« 2012年05月07日 | メイン | 2012年05月12日 »

2012年05月10日

●role of legal scholars

先日,「研究者としてどうやって生きてくか」という話を同僚としたので。

会社法(←お前は会社法かよ,って突っ込まれるかもしれないけれど,まあとりあえず一応。本籍あるし)の世界の特徴の一つは,企業法務っていうことで弁護士さんがかなりペーパーを書いている点だ(特にここ数年は,事務所によってはペーパーを公表することが業績にカウントされているところもあるので)。なので,研究者としての存在意義を示すためには,「弁護士さんとは違うペーパーを書ける」ということを売りにしなければいけない。

この点,一昔前までは,伝統的な実定法学は,比較法をしてなんぼ,という世界だったのだけれど,渉外系の法律事務所は,海外の事務所とネットワークがあるから,世界各国の法制度のデータについてそちらのネットワークから簡単に情報を入手できる。しかも,基本的に個人プレーな研究者(秘書もいない)と違って,パラリーガルとか補助者がたくさんいる。そうすると,単純に「データとしての比較法」をやっているだけでは,スピード・量の2つの点で研究者のアドバンテージは薄れてきてしまっている。

じゃあ,どうやって違いを打ち出していけばいいのか。

続きを読む "role of legal scholars"