょう！（笑）
- ししょーの漢字，間違えてます
（誤）憲次郎 -> （正）憲治郎。僕も過去に同じ間違いをやったことあるので，人のことは言えない（笑）
とりあえずこんなところ。ちなみに，このNBL806号で，もう一つ目にとまったのは，
「サービサー業務と真正売買の関係――ABS・ABLは真正売買であればそれ以上法的な問題はないのだろうか？」
三國仁司
こっちはちょっとダメです。
- 法律ダメ
- 会計ダメ
- 経済ダメ
と3ダメ。忙しいので細かい点は書かないけれど（short paper程度になってしまう？）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:52 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年05月29日
ld-nbs: final
半月くらい前に，UofCに滞在している日本の人たちにプレゼンしてくれと言われて，「何のテーマがいい？」と問い合わせてから，この内容。法律を全く知らない人にも分かるように，超基本から。
今度こそ最後！ :-)
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 13:25 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
referee?
NBLの原稿掲載号と一緒に，806号（手延素麺の掲載号）をいただいたので，ずいぶんと久しぶりに日本の法律の文章をskimしてみる。というか，法律系の文章，最近あまり見てなかったなぁ。数日前のMuppyからのMessenger経由の問い合わせが，久々に「法的思考」だったような気がする（笑）。
ともあれ，せっかくネタをもらったのだから，Econなどにならって試しに法律のreferee reportも書いてみよう。血祭りにあげるターゲットは，初めの方で目にとまった：
役員報酬を支払った後に株主総会決議がされた場合の当該支払いの効力――最三判平成17・2・15
野田 博 (p. 6)
それで，結論は：
REJECT
学生や司法試験受験生の書いた紹介として見るならよいできと評価できるかもしれないが，実務のためにはあまり役立たない
- ポイント1：典型的な「会社法」学者の分析
evaluationの対象になるのは，「ところで」以降だけれど，ぱらっと見て「あぁ，会社法だなぁ」というのがまず第一の感想。「会社法」学者――これがダメ（？）な理由は谷川先生の最終講義を参照――にありがちな議論スタイルは，こういう風に法の趣旨云々ばかりを強調して，法律構成を忘れるもの。趣旨が大事でないというわけではもちろんないけれど，少なくとも下級審で裁判官を説得するには，かっちりとした法律構成で攻める方が効果的だ。趣旨に関する言説は，各人の評価・価値判断なので，相手が「自分はそれは採らないよ」と言えばそこで終わりなのに対し，かっちりとした法律構成に基づいた言説は，法廷というcontextではそれを超える法律構成が示されない限り覆されにくいし，裁判官も採用しやすい（あくまで相対的な違いだけれど）。だから，まずは法律構成で攻めるのが基本。この事件に即して言えば，まずは役員と会社の間の委任契約の認定・解釈をしてから，それに対して会社法がどのような修正を加えているのか，という整理をした方が効果的。会社法は民法の特別法なのだから。
- ポイント2：債権者保護？
閉鎖会社では手続履践がなされないことが多いのは周知の事実。だから債権者が開示規制を信頼して行動することはありえない。そうすると，最後の「開示規制が含んでいる会社債権者等の保護への配慮が損なわれてはならない」というのはおかしい。この辺りは「特段の事情」の解釈も左右するので，こういう抽象論で結論を出されては困る。まぁ，日本の会社法学者は債権者保護を言い過ぎるのが伝統なので，その伝統に沿っているといえば沿っているのかもしれない。
- ポイント3：事実認定
判決読んでないからはっきり分からないし，最高裁だから事実認定しないだろうけれど，「既に総会決議があった」という認定できる可能性も十分にあり得る。そのくらいの言及はして欲しいなぁ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:57 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年05月17日
The 2nd case
「西濃運輸が信託型ポイズンピル、10月に持ち株会社化」だそうで。今度はマーケットはどう反応するか？
企業買収防衛策（りだっくすじゃない方）で書いたように，アメリカの場合，ライツプラン・ポイズンピルが導入されても，ライツプランはいつでもどこでも直ちに導入できるという背景があるので，株主価値にマイナスが出ることよりもむしろ，経営者が「買収が近い」と感じたという情報を伝達するものとして受け取られ，株価はプラスのabnormal returnさえ示す。けれども，そんな背景のまだ成立していない日本では，1件目のe-accessのように，株主価値にマイナスだと受け止められて，株価は大きく下がる。というわけで，あと12時間ほどで始まる18日の東証での株価変化が注目されるのだけれど，
田口義隆社長は「株主を守る手段として有効」と説明した。
と語った人は，株価が下落した場合に，計画を撤回するのだろうか？
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 06:40 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年05月09日
So-men
手延素麺だった。僕が日本で最後に出席してきた私法学会シンポジウムのハイライトは。
あそこでは，「日本を出国する前に，いろんなところで『でびゅう』（←いわゆる「公園でびゅう」などと同じ）しておこう」というノリで，何を血迷ったかシンポジウム（当然，商法でなくて民法）で発言して帰ったわけだけれど，やはり何と言っても，あのシンポの最大の目玉は手延素麺に尽きる。
けれども，この手延素麺，口頭発表だけで記録がなかったので，結局，味はどうだったのかよく分かってない。ひょっとするとひょっとして，永遠に日の目を見ないかと危惧していたら，たまたま，
団体論・法人論の現代的課題
団体・法人とマーケット（上）
――兵庫県手延素麺協同組合「揖保乃糸」考
東京大学大学院法学政治学研究科教授 廣瀬久和
を発見！ おーっ，ついに出たのか。Chicagoにいて読めないのが残念だ。でも，（上）だけだ，今のところ。レセプトゥム責任(*)のときのようなことにならないことを，祈ってます。
(*) すごく面白い論文なのに，「何でそこで止まっているんだー，そこから先が一番面白いところじゃないかー」と，僕も含めて周囲の人からは怨嗟の声（？）が満ちている代物。しかし，松井（智）さんは，判例評釈一本（しかも判民でなく商判）で「その先」を書いてしまったのだからすごい。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:13 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年05月07日
voice mail
voice mailに，METIの人から連絡が入っていた。何でも，この前提出したPCに対する意見について，何か聞きたいことがあるのだそう。
確か，一部のコメント（←ブログに載せたクイズと同じ）については，ヒントになるpaperを挙げて，「これ読めば答え分かるよ」と書いたのだけれど，そこを聞き出そうというのだろうか？
