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2015年01月16日

CB or SB

本日の日経朝刊の「超低金利 社債に異変」っていう記事の中で,

テルモが,SBも検討したんだけど,金利低下で売れ残るリスクがあったので,受容があるCBで1000億円を調達したよ

という話が出ていたんだけど,よく分からない。

CBにするってことは,新株予約権が付されるから,その分,表面金利はさらに低下するはず。新株予約権部分のプライシングが正確になされているのであれば,投資家に魅力のあるような新株予約権の価値は,それなりに大きくなるはずだから,表面金利は相当低下するはずだ。極端なケースなら,マイナスの表面金利だってあり得る。

で,SBだと金利が低いからといって購入しない投資家が,それよりさらに金利の低いCBだと購入する気になる,っていうシナリオがよく分からない。可能性があるとしたら,
a) これからテルモの株価は大幅に上昇すると考えていて,新株予約権の「本当」の価値は,理論価格よりもずっと高いと考えている楽天的な投資家が購入する
b) 実は,新株予約権の価値の計算に不正があって,新株予約権が有利条件で発行されている
のどちらかしかないんじゃないか,っていう気がする。
a)のシナリオなら,まぁそれで投資家が損をしても気にする必要はないけれど,もしb)のシナリオだとすると,総会特別決議とらなきゃいけなくなるので,むしろかなり面倒じゃないか,って気がする。

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