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2005年03月17日

Mitla; Tule; Oaxaca

夜行バスでも朝6時に目が覚める(笑)。ただし,夜中に,僕だけ2度,検問時のパスポートチェックでたたき起こされた。なぜだろう? 他の日本人3人はチェックされなかったのに。一つ考えられる原因は,僕だけ予約時に国籍・パスポート情報等が入力されていたこと(このチケットはCancunで予約を入れた)。

車窓の植生は,今までと大きく変わる。標高2163mのSan Cristobalからいったん太平洋岸まで下り,再び標高1500mのOaxacaまで登るルートなのだけれど,Oaxaca近辺では,木々か枯れた茶色い山肌の中にぽつぽつとサボテンの緑だけが存在するという,普通の人がメキシコやテキサスと聞いて想像する風景にかなり近い風景が展開される。所々にMugeyの畑があり,テキーラやメスカルの原料はこうやって作られているのだな,と分かる。バスの中で本日の作戦を練る。当初はMonte Albanから先に回る予定だったけれど,やめて遠くのMitlaから回ろう。
Oaxacaには,定刻より2時間近く遅い9時につき,まずは宿探し。例の日本人女性3人組と回り,Don AntonioというYHに決定(60ペソ)。僕のLPにも歩き方(1年古い)にものっていないYHなので,一人だったらMagic HostelかPaulinaにするつもりだった。Magic Hostelは,LPによると"Some love it, some hate it"とあるので,きっとあくの強いところなのだろう。Don Antonioにはキッチンがないという理由で翌日に宿を変えるという日本人女性3人組がPaulinaに行ってみたところ,とてもYHとは思えないくらいきれいで広かったとのこと。breakfastもすごいらしい。ただし,値段は高い(125ペソ)。
さて,いざMitlaへ。segundaのバスターミナルは,ちょっと入り口がわかりにくく,お巡りさんに教えてもらいながら入る。とりあえずバスがたまっている場所に出てみると,僕の顔を見たスタッフの人がいきなり"Mitla?"と聞いてくる。外国人がsegundaまで来て行く場所ってMitlaしかないってことだ。とりあえず言われた通りのバスに乗る。何というか,アメリカのスクールバスをもうちょっとぼろくした感じ(例えばフロントガラスはヒビ入り)。今まで,Yucatanで乗ってきたsegunda(←それなりにきちんとした作りで,外観はprimeraとさほど変わらない)とは大違い。どうも,先進国で10年20年使われてきたものを中古で払い下げてきたもののよう。それと,車掌がいて,バス料金を回収していくところも違う。Yucatanでは,乗るときにチケットか運転手への支払だった。
もっとも,いったん走り始めるとなかなか豪快で,ちょっとでも前が詰まるとがんがんクラクションを鳴らし,スピードもめいっぱいあげて他の車をどんどん追い越し(←ChicagoのLake Shoreを走るCTAの比ではない),気分爽快(笑)。1時間半ほどでMitlaのZona Alqueologicaでおろしてもらう。ここから遺跡までは歩き。道の両側にMezcal販売店がたくさん並んでいる(この近くに蒸留所があるらしい)ので,帰りにおみやげに買って帰ろうと決める。
Mitla遺跡は規模はさほど大きくない。メインの遺跡以外は,街の中に点在している形で,無料で入ることが可能だけれど,Mitla独特の紋様がしっかりと観察できるのは,メインのGrupo de las Columnasだけだ。看板の説明によると,Mitlaは,その位置の重要性から戦時の係争地となり,防壁が発達していた,とのことだけれど,建物の中に入ってみるとそれらしい(?)もう一つの特徴がある。ある部屋から別の部屋に行く通路が,一直線ではない。必ず2回の90度方向転換を求められる。これも敵の侵攻を遅らせるための手法なのか,それとも単にプライバシー保護のための構造なのか,よく分からないけれど,今までの遺跡ではあまり見なかった構造だ。紋様はきれいなのだけれど,ある意味,それだけかもしれない。地下墓所が2カ所あって,一つは湿気がすごくて(90%超えているのでは?)入った瞬間すぐに出たくなるようなところ。もう一つは,中にある柱に腕を回して手がどこまで届くかでその人の寿命が分かる,というabsurdな言い伝えがある。
1時間ほどで見終わり,バス停へと坂を下る。途中のMezcal屋に入って,片っ端から試飲させてもらう。"natural"という無色透明なのは,アルコールの味が強くてあまり好みでない。もうちょっと熟成させたものはなかなかいい感じで,上質のウィスキーを思わせる。このほか,14種類のハーブを漬けたものというとても甘い香りのするものなど,何種類もあったけれど,やはりMezcalそのものの味を知ろうと,熟成ものをゲットする。といっても,750ml瓶は大きすぎる(それで150ペソだからまあまあの値段。ちなみに,アメリカでアルコール類を買うと,日本のディスカウントショップで買うより高くなる。多分taxの関係)ので,もっと小さいのを買う。おまけに歩き飲み用の首から提げるおちょこのようなものをもらった。こんなのを首から提げていては本当の飲兵衛だよ。
ちょっとほろ酔い加減で顔を赤くしながら(相当飲んだ),バス停近くのDona Chicaというレストランに入る。ここは,LPに,おいしいOaxaca料理を出すお店として紹介されている。メニューを見せてもらうと,またmole! Oaxacaもmoleで有名な地なので,3度目のmoleにチャレンジ。moleは,赤と黒,鶏肉の部位が胸肉ともも肉とから選べる。今までが全て黒系だったので,今度は赤,部位は日本人らしくもも肉にする(ちなみに,アメリカだと,胸肉の方が圧倒的に食べる機会が多い)。ついでに,Oaxaca特産チョコレートを味わおうと,Chocolate con Lecheも注文。