そうだとすると，かなりせこいんぢゃないかという気がする。このブログを読んでいる人たちは，ノーヒントであのクイズ（といっても簡単だけれど）を考えたはずなのに比べ，METIには，ヒントになるpaperを教えている。それでもまだ足りないとしたら，ちょっとおかしい。METI官僚やるなら，その程度のことは常識として知っていないと経済運営はできないと思うけれど...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 14:23 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年04月25日
METI report
47thさんに，「NYに遊びに行くから泊めてください」とお願いしたところ，METIのレポートを読むようにご指示をいただいたので(^_^;)，DLして軽くskimming。読みながらinspireされたりあれっと思ったりしたことについて，MBAのMidtermやFinalの第1問によくあるTrue/Falseで答える簡単なquizeを作ってみました。もちろん，explanationを付けないと点数はつきません。ファイナンスの基礎的な知識と常識的な感覚さえあれば，簡単に分かる問いばかりだから，comment欄へ回答をどうぞ。
1. 「現金による買収ではなく，株式による買収が可能になると，株券を印刷するだけで（←とりあえず株券不発行は考えないで）低コストで買収ができるようになる。このため，2005年商法改正で外国会社による合併等が認められると，外資による買収が増えることが予想される。」（METI reportにあるわけではないけれど，最近よく聞く話。次の問いのヒントでもある）2. 「日米間には株価の時価総額に大きな格差がある（METI, p.19）。このため，外国企業による日本企業の買収の増加が予想される。」
3. 「METI p.43に『株価が過小に評価されている場合に、企業価値よりも安値でＴＯＢをかけて利ざやを稼ぐことは可能である。事実、ＴＯＢの過程で買収者の買付価格が改訂されることもよく見られる現象である。スティール・パートナーズ・ジャパンによるソトーに対する敵対的ＴＯＢの場合、当初の買付価格は１株１，１５０円であったが、ホワイトナイトによる対抗ＴＯＢが行われた結果、最終的には１，５５０円まで引き上げられた。』という記述がある。後段のSPJの事例は，前段の一般論の具体例として適切である。」
4. 「株主に対して，経営者・買収者の双方から企業価値を左右する必要な情報が十分開示されることを促すような仕組みになっていれば，その防衛策は企業価値を高めるものと評価されよう。」（METI, p.46）
残りは，純粋なコメント。
METI, p.44の注57で，Shleifer-Summersを引用しているけれど，これは少なくともUSではほぼ反証されていることについては，僕の「企業買収防衛策りだっくす」とそこで引用されているKaplanのdissertationを参照。日本語で読みたければ，田中さんの民商も参照。... アカデミックすぎてquizeには向かないな。
それと，USの議論の紹介で，Delawareのchancery court/supreme courtの果たす役割について視点が欠如している，つまり，裁判所の積極的な介入とセット（いわゆる相互補完性）でUSルールは動いている，という視点が欠如している。果たして日本の裁判所にDelaware courtsのような積極的な活動が期待できるんでしょうかね。東京地裁・高裁の商事専門部のビジネス感覚をあなたはどこまで信頼できますか？ ――これは，第4章で展開されている日本への提案にも当てはまるのだけれど。
次に，第4章の議論の論調として，敵対的買収のコストの評価ばかりに目がいって，ベネフィットの評価がほとんどなされていないのが気になる。コストとベネフィット（それは当該ターゲットだけに発生するものではない）の大小関係の評価が一番素直なはずで，バイアスがかかった論調。
最後に，様々なsocial institutionの相互作用の中で敵対的企業買収をどう位置付けるか，という視点（「企業買収防衛策りだっくす」参照）が不足。何気なく宣伝（笑）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:16 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (7) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年04月14日
PhD
うげ。NIKKEI NET「論文博士」制度、将来は廃止を・中教審部会が報告案
早いうちにとっておかねば。助手論文って，博士論文に使い回し禁止（例外は竹内・剰余金の資本組入）だそうなので，どのらいんで行くか。
”「信頼と法」→「宮城の酒」→江頭還暦＋α”あたりで，くれないかな...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:24 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年04月07日
This is the last, I hope!
そういえば，もうそろそろ旬刊商事法務4/5日号が配達される頃では？ この関係の話を書くのは，これで最後にしたいなぁ...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 05:51 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年04月06日
style of criticism
判例評釈や論文を書いているときの，批評対象判例や自分の考えとは異なる説の「批判」の仕方には，ときどきあれっと思うことがないでもない。
僕が助手のときに星野さんからよく言われたのは，「判例評釈をするときは，できるだけその判決を救えるように好意的に解釈してやれ。判決を狭く解釈して批判するのにはサルにでもできる。裁判官は時間ないのにだーっと書いているのだし，救うような解釈を提示した方が，それ以後の判決を書く裁判官がその評釈を読んだときにそのまま使ってくれやすい」ということ。もちろん一つの考え方でしかないけれど，似たような精神は学説の整理の際にも当てはまると思う（「時間云々」はいいわけになりにくいけれど）。
この行き方を徹底しているなぁといつも思うのが，身近なところでは商法の藤田先生。自分ではちょっとまねできない。想像力貧困なもので。自分の論文では，あまりちゃんとやってない（笑）。「株主間契約」では，宍戸先生から，抜き刷り渡した5分後に「自分の論文の扱いが不当だ！」とクレームが付いた（笑）。
逆に，ちょっとそれは狭く解釈しすぎだろう，とごく最近思ったのが，商事法務メルマガでの上村先生の発言。一部で有名になったこの発言，田中さんの「TOSTNet取引は違法との解釈は取り得ない」という部分について，「いや，違法という解釈は自分だって唱えている」と反論している訳だけれど，まあちょっと短気すぎないか。僕は，TOSTNetで自己株式取引等がされている現状は，あまりよろしくないけれど，実務は適法で動いているから仕方ないかといった程度に思っていて（確か以前の中間試案への意見書では金庫株利用でのTOSTNet使用は危険と書いた記憶がある），田中さんの文章も，当然彼がそういう反対説の存在を知りつつ，「実務上は」違法との解釈論はもはや取り得ない，という趣旨で書いたものと読んでいた。これに対し，上村先生の「批判」は，そういう田中さんの文章の読みを排除し，「学説上」違法説は存在し得ない，と狭く読んで展開されていることになる。せめて，「これこれという意味なら許せるが，それそれという意味ならダメだ」という風にかき分けられなかったのだろうか。まあ，週間メルマガへの意見で，どちらも「時間がなかった」というのが言い訳になるかな。
