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2014年10月13日

japl 2014

今年の私法学会(あー,多摩は相変わらず遠かった...)も終わった。

今年見てきたのは,

1日目:集合債権譲渡担保 -> 環境損害 -> 民商の壁WS -> 医療過誤 -> 相続財産
2日目:相続シンポ

でした。

集合債権譲渡担保は,「なんでそのルールを採用したの?」っていうpolicy questionが触れられないで展開されていくところが非常にストレスフル。

環境損害は,情報提供としては有益なお話だったんだけど,もうちょっと分析枠組みをクリアにした方が分かりやすいペーパーになるような気が(その点も質問してみた)。もう一つ気になったのは,原状回復と金銭賠償との関係で,絶対額で高額になれば金銭賠償に移り,CBAで金銭賠償に移るのではない,と言われたのがちょっと気になる。付保可能性なのかなとは思うんだけど,それだと,費用>>>>>便益なんだけど費用の絶対額が小さい場合でも,原状回復を強制するってのは,いいんだろーか,という点はかなり心配だ。

お昼のWSは,和気藹々(wwww)とした雰囲気でなかなか楽しかった。集合債権譲渡担保がストレスフルだったので,思わずそのこと(もし自分があのテーマで書くなら,ああいう書き方にはならないよねー,と)を話したら,ヤマケイ先生が「いや,その点は括弧書きに入れられているので,馬鹿だというわけではない」と反応されて,いや,馬鹿だって言っているんじゃなくて(すごく頭の切れる人だというのは質疑応答を聞いていれば分かる),才能の無駄づかいだ,って言ってるんだけどなぁ,と思った次第。

医療過誤のは,かなり微妙。野澤先生の質問がいいポイントを突いていたのだけれど,報告者はうまく応えられていなかった。その他にも,根本的には「なぜに医療過誤?」,つまり,医療過誤の場合に他の事業活動と違うルールを採用する根拠が説明されていないのが気持ち悪い。

相続財産は,同期の桜の一人なので見物。クリアなプレゼンでなかなか良かったんじゃないでしょうか。

2日目のシンポは,会社法は制度説明が多くて華がない,財は日本語でおk,なので,消去法で相続。でも,消去法とは言え,相続のペーパーが一番面白いのが多かった(特に小粥さんのはおもろい)。冷やかし質問だけ投下しておく。まぁたぶん,たくさん質問出たでしょ。

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