出てきたものがこれ。まず,飾り付けが随分とおしゃれ。味の方はどうかというと,今までに食べた3つのmoleの中で最高。味に深みがあって,甘みと辛みが良くバランスしている。やっぱりmoleはちゃんとしたレストランで味わうべきだ。Chocolate con Lecheの方は不思議な味。シナモンが思いっきりきいたココアとも言えるのだけれど,普通のココアと比べてカカオ豆が精製されておらずざらざらとした豆の感覚がストレートに響く。だから,マイルドなココアに比べると,かなり野性的な雰囲気を持った飲み物になる。ある意味別物と言った方が正確だ。食後にウェイターが顧客ノートを持ってきてお前も書け,それから,前に来た日本人の日本語を翻訳してくれ,という。英語でいいというので,英語に訳す。というか,この程度の単純な日本語なら中学生でも英語に訳せるぞ。一体何様のつもりだ,この日本人女性2人組?
さて,次はEl Tule。Zona Alqueologicaに行くと,ちょうどOaxaca行きのバスが来ていたので飛び乗る。1時間ちょっとでEl Tuleにつき,途中下車。降りた目の前に巨木El Arbol del Tuleがある。自称世界最大の木。まあ,とにかくでかい。周囲のMunicipal前の公園でスプリンクラーでの水やりが行われていたのは,この地域全体の土地の水分保有量を高めてEl Arbolへの水分供給を高めようという作戦なのかもしれない。とにかく,突然たくさんの緑が出現するのには結構びっくりする。ここは本当に木だけなので,すぐに見終わってまたバスでOaxacaへ。
Oaxacaでは,バスターミナルでもないところでおろされて自分のいる位置を見失う。警官に尋ねて位置を把握してから行動開始。まずは,Oaxacaの守護聖人がまつられたBasilica de la Soledadへ。続いて,Iglesia de Santo Domingoへ。ちょうどSanto Domingoの前を,多分zocaloへ向かうのであろう民族衣装を着たパレードがパフォーマンスを繰り広げつつ通り過ぎていったので,KissDをばしばし撮りまくる。工業高校の生徒の一段らしい。先住民系の衣装もきれいだけれど,覆面した竹馬たちの踊り(←本当にこれでステップを踏む!)が面白かった。さて,Santo Domingoの内部は,これでもかというくらい豪華絢爛。Mexicoで見た教会の中で最も派手な内装じゃないだろうか。入ってすぐの天井には木,奥の祭壇は金ぱくでぴかぴか。フラッシュ禁止とあるにもかかわらずフラッシュ炊いて撮っていた人がいたけれど,この距離で天井に向けてフラッシュ炊いても効果ない。コンパクトデジカメは,こういう暗いところは無理で,SLRデジでISO感度を上げる(かtripod使って露光時間を稼ぐ)しかない。
続いて,隣のMuseo de las Culturas de Oaxacaへ。最初,入り口が分からなくて,見事一周してしまった。入り口を聞いたらすぐに教えてくれて(多分同じように迷う人が多いのだろう),Santo Domingoのすぐ隣が入り口だという。もう閉館の7時まで2時間を切っているので,急いで見て回ることにする。1階はアフリカの紹介という特別展をやっていたので素通り。中2階と2階がメイン。2階から先に見て回る。ここは,スペイン人が来た後のOaxacaの変遷が様々な側面からアプローチされていてなかなか分かりやすい。けれども,スペインの影響というだけあってキリスト教中心なので,さくっと見て中2階に降りる。ちなみに,この途中に見える北側の庭園は,サボテン園になっていてなかなか面白い。中2階がスペイン制服前の状況で,個人的にはこちらの方が興味があるのでじっくり見る。途中,ドイツ人ツアー客(ドイツ語だということくらいは使われている単語で分かる)とぶつかり,かなり騒々しくなる。Palenqueでも,ドイツ人ツアー客が一番うるさかった(その次がフランス人)。しかも,こいつら,めぼしい展示品の前で一人一人交代で写真を撮っていくのでえらく詰まる。フラッシュ禁止で普通のカメラやコンパクトデジカメだと無理だからやめれば,と言いたいんだけれどねぇ。最後に残していた大物,Monte Alban出土品の部屋を一通り見終わって,騒々しいドイツ人が出ていった後,もう一度ゆっくり干渉しようとしたら,警備員が閉館だからもう出ろ,という。だってまだ6時40分だ,閉館は7時のはずじゃないか,といっても聞かない。追い出されてしまった。まあ,一応全部見たからいいか。
YHに帰って,シャワーを浴びてからみんなでOaxaca名物Cazuela de Quesoを食べに行く。行き先は,歩き方に載っていたEl Meson。ファミレス並のカジュアルな店。石鍋ぐつぐつでないのでちょっと興ざめだけれど,味はいい。以前,Miya & Geneのengagement & house-warming partyで,Gene(←メキシコ料理が得意)が作ってくれたのと同じく,おいしい。びよ〜んと伸びるチーズがいい味だ。それに,ここのトルティージャは,コーントルティージャではなくフラワートルティージャらしく,トウモロコシの味がしない。日本人女性3人組は,「もうトウモロコシを食べるのいやだ」と言っていたので,喜んで食べていた。その他ごちょごちょいくつかOaxacaquenaとつくものを食べてから,最後に,Chocalate Oaxacaquenaなるものを頼んでみる。お昼に食べたChocolate con Lecheに比べると,普通のココアに近い味で,あまり「これぞOaxaca!」という感じがしない。多少シナモンが利いているところが普通のココアと違うくらい。最後のデザートとして,Pay de NuezとFlanを注文。Pay de Nuezは大失敗。クルミのタルトのはずなのだけれど,全然甘くない。普通,メキシコの甘いものは徹底的に甘いはずなのに,おかしい。砂糖を入れ忘れたのか? Flanは,普通のカスタードプリン。やや作り方が粗野な感じなところが,ある意味Mexicanかもしれない。
この後,夜道を歩きながらYHに帰ったのだけれど,この間,かなり寒くて,Tシャツ1枚の僕は,やばい,お腹を冷やしすぎたな...と感じていた。宿に帰って予感的中。まず,胃けいれんを起こしたらしく,食べたものを全て吐いた。水を飲んでも,胃が受け付けずに吐く。さらに,極度の下痢。「これは胃と腸の両方が同時に逝ってるなぁ... 食べ物はともかく,水分がとれなくなると,点滴が必要になるかもしれない」と苦しみながらも考える。