まあ，でも，これはましな方で，東北大にいた頃の研究会では，もっとすごいのに出くわしたことがある。ある研究者の論文報告で，大塚龍児先生(*)のある有名な論文の主張を批判している。ちょうど僕も読んだことのある論文で，僕の記憶と正反対のことが言われていたので，驚いて原典を見てみたら，ちょうど大塚先生が，「○○だとすれば，～～となるだろう」と，英文法でいう仮定法的に論理を展開しているところ（つまり，論理の展開の綾であり，大塚先生自身の主張ではない）を引用して，それを大塚先生の主張として扱っている。ここまで来ると，この人の日本語解釈能力ってどーよ，という気にさせられてしまう。
(*) 個人的には，この大塚先生と上柳克郎先生の論文は，読んでいてとても好きなタイプの論文の一つ。一番好きなところは，「ああでもない，こうでもない」とひたすら考え抜いていった足跡が，そこに残されていて，何というか，「伝統的な良き学者のあり方」というのを非常に良く残している（特に上柳先生の方が強い）。自分ではまねできないしまねしようとも思わないのだけれど，読んでいて，その純粋な姿勢にはいつも感動を受ける。
あと，やはり，学部生や院生の判例評釈の報告を聞いていると，どうしても，判決文の解釈が甘いよね。彼らは，しばしば，学説や先行裁判例の整理が大事な勉強だと考えて（もちろん大事でない訳ではない），判決文をどういう風に読むのか，という部分を後回しにしてしまう傾向が強い。まあ，さすがにみんな，最高裁判決だと，判決文の解釈をちゃんとやるのだけれど，下級審裁判例でもやってほしいよ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 21:46 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (3) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月30日
soccer
かっこはよくないけどとにかく勝ったので，一安心。
昨晩は，Vietnamese Townに食べに行こうというお誘いが来て，おいしいもの食べて栄養をつけるのもいいかも，と考えて，のる。家に帰ってから体温図ったら，38Cジャストで少し落ちていた。で，一晩寝てみた今朝は，38.1Cであまり変わらない。うーん，なかなかvirus君は抜けきらないようだ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 06:27 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月27日
constitution
いとうさんが書いているけれど，憲法学や国会議員には，商法（会社法）のロジックが通じないことがときにあるような気がする。
会社法の人間から見て，一番理解不能な憲法法理は「部分社会の法理」，というのは有名な話だけれど，その他にも例えば，定住外国人参政権をめぐる議論も，会社法の人間からすると不可解だ。
憲法学の謎は，なぜ，「選挙権を与えるべきか」という議論からスタートして「被選挙権を与えるべきか」という議論を後回しにするのか，という点。順序が逆で，「国民主権」概念の侵害度合いを考えるのなら，被選挙権はどんどん与えてよい。選挙権が一番の問題のはず。会社で株主になれる資格と取締役になれる資格とのアナロジーで考えればそういう結論になる。もうちょっと分かりやすい思考実験をするなら，「日本国籍10％，非日本国籍90％」という選挙区で外国人に選挙権を与えることと被選挙権を与えることの意味合いを考えればいい。
さらに，この議論をもう一歩進めると，公職に外国人が就くことができないという憲法理論は，国民の選挙権（被選挙権ではなく）の侵害になっている，と見ることもできる。例えば，選挙民が，Bill Gates（別にSteve JobsでもLarry Ellisonでもいいけれど）に政治を動かしてもらいたい，と思っても現行憲法理論はこれを許さない。それって，「選ぶ自由」の侵害では，って思うのだけれどねぇ。
...という話を，今まで何人かの憲法研究者に話したことがあるけれど，説得的な反論をもらったことがない。
いや，行政法は仕組み屋さんだからいいんだけど。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:33 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月24日
livedoor v nippon bc
予測通りの結論（ロジックはともかく）だし，Econ右派な人間には別にそれでいいんですが。ビジネス的に面白い分析は，笠原一輝のユビキタス情報局：ライブドアショックは放送とITの融合を進める起爆剤となるか?で読める。もちろん，放送法を変えろって言われたって，「コンテンツ事業と放送事業」の条文上の書き分け（と実際の適用）ってどうするの？（憲法上の問題なし？）といった問題があるけれど，読んでいて結構なるほどと思わされてしまった。
この分析枠組みが適切だとすると，2つのビジネスモデルが互いに競い合ってどちらがより望ましいかが自然に決まる，というのがありうべき状況のように思う。一つのビジネスモデルしか存在しない現状は不幸だ。そう考えると，今度は，放送事業の固定状況の方に，独禁法とかでメスを入れられないかな，という気がしてくる。もちろん，放送法自体にそれなりのメカニズムは具備されているのかもしれないけれど，独禁法でぐさぐさ解剖してみることも必要なのかもしれない（ちょうど，かつて白石先生・田村先生が知財についてやったように）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:25 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月10日
TOB paper accepted
TOBペーパー，旬刊商事法務からacceptされました。で，そこの注2に書いたように，この辺の議論というのは，どうしてもバイアスがかかるものなので，僕自身についての情報公開を，有名なPolitical Compassを使ってやってみると：
Economic Left/Right: 1.25Social Libertarian/Authoritarian: -2.46
というわけで，経済右派・政治左派。といっても，どちらもほぼ中道。UofCにいる割には，あんまり経済が右に振れていないのが，不思議といえば不思議かもしれない（ていうか，Tony BlairとかGerhard Schroederとかと大して変わらないんですが）。というわけで，TOBペーパーは安心して読んでください（←って結局宣伝かい）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:51 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月07日
TOB
予告していた「企業買収防衛策をめぐる理論状況」のフォロー，とりあえずざくっと書いたのをアップしました。
タイトル候補とコメント募集中！
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 14:52 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月06日
R U Miyagi-people?
