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2005年02月22日

political affiliation

Washington and Leeの学生から,「全国のlaw schoolのfacultyのpolitical affiliationを調べるというリサーチをしているので,あなたのaffiliationを教えてくれないか?」というメールが来た。メールの返信先等を調べて,別にfishingとかの恐れもなさそうなので,「別に無し」と回答しておきました。丁寧に,「自分は日本からのvisitingだけれど,日本でも無しだよ」と追加して。直感的には,ただ単にaffiliationを調べるだけではかなり雑なresearchで,もっと詳細な質問票を使ったアンケートをしないと,まともに使えるデータセットにならない気がするけれど。
それはそれとして,UofCのfacultyのpolitical affiliationはどういう分布なんだろうか。EconやGSBは当然Republican優勢だろうけれど,law schoolはどうかな。現役Democrat Senatorがfacultyにいる一方で(*1),Epsteinなどはばりばりのリバタリアン,父Posnerのようにどう見たってRepublicanだろう,という人もいる。Illinois州自体は,Democratが圧倒的優勢で(大統領選でRepublicanが勝つことはあり得ないと言われる),UofCの学生の中でもDemocratが圧倒的優勢に感じられる。そういった状況に比べ,LSのfacultyはいまいち不明。あまり関係ないかもしれない。

(*1)Illinois Senator (Democrat)のObamaは,UofC LSのfaculty。もちろん,"on leave"なので,実物をキャンパス内で拝んだことはない。この人,ひょっとすると,African-Americanで最初の合衆国大統領になる可能性のある,すごい人である。

こう書いていて,ちょっと思い出したのが日米の学者のstanding positionの違い。日本では,学者は(少なくとも法律学者は)自らの政治信条はともかく専門的・中立的な意見を述べることが期待されているのに対し,アメリカでは,特にEconがその典型だけれども,各人の政治的旗幟が比較的鮮明で,多少バイアスのかかった発言をしても許される傾向があるような気がする。日本の学者に対しては,政治や利害関係からの独立性が高い程度で求められるのに対し(←だから某先生などは「末節を汚した」と評されることになる),アメリカではそれほど強く要求されない。別の言い方をするならば,専門家としての一種の「冷酷さ」が強く求められるのが日本なのかもしれない。
もちろん,だからといってアメリカの学者が皆ひどいわけではない。例えば,ちょっと前のKaplanの授業で,自分のpaperを紹介しながら「このpaperはBush administrationのXXの主張を覆した。自分がRepublicanであるにもかかわらずBush administrationに入ってないのは,このpaperが原因だ」と冗談交じりに話していたけれど,それがむしろ普通。ただ,露骨にひどいものの存在レベルがアメリカの方が高いような気がする(*2)。もちろん,この違いは,political appointmentの制度の有無にも強く影響されているのだと思うけれど,あり得べき学者の立ち位置をどう捉えるかは難しい。弁護士(ついでに経産省官僚も?)は,当然,clientの意図に沿った発言・主張をするので,最初から色眼鏡で見られる。学者もそうなっていいのか,それとも,「潔癖」でなければいけないのか? 自分はどちらかというと「潔癖派」だなぁ。

(*2) この点に関連して興味深いのが,石黒先生の『法と経済』の読まれ方。タイトルにつられてか,一般にはこの本を「法と経済学批判の本」「経済学批判の本」と捉える向きが多いように見えるけれど,僕はむしろ学者の立ち位置に関する主張と読むから,結構共感する。知り合いの経済学者にも,「やっぱりアメリカの一部の経済学者みたいに,政権に入るかどうかでがらっと意見を変えたりするのは,学者としてどうかと思うよね」とこの本に共感を示す人がいる。もちろん,テクストの解釈可能性は一つではないから,僕のような読み方が全てだとは思わないけれど,一般に流布している解釈はちょっと一面的にすぎる。

ソスソスソスeソスソス hatsuru : 2005年02月22日 07:16

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