ソスソスソスeソスソス hatsuru : 2005年03月17日 22:00

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  ミトラ村入口のレストラン「Dona Chica」で、私もmole
食べました。おいしかったです。食後にアビマエル君(でしたっけ?)が持ってきたノートに森田さんの名前を見つけてびっくりしました。
  遺跡について言えば、ミトラはなんかいま一つでした。モンテアルバンは想像以上によかったですけど(もっとも森田さんは大変だったみたいですね)、一番想像を裏切ってくれたのはヤグール遺跡です。行くまでが大変(バスを降りた後、炎天下を2kmほど歩きました)でしたけど、岩山からの眺めが絶景でした。なんといっても人がいないのがいい!こっそりと遺跡の一角を掘ってみたら、黒曜石の小さな石器が出てきたので、当然持って帰りました(犯罪ですか?)。

ソスソスソスeソスソス 野口 正輝 : 2005年04月12日 04:08

そう,Monte Albanは,「体調良かったら絶景だろうなー」と思いながら回ってました(笑)。ヤグールは,僕も考えたのですが,「バスを降りてから1.5km歩け」とLPに書いてあったので,ボツりました。あの炎天下をそれだけ歩くとは,すごいですねぇ....

ソスソスソスeソスソス hatsuru : 2005年04月12日 06:32