知人から知らされて：「宮城県民に１００の質問」
分かるわけないだろ！という質問が多すぎる。とりあえずpreliminaryにやってみると（本気でこれにつき合う気が出たらちゃんと全部やるけれど，ブログでスペースが窮屈なので一部のみ）：
２・宮城のどこに住んでますか？仙台市の方は区までお願いします。
仙台市青葉区
３・実家(または産まれた場所)はどこですか？
埼玉
４・ということは、宮城歴、何年？
4年
７・宮城以外に住んでいた(住んでみたい)ところは？
住んでみたい→北海道・奈良・京都
９・宮城の観光地といえば？
南三陸（渋い...）
１３・松島水族館、行ったことある？
１４・松島の花火、見たことある？
１５・八木山動物公園、行ったことある？
以上全部なし
１８・仙台春の風物詩「青葉祭り」行ったことある？
１９・仙台夏の風物詩「七夕祭り」行ったことある？
２０・仙台秋の風物詩「定禅寺ジャズ・ストリート・フェスティバル」行ったことある？
２１・仙台冬の風物詩「光のページェント」行ったことある？
以上，全部あり。上2つはどうでもいいが，定禅寺JSFは必見。
２３・仙台名物「牛タン」好き？
利久がよい。
２５・仙台名物「ずんだ餅」好き？
好き嫌い分かれるけれど，そこそこ好き。
２６・仙台シロウ、どんな人か知ってる？
知ってる。
２７・仙台は「杜の都」と言われてますが、そう思いますか？
そう思うけれど，「杜けやき」という元宝塚女優の名前はべたすぎる。まるでお相撲さん。
２８・今の宮城県知事、名前言えますか？好き？
あさのしろう。
２９・実は、宮城の女性は「三大ブス」と言われてます。本当にそうですか？
それ，ゆさが自爆ネタで使っていた。
３７・住んでいるところから一番近い駅、バス停まで徒歩何分？
仙台駅新幹線ホームまで徒歩22分，ダッシュ（←新幹線に間に合わせるため）15分。
３８・仕事場、学校まで何で通ってる？何分かかる？
自転車。行き7分帰り4分。
４０・仙台駅に着きました。友達と待ち合わせです。どこに行きますか？
伊達政宗像。
５０・そろそろ帰りましょう。いつも使う交通手段は？
歩き。
５５・仙台駅から仙台空港へ行きたい時、どんなルートをとりますか？
館腰までJR，そこからリレーバス。ちなみに，空港→仙台駅は，リムジンバスで，逓信病院前下車。車で行くときは，国道4号。自転車で行くときは，広瀬川・名取川河畔を河口まで下り，仙台亘理サイクリングロード。
５６・東京へ遊びに行く時、どの交通手段を選びますか？
遊びで行くことはなく，いつも仕事だけれど，新幹線。一度だけ，常磐線をスーパーひたちでいったことがある。水戸で途中下車して観光。そのときは，東京からの帰りも，東京→新潟→（SL）→会津→郡山→仙台だった。JR東の土日切符です。
５７・数ある東北新幹線。好きなのはどれ？
こまち。停車位置が難点。
６４・「東北楽天ゴールデンイーグルス」の名称はどう？
ださい。
６８・仙台スタジアムと宮城スタジアム、どちらが好き？
仙スタ。泉中央駅から近い。きれい。フィールドとの距離が近い。サポーターが礼儀正しい（compared to 浦和レッズ）。
８４・クリスロードは、一部で”クスリロード”と呼ばれているそうです。理由、解りますか？
あれだけドラッグストアが多ければ...
８６・作並温泉と秋保温泉、どちらが好きですか？
秋保。
８７・宮城の温泉は、やはり鳴子？
須川，栗駒五湯，鬼首，峩々，青根，and so on
９４・宮城は住みやすいですか？
仙台は住みやすい。東北地方の県庁所在地でもっとも夏が涼しく冬が暖かい。町の大きさが手頃。お店が夜まで開いている。終電を気にしなくて良い。自然が近い。スキー場が近い（車で30分）。東京まで1時間40分にもかかわらず，東京人からは「仙台は遠い」と思われているので，行くと有り難がられる。
９６・これからも住んでいたいですか？
Si!
９９・宮城、好きですか？
Si!
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:39 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年03月01日
He's moving, talking, ...
