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2011年07月14日

Cara Aurelia

大丸東京の中にある,Cara Aureliaというパン屋さんでいろいろとげっつ:

右から時計回りに,メープルなんちゃら,ショコラ・ド・ブール,チーズベーグル,ブラン・ノア,フロマージュ・ド・ブール(ハーフ),そして真ん中に素焚糖あんパン。

あんぱん以外はリーン系のパンを選んだつもりだったのだけれど,ぱりぱりのフランスパンというよりは,ずいぶんふわふわの作り。全体的な感想としては,このパン屋さんが砂糖にこだわっていると自称する通り,砂糖を使ったパンが個性的で面白い。それ以外のパンは,必ずしも特別においしいというわけではない(とはいえ,決してまずいわけではなく,普通においしい)。

まずは,メープルなんちゃら。見た目通り,バゲットにメープルバターをサンドしたものなのだけれど,メープルシロップの甘さがどぎつくなく,でも安物ではないきちっとしたメープルシロップの香りがあって,なかなかおいしい。糖分の使い方が面白いパンだ。

次のショコラ・ド・ブールは,今回の最高の品。真っ黒な見た目なのでまるで黒炭でも入れたんかい!と思ってしまうような色だけれど,味はすばらしい。チョコを練り込んだリーン系パン(ただしこれもふわふわ)なのだけれど,チョコクリーム入りのパンともチョコチップ入りのパンとも違って,甘みを抑えてちょっと塩を加え,苦みとスモーキーな感じのビターなチョコの味を前面に出した味。普通のチョコパンが甘くてお子様の味だとしたら,こちらはビターチョコ的に大人なチョコパン。あまりのおいしさにバクバクいってしまう。ここで買うなら,少なくともこれだけは毎回リピするな。

チーズベーグルは,普通においしいんだけれど,僕のベーグルの好み(アメリカ的に重くてずっしり目が詰まっていてもちもちっとしている)からすると,ちょっと軽すぎて日本的な味。チーズがある分,本来リーンなベーグルにしては脂っこいけれども,でもさほどチーズ度が高いわけではない。粉の旨みは普通。

ブラン・ノアは,胡桃入りのリーン系パンだけど,まぁ普通。こういうシンプルなパンは粉の旨みが大事になってくるわけだけれど,Vilonなどと比べてしまうと,やはり旨みが薄いなと感じる。とはいえ,ちゃんと普通においしくはあるのだけれども。

次のフロマージュ・ド・ブールは,リーン系なのにもかかわらず,これだけはかなりおいしい。原因は,少なくとも3種類(?)のチーズを大量に入れてある点。チーズも決して安物ではなく,しっかりとした味のもの。それとの対比がはっきりするせいか,チーズベーグルやブラン・ノアに比べると,生地の粉の旨みが強く感じる不思議(たぶんそこは同じ作りだと思うんだけれども)。とにかくチーズが好き!という方にはお勧めのパン。

最後の素焚糖あんパンは,おそらく人によって評価が分かれる。どういうことかというと,「普通のあんパン」を期待してこれを食べると,裏切られる。素焚糖という砂糖が不思議な味を醸し出しているので,普通のあんパンとは全然違う代物になっているのだ。黒糖になる前のさとうきびを絞っただけの感じの,青さというか野菜くささのような香り(決していやな香りでなく柔らかい香り)が漂っていて,普通のあんパンで,小豆餡ががつんと来るようなパワーに欠けている。この同じ甘みは,餡うだけでなく,生地にも入っている。あんパンとは別物と思って食べると,個性的な優しい味でこれはこれで面白い。

というわけで,このお店は,砂糖を使ったパンがおいしい気がする。特に,ショコラ・ド・ブールは外せない。

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