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2005年10月30日

battle sequence

この前の授業でやった,なかなか面白い戦闘:
1) Caroline M. Hoxby, 1994, Does competition among public schools benefit students and tax payers?, NBER WP
2) Caroline M. Hoxby, 2000, Does competition among public schools benefit students and tax payers?, AER
3) Jesse Rothstein, 2005, DOES COMPETITION AMONG PUBLIC SCHOOLS BENEFIT STUDENTS AND TAXPAYERS? A COMMENT ON HOXBY (2000), NBER WP
4) Caroline M. Hoxby, 2005, COMPETITION AMONG PUBLIC SCHOOLS: A REPLY TO ROTHSTEIN (2004), NBER WP

Hoxby(1994) -> Hoxby(2000)の様変わりの仕方もすごいのだけれど(Levitt曰く,「かけてもいいけれど,この2つで全く同じ文章は一つとしてないはずだ。ここまで変わるというのは普通あり得ない」。何と言っても,Hoxby (1994)はfirst stage regressionが終わっている),2005年のbattleもすさまじい。

まず,Rothsteinを読んで,「えーっ,そんなことってあり得るの?」とびっくりさせられる。何が一番ショッキングかというと,「同じデータセットに対して,全く同じStataプログラム(by Hoxby)を走らせると,1回毎に異なる結果が出る。そこで,Rothsteinは1万回(だったっけ?),Stataプログラムを走らせて,distributionを描かせてみた」というくだり。Levittも,"most embarassing part"と言っていたけれど,ちょっと信じられない。

これに対してのHoxbyの反論がすさまじい。最初のパラグラフ(というか,abstract)を読み始めてから,「これって本当にacademic paper?」と言いたくなるほど,感情的。ここまで感情的なペーパーは,初めて見ましたよ。このレベルの文体は,飲みとか授業中とかで言うべきことであって(そこでもここまで感情的には言わない,僕でも),ペーパーで書くことじゃないね。三輪先生も,こういう個人攻撃につながるような書き方はしない。第三者的には,読んでいて(ある意味)楽しいのだけれど――週刊誌的な意味で。
もっとも,内容面では,Rothsteinの突っ込みに対して,ほぼ完璧に反論していて,良いお手本。ただし,一番大事な点――Hoxby (2000)のfirst stageで,何かおかしなことが発生しているのではないか?――については,回答がない。で,結局,最終的にはどっちが正しいのかは分からずじまいになってしまっている。

で,この激しいノーガードの撃ち合いで,どっちが得をしたかというと,Levitt評では,「Hoxbyは完全に株を下げた」。でしょうねぇ。これでは。中身は良かったのに... 対して,「Rothsteinは,このままいいペーパーを書き続けていれば,株は上がる」。僕は,両方とも損をしたという結果だったのかな,と感じていたのだけれど,そうではないらしい。

PS. Schennahの,regression前の最後のproblem set終了〜! こんな基礎からやったのは,久しぶり。先週からやっとOLSに入ったばかりで,半分復習・半分勉強(formalな部分)が続く。

ソスソスソスeソスソス hatsuru : 2005年10月30日 18:22

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ソスソスソスフエソスソスソスgソスソスソス[ソスフトソスソスソスbソスNソスoソスbソスNURL:
http://www.law.tohoku.ac.jp/~hatsuru/cgi-local/mt/mt-tb.cgi/478

ソスRソスソスソスソスソスg

「1回毎に異なる結果が出る」といっても,もちろん,RのMNPのように,MCMCを走らせたりする場合は,もちろん1回1回異なる結果が出るのだけれど,Hoxbyのregressionは,そういうへんなものではないです。
念のため。

ソスソスソスeソスソス hatsuru : 2005年10月31日 19:07