動いてる！
ごめんなさい...（そのうち新しいのに切り替わると思います）
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:26 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年02月25日
hyakusen
いとうさんのブログで，百選の中の良し悪し云々について議論があったけれど，昔のネタを思い出したので，少しだけアドバイス。東北大の大学院1年生向けの「リーガル・リサーチ」というオムニバス授業で2002年の担当回の予習課題に出したやつ：
京都地判H4.2.27判時1429-133に対する判例評釈，①居林次雄・金商915-41，②森田章・商事1414-30，③江頭憲治郎・ジュリ1103-149を読み，どれが良い判例評釈でどれが悪い判例評釈だと考えるか，理由を付して論評しなさい。レポートの提出をもって出席に代える。
同一判決に対する判例評釈で，救いようのないダメ評釈とできのいい評釈とが，ここまできれいに分かれるのもそうはないような気がする。ちなみに，どれが良くてどれがダメなのか（そしてどういう理由で）くらいは，自分で考えること（それが分からないようなら少なくとも研究者の道は歩むべきではないし，実務家としての将来も危ういと思う）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:38 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年02月10日
Blue Diode
Japan America Society of Chicagoの主催でblue diodeの日亜側の弁護士（長島大野）と日亜のIP担当者が3月4日にChicagoに来て講演する，というニュースが回ってきました。そんなに興味がある話でもないし，僕のセミナーのfinal paperの提出日に指定している日でもあるので，わざわざダウンタウンまで出かけるなんて面倒なことをするつもりはないのだけれど，ちょっとコメント。
従業員発明をめぐる議論については，論文を一本も読んだことはないので，完全に憶測の世界だけれども，基本的には次の2つのポイントをどう考えるか，ということだと思う。つまり，日本型のルールを採ったときには裁判所の判断に伴うコストの問題，そして，アメリカ型のルールを採ったときには契約による調整にどこまで期待してよいかという問題（特にbargaining powerを考えると格差再生産の点が気になるし，cognitive biasもちょっと...）。まあでも，弁護士と企業のIP担当者だと，こういった制度設計的な視点からの話は出ないでしょう。どうせ「企業はどう対応すべきか？」みたいな話に終始するのは見えているので，それも出かける気になれない理由の一つ。
講演者が反対側の当事者（中村さん側の弁護士）だったらのぞきに行く気が起きるかもしれないけれど。――そちら側のlaw firmには知人がいて，泣き落としにあって生まれて初めての鑑定書（しばらくはもう書きたくない）まで書かされたことがある。僕がよく出入りするlaw firmは，森濱田松本・西村・元三井安田（現Linklaters）・東京永和・阿部坂田くらいで（最後のはmarineつながりなので，知る人ぞ知る？），あまり多くはない中の一つ。親しい人が下手に広がって仕事の依頼が増えでもしたら大変なので（笑），あまりコネを広げない方がいいのです。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:00 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年02月01日
securities regulation
いとうさんのブログでの発言について，あまり密接ではないけれども一応の関係者としてのコメント。差し障りがない（であろう）範囲で書きます。といっても，差し障りがあるほど多くのことを知っているわけでは多分，ない。
証取法の課徴金導入は，「証取法と独禁法」にも書いたように，独禁法改正論議を「横目で見ながら」始まりました。もちろん，これは時期的な話であって，大もとには，規制緩和推進会議（正式名称曖昧）の出している指針と，（記憶が不確かだけれど）国会の附帯決議とがあって，「錦の御旗」はそろっていました（理論的には全く無意味だけれど，政治的にはこれらの有無（特に後者）は大きく違うらしい）。
独禁法改正論議のすすみ具合を見ながら証取法改正の議論がスタートしたのは，これが，憲法・行政法・刑法に絡む微妙な問題に関わっていたからです。つまり，刑事罰に加えて課徴金をも持ち出すことは，憲法上の二重処罰の禁止原則に抵触しかねないし，行政機関が刑事罰類似のサンクションを課するためには，それに相応した手続保障が必要になる（後で行政法の仲野君にたずねたところ，独禁法では，高裁レベルで公取委の決定が覆される例が結構あるらしい）。それらの論点をクリアできるかどうか不明だったため，独禁法改正論議で見通しが付くかどうか待っていたのです。
ところが，独禁法の改正の方は，日本経団連による組織だった反対キャンペーン（＋α？）によって，改正の実現が怪しい状態になってくる。ここから先は想像ですが，それを見たFSAは，このままでは改正の実現が危ないと考えたのでしょう。そうなると，政治手腕がほとんどゼロの公取委と異なり，大蔵省から分かれてきたFSAですから，根回し等の政治手腕は霞ヶ関の中でも上位に入るはずです。誰とどのような交渉をしたのか分かりませんが，国会を通りそうな妥協点を見つけ出したのが（範囲の他にも，何％に落とし込むか，とか），ああいった形になったのでしょう。この辺りの調整過程では，おそらく，金融審はほとんど関与していなかったと思われます。
そういった妥協の産物でできたいかにも中途半端な立法ですが，僕は，それでも，ないよりはあった方がましで，中途半端な点はこれからの議論で再度修正していけばいいのだから，大きな前進だと思っています。とりあえずの突破口は開かれた，という点に意義を見いだすわけです。
ちなみに，FSAでの議論開始時の研究会で，「憲法とか刑法とかの議論は，あまり慎重になりすぎる必要はないのでは？ FSA（SESCだったっけ？）が課徴金を課して，それが100％なり90％なり，その後の裁判所レベルで認められることを要求する必要はない。あまり神経質にならず，とりあえずFSAレベルでは課徴金をぼんと課しておいて，その後，行為者が裁判所に訴えて50％が裁判所で覆される，という建付でもいいのでは？ その方が，裁判例もたくさん出てきて，公法学者の飯の種が増えるでしょう」と，極論を吐いてみたのですが（最後の一言は，「課税逃れの技術が発達した方が，租税法学者には飯の種が増えてうれしい」という中里先生のせりふを意識），政治的には，多分そんなのとうてい無理だったのでしょうね。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:05 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (1) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年01月24日
cool
（F澤さんからのコメントに関連して，F澤さんに以前書いたメールのだいたいの内容をこっちに転載）
「清算義務は合理的か？」の中で，書いた本人も2-4が気に入っているのですが，一番はfootnote 33。「担保のパラドックス」と似た話ではあるのだけれど。
藤田先生がしばしばするコメントで，いつもかっこいいなぁと思いながら聞いていたのですが，それをまねしてみました。神田先生や岩原先生もこういったタイプのコメントをするので（以前，増井先生が，「私の助手論報告会のときに，岩原教授が『増井君の助手論文は，会社はなぜあるのか，というだね』と言われて感動しました」という趣旨のことを言っていた←民事紛争処理基金の講演会で言っていたので，多分どこかに記録が残っているはず），一生に一度くらい，こういうセリフを口にしてみたいとは思っていたのです。答えを持ってないので無責任なんですが。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:35 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年01月14日
Is Duty to Account Efficient?
載りました:
NBL no. 801
田中さんと並んで，「商法学者」による，民法・倒産法への殴り込みだー！
明示的には書いてないけれど，「四宮説（というか評釈）だめじゃん」と言っている部分がある。まぁ，死人に口なし（笑）。
あり？
よく見たら，タイトルが「清算義務は合法的か」になっている（アメリカ中部標準時14日13時30分現在）。合法ですよ。というか，合法に「的」はつかない。中国語じゃないんだから。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 13:29 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2005年01月11日
NBL 800
結局，800号は，こうなったようです：
nbl010301
この前の落合還暦に続いて，「こいつの文章どこに組み込もうか...」と悩んでいる編集者の顔が目に浮かぶようなところに放り込まれています。というか，タイトルの「浮き」具合だけで隣の「まだまだ改正すべきこと、あります！ 三上 徹」と並べられている気がする。タイトルから「♪」が抜けているのは，やはり検閲なのか，ただ単に機種依存文字（だったっけ？）だからWeb上では出していないのか。
ぱらぱらと目次を見ていて感じるのは，taxの比重が低いな，という点。taxなしには企業法務もへったくれもないでしょう，と思うのですが。
この絡みで話が飛ぶけれど，日本の法学ってtaxの重要性があまり認識されていないような気がする。僕は，「taxの分かってない会社法研究者なんてまずいでしょう」と思うのだけれど，taxを知らずに会社法を語る研究者がごまんといる。いっそうひどいのは，taxを語らずして非営利法人を語るのがやたら多いこと。数年前の私法学会の民法シンポも，taxの視点を欠如させたまま非営利法人論をやっていて，「あり得ん！」という感じ。非営利は，会社法以上にtaxがcriticalな世界なのに...
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 14:26 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (3) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年12月29日
Sake-Brewing Industry in Miyagi Prefecture
「宮城のお酒」の抜き刷りを，インタビューに行った蔵元の方たちに送ったのですが（といっても，日本を出るときに，東北の秘書の人にお願いしておいた），本日，そのうち，ある蔵元の方からお礼のメールが来ていました。なかなかきちんと読んでくださっていて，感激！
法律家でなくても読んで分かるように書いてあるので，法律家以外の人が読んだ方が面白いのかもしれない。あるWSで報告したときには，経済学者のXさんから「法律学者が書いたものとは思えない」，元bankerのK君から「銀行の業界レポート読んでいるみたいです」と，誉められているのかけなされているのかよく分からない感想をもらった代物です。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 09:58 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年12月28日
NBL has changed column setting
NBLの校正刷り来ました。新年号（800号）のときに気づかなかったんですが，NBLもいつのまにか，縦組みから横組みですね。僕は横書き大好き人間なので別にこれで構わないのですが，以前，Aさんが，「日本に帰ってきたら金融商事判例が横組みになってて，あれにはショック受けたね」とおっしゃっていたのを思い出しました。
そういえば，僕みたいにPDFでゲラの行き来をする，というのは，他の業界では既に一般的らしい。
http://pcweb.mycom.co.jp/special/2004/pdf/006.html
実際にやると，こんな風になる。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:56 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年12月15日
LaWiki
アメリカに来てから「商法文献目録」なんかのアップデートはやっていられないというので，今はやりのWikiに移行しました：
LaWiki
みなさん，ばしばし書き込んでください。
数あるWikiEngineの中でもPukiWikiにしたのは，一番人気なのと見栄えが美しいからです。法学部サーバにはPHPが入っていなかったのですが（法科大学院・公共政策の新しいサーバにはインストールされている），PerlオンリーのYukiWikiは見栄えがよくないし，RubyベースのRWikiやHikiも，実はあるRubyのライブラリが足りなくて動かない。それならいっそのこと，PHPからインストールしてしまえ，ということになりました。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 15:01 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年12月07日
censorship
NBL800号の校正刷りが送られてきたのですが，やはりというか何というか，タイトルは検閲されて「♪」が落ちてました。抵抗しようかなー。
ちなみに，今回の校正は，編集部に提案して，オンライン上での電子校正にしましょう，ということで，今までの（＝法学，信託法研究，信託研究奨励金論集）物理的に紙を行き来させるのより楽になってます。つまり，編集部からPDFにして送ってもらって（今見たら，Distillerで作成してあったので，何か組版ファイルからの直接出力），それに対して，僕がAcrobat（←Readerではなくて，有償版）で注釈を付けていってメールで返信。これで，時間とコストの大幅な削減につながるのではないかと期待しています。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:59 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年11月30日
NBL800
NBLが，1月1日号で，800号になるということで，「800号記念に，800字で，800人の執筆者に」という特集を組むらしく（実際に800に書いたら，3人で1頁としても270頁で，不可能），協力してしまいました。テーマは何でもいいらしいんで，適当です。ちょっと内容が過激なので，和らげるために，タイトルは，PUFFYの名曲からとってみて（←よくよく考えたら，僕が学部の頃の曲），しかも「♪」まで付けてみたんですが，大丈夫かな。NBLに前回載せたときは，「顔写真よこせ」と言われて，編集部に
を送りつけたら，却下された経験があるので，今度も検閲食らうかも（無駄な闘争にエネルギー使うな，という説もある）。
ところで，清算義務の方も，一般公開に入りました。12月15日が締切で，それまでに来たコメントは，できるだけ反映するようにしますので，お願いします。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:20 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年11月24日
Re: right to suplus
NBLに載せていただけることになりました。1月15日号。やほー。もうちょっと改良したら，一般公開します。それ以前に欲しい人は，ID・パスワードを請求してください。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:24 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (4) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年11月09日
Egayan
もうそろそろ一月経ったので，師匠の還暦記念論集の論文タイトルを決めなければいけないと，さっき，出版社に送信しました：
「象徴・進化・公正（？）」
落合還暦に続いて，またもや電波だしまくりなタイトルです。真ん中の「進化」は「インセンティヴ」に，最後の「公正（？）」は他のものに変わるかもしれない。これで，商法学界追放は確定か（笑）。他のみんなはどんなテーマを申請したんだろうか。
ちなみに，このブログを読んでいる人の中には，Unix・JUNET（＝日本でのInternetの前身。Japan University/Unix NETworkの略）出身の人が稀少だろうから，念のために解説しておくと，このカテゴリ「FJ」というのは，「From Japan」の略です。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:07 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (8) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年10月14日
proof of correction
日本で書いてきた最期の文章「宮城のお酒」（絶筆とも言う）の校正刷りが回ってきたけれど，締切がすばらしく，1日で返送しなければならない羽目になりました。にしても，これだけ根を詰めて日本語の文章と向かい合うのは，すごく久しぶりで，なかなか新鮮。
その後，分かりにくい日本語を強引に英語に直す作業：
最判昭和46年6月10日民集25巻4号492頁
日本の裁判所の日本語って何でこんなにわかりにくく，まわりくどいんだろうか。だんだん英訳がいい加減に（格好を付けて「意訳」とも言う）なってくる。
ちなみに，明日，I-Houseに住む友人が誕生日パーティを開くというので，アルザス（エルザス）風りんごタルト（←無謀）のタルト生地の仕込みを今朝，15分でちゃちゃっと済ませてきました。明日はちゃんと焼けるだろうか？
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:11 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年10月11日
annual conference
今，今年の私法学会で個別報告のあったTMさんと，MSN Messengerがたまたまつながってチャットしたのですが（日本は日付が変わる直前！），今年の邪道先生は，ピンフだったみたいですね。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 10:05 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年10月07日
in honor of xx
東京から，江頭還暦執筆依頼（duressとも言う）が，送られてきました。しっかりとEMSで。
1ヶ月後までにテーマを決めろ，と書いてある。再び，落合還暦路線で行きたいのだけれどねぇ。早めに適当なテーマをでっち上げねば。
火曜日にアップして既に30ダウンロードを超えた（なぜかlibraryページにおいてある信託業法改正を速攻で追い抜いてしまった）謎な「証取法と独禁法」（←この話のネタは，仙台のイタリア料理屋さんVino Il Salottoで，松井智予さんとか小粥さんとか蟻川さんとか菱田君とか，みんなと飲んでいたときに僕が持ちかけた愚痴話（＋他の人の突っ込み）をまとめただけの，ちょーいい加減なものなんだけれど。それと同じくらいいい加減でいいなら，何とかなるとかしれないけれど，さすがにmentorの還暦記念にそこまでいい加減はまずいっしょ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:34 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月31日
packing the suitcase
明日の出発に向け，スーツケースへの詰め込みを行いました。
体重計で量りながら，ほぼぴったり32kg。ここまでぎりぎりに詰め込んだのは，初めてです。
もう一つは，これも小型スーツケースにしようかと最初は考えていたのですが，そこまで荷物がないので，ボストンバッグ。量ってないけれど，せいぜい10kgくらいではないかという感じ。
あとは機内持ち込み用のDパックで，こちらにはノートPCとかデジカメとかサンダル（機内用）などなど。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 20:24 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月30日
Foreign Residence
本日，海外転出届を出して，住民票を抜いてきました。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 20:19 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月29日
Re: Typhoon
ちょっと最近心配なのが，台風。
9月1日日本出発なので，今，南の方にある2つの台風の動きが遅いと，ひこーきが飛ばなかったりするかもしれない。まあ，行った先のO'Hareも，夏のT-storm (thunder storm)は風物詩（？）なのだけれども。
そういえば，去年の夏に体験したT-stormはなかなかすごくて，Chicagoのdowntownから，I-94でO'Hare付近を通ってWisconsinに行こうとしたところ，I-94が大渋滞で全然進まない。O'Hare付近まで，downtownから3時間もかかる始末。何でこうなったかというのは，途中まで進んで判明。片側3車線（合計6車線）のI-94が，T-stormのために，2車線まで冠水して，1車線しかあいてない部分があって，そこがボトルネックになっていたのです。Chicagoのdowntown - O'Hareといえば，大動脈の一つのはずなのにもかかわらず，こんなことが起こってしまうところが，何ともアメリカ的。
こっちにきそうだ……
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:50 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (2) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月27日
again
今日も，O先生から，エレベータの中で
「まだいたの？」
といわれました。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:32 | �ｿｽR�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽg (1) | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
finally...
やっと，大家さんから連絡が来ました。行ったその日からアパートメントに住めるとのこと。とりあえず，ホテルの予約はせんでもよろしいと。
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2004年08月23日
Am I still in Japan?
最近，会う人ごとに言われるのが，
「あれ，まだ日本にいたの？」
の一言。そんなに早く消えて欲しいか。
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2004年08月20日
Having Moved
現在，国外脱出に向けて，某所に潜伏中です。
昨日，花壇の自宅から川内の研究室まで，軽トラ（←レンタル）で3往復して家財を運んだのですが，そのうち1回，例の「荷物の見張り番として」荷台に乗りました。そしたら，「シートに座っている」ということがいかに横G・前後Gから守られているのか，そしてはたまた，シートに座っていなくても何とかやっていけるバスの運転手さんがいかに丁寧な運転をしているのか，ということを思い知りました。
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2004年08月19日
movinh
引っ越し準備完了――というわけで，本日，仙台の自宅から，研究室に，ほぼ全ての荷物を運び終えました。明日が立ち退きです。
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2004年08月17日
Calibration
メインPCを，今までのデスクトップからLet's Noteに変えて以来，どうもグラフィックファイルの表示がおかしいと思って，きちんとCalibrationを行ってみたら，正常になりました。中間色が明るすぎたんです。道理で，デジカメの写真が，露出オーバーに見えるはずだ。
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2004年08月14日
Final Work from Japan
先ほど，留学前に日本で書いていく最後の文章（であろうと思われる）「宮城のお酒」を脱稿しました。不真面目に見えるテーマだけど，今回の留学には一番関連性が深かったりする。
ともあれ，これでしばらく，MH Libraryページの更新はお休みになります。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:08 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
country
ちなみに，「受託者の公平義務」で引用しなかった理由はもう一つあって，引用しようとしていた曲が，アメリカでならかなり多くの人が知っているであろうけれど，countryを聴く人がほとんどいない日本では，まず誰もrecognizeしてくれないであろうこともあります。
だよね。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 08:39 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月11日
Teachers
USのロースクールには，ユニークなスタッフもいます。例えば，去年行ってきたWisconsinには，John Kidwellというスタッフ（Contracts: Law in Actionの著者の一人でもある）がいるけれど，彼は，授業の最初に，「その日のテーマ」として音楽をかけ，学生に何の曲だがを当てさせる。映画の曲が多くて，インディージョーンズとかスターウォーズとかかけてました。そして，例えば，スターウォーズだと，「今日はこれから契約法の帝国と戦いに行くのだ！」などと強引にその日のテーマに結びつけるのです。まあ，このせりふ，「契約法」のところを何に変えても通じてしまうところが救いようがないのだけれど。
そういえば，3月のNBLに載った「受託者の公平義務」で，僕も，最初にある歌の歌詞を引用しようかと考えました。けれども，著作権の扱いが面倒くさそう（たぶんJASRACの許諾を得なければならない？）だったので，時間的制約もあってあきらめました。そのとき考えていたのは，Dixie ChicksのWide Open Spaceから，
"She needs a wide open space / a room to make her big mistakes / She needs new faces / She knows the high stakes"
というサビのところ。論文の内容と結構あっていると思ったのだけれどなぁ。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:02 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月10日
I've forgotten...
しっかり忘れてました。
学振に，海外出張計画＆旅費請求書を提出するのを。航空券の代金支払に行ってきて，さあ，これを学振に送ろう，と考えてマニュアル見たら，「出発40日前までに提出のこと」。
電話してみたら，単に旅費etcの払込が遅れるだけらしい。あぁ，よかった。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:45 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月09日
Make Your Storage Empty!
引っ越す前には，食料品を全て食べ尽くさなければならない。そんなわけで，最近，食料品を少しずつ消すように努力しています。
ここのところは，2月にThailandにとばされたときにおみやげで買った怪しげな調味料でナシゴレンを作ってみました。レシピが付いていないので，完全に直感で作ってます。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 13:30 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月04日
Submission before the deadline
とにかく，Chicagoに行く前に日本の仕事は全部片づけていく，という風に行動してます。信託法研究の原稿だって，なんと締め切りは10月29日なのにも関わらず，8月3日に原稿提出。催促が前の週くらいだったから，ひょっとすると史上最速かも。それだけいい加減に書いているということだけれど。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 11:15 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年08月02日
Farewell to my PC
あぁ，私のPCと本と服（←DELLのPCの箱に，強引にスーツ3着を詰め込んだ（笑））とは，たった今，旅立ってしまった。1ヶ月半後，また会えることを楽しみにしてるよ……
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2004年08月01日
Packing Finished
うぉー！ Packing終わりました。案外荷物は少なくなりました。デスクトップPC本体の箱＋液晶ディスプレイの箱＋運送会社の箱4個。船便なので，容積で値段が決まり，1立方メートルまではお値段が同じだから，もし，もう1個箱を足せるなら，明日の朝，追加しよう。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:45 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月31日
Packing (cont'd)
久しぶりにダンボール箱に本を詰めて，「やっぱり本って重いんだ」と再認識。
PCと液晶ディスプレイのパッキングはまた明日にしよう。パッキングする前に，ハードディスクの内容（正確には，My Documentsとメールデータ）に関しては，全部CD-Rに焼いておかねば。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 16:34 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月30日
Packing Start!
月曜日にヤマトが引越便を取りに来るので，本日からパッキング開始。
基本的に，日本から引越便でChicagoに送るのは，本・デスクトップPCだけです。本は，日本語の本は，向こうでは手に入りにくいし（手に入らないというわけではない），PCは，日本語環境とソフトウエア・データベースのそろったものを向こうで再調達するのは骨が折れるから。プリンタに関しては，現地調達の予定。今持っているプリンタはどでかいA3カラーレーザーだし，途中でトナーがなくなった場合のsupplyの問題もあるので。
他の日常生活用品等は，全て現地調達です。ちょうど住むところのすぐ近くにCoopという小規模なショッピングモールがあるので，そこに行けばだいたい何でも調達できるらしい。
そう，今日，知人のMさんから8月2日付けでUC Berkleyに行くよ～というメールが来ました。ふん，あたたかいCaliforniaよりも，極寒のChicagoの方が勉強できるのさ（←というより，冬は閉じこもるしかない）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:14 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月29日
Updated -- MT
Movable Typeを日本語版にアップデートしました。
といっても，ほとんど変化はないです。ドキュメントが日本語化されただけのよう――意味ないじゃん。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:24 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月28日
Identity Check
昨日，東京出張ついでにCitibankで，米ドルのT/Cを作ってきました。手続がびっくり。
2月にベルギーに行くために，ユーロT/Cを作ったときは，自分の口座から引き落とす際に暗証番号の入力を要求されたのですが，今回，そのときの10倍近い額のT/Cを作ったにもかかわらず，暗証番号入力なし。
最近の下級審裁判例では，銀行側の本人確認義務が強化される傾向があるのに，そんなんで大丈夫なの？
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 13:24 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月26日
To Do List
今日，CLIEのToDoリストに，出国までにやらなければならないことを打ち込んでいたら，ずらずらっとスクロールしなければいけないくらいの長さになってしまった。
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2004年07月23日
Insurance
USのJビザでは，保険加入が義務づけられている。どこの保険に入ろうかと色々見ていて，最初，AIUにしようかとも思ったのだけれど，AIUは，保険期間が1年で，途中で更新しないといけない（それも日本から）ので，面倒。2年の契約にしてくれるところを探して，東京まりーんで行くことに。東京まりーんも，brochureには1年契約しか載っていないけれど，見積もりを依頼すれば2年で出してくれる。
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2004年07月21日
Chicago's Net Radio
WLSなんてのがあります。なぜかビジネススクールのadがよく入る。
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2004年07月20日
Int'l Driver's License
渡米直後の11月で運転免許の期限が切れてしまうので，泉の免許センターで，早めの更新をしてきました。
ついでに，国外運転免許もゲット。
ちなみに，免許センターまでの往復は，MTBで片道30分。先週，東北学院の先生が，台原から土樋まで通勤するのに，車で30-40分かかると言っていたけれど，MTBの方が早い（笑）。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 17:04 | �ｿｽg�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽb�ｿｽN�ｿｽo�ｿｽb�ｿｽN
2004年07月17日
O'Hareからのアクセス
O'HareからHydepark直通のバスがあったんですね。
http://www.omegashuttle.com/
知らなかった。見る感じでは，普通のバス（←アメリカの長距離バスは1+2の3列で座席も広いので快適）よりはちょっと狭くて窮屈そうだけれども。
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2004年07月16日
JH
John Hancock――Chicagoで一番有名な建物と言ったらこれでしょう，というわけで，去年行ったときの写真を飾ることにしました。
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2004年07月14日
lease契約書のapplication form
NYに数年前滞在していた人に聞いたら，Chicagoのような綿密な信用調査はなかったとのこと。
Illinois州法が要求しているのかもしれない。
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Blog Open
Movable Typeのインストール成功。
まだちょっと使い方が分からない。
�ｿｽ�ｿｽ�ｿｽe�ｿｽ�ｿｽ hatsuru : 07:52