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2010年10月29日

●tachibana

非常勤講師に来てくれているこづやんと一緒に,たちばなでランチ:

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2010年10月27日

●special account

特別会計って,そもそも,political maneuverから隔離して自律的に運営させるために,別扱いになっていたもののような気がする。

そうだとすると,それをpolicitalに動かそうとすることは結構大変で,可能性としては多分2つしかない。

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2010年10月25日

●references

『支払決済法』解題シリーズ・その5。

今回のお題は「文献解題」。

この本は,教科書としての性格から,参照文献を示すための注を全く付けないことにしたんだけど,参考文献リストもついていない。読者のためを考えたならば,各章毎に参考文献リストを付けた方が丁寧だよねぇ,とは考えたものの,こづやんが

参考文献リストを作ると,「何で○○は載っているのに,××は載ってないんだ」って絶対に言われることになって面倒くさいことになるから,止めようよ

とのたまい,このような高度に政治的な判断から,参考文献リストは掲載されないことになりました。有斐閣の百選が,全国の大学で売るために,玉石混淆になることに目をつぶって全国の先生にバランス良く書かせているのと同じようなものかとw

でも,このブログでは,そういった高度に政治的な判断をしなくてもよいと思われるので,僕が執筆を担当した部分だけでも,参考文献リストを掲げておくので,参考にして下さい。ただ,論文を1本1本挙げてくのは面倒なので,基本的に本だけ。

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2010年10月24日

●baisaou - october 2010

賣茶翁で,栗蒸し羊羹と栗きんとんをげっつ:

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2010年10月23日

●autumn congestion

View of Hirose river from Ushigoe bridge:

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2010年10月22日

●kiting

『支払決済法』解題シリーズ・その4。

今回のお題は「融通手形」。β版からちょっとだけ記述を書き換えた部分がある。

融通手形ってなかなか初心者には分かりにくい(けれども,銀行実務上はとても大事)。使い方を実感するためには,クレジットカードの名義貸しと対比しながら考えるとわかりやすい(118ページ)。

クレジットカードの名義貸しは,自分ではクレジットカードをもてない(あるいは,クレジットカードの利用可能枠を使い果たしてしまった)人に対して,カード保有者が自分のクレジットカードを「このカード使っていいよ」って貸してしまうこと。
この場合に,カード保有者は,カード会社に対して,「○○のカード利用は,自分でカード使ったんじゃなくて,第三者が使ったものだから,支払いません」と言うことはできない(というふうに,クレジットカード約款に書いてある――クレジットカードはネットワーク・システム型の支払手段であることに注意)。カード保有者としては,名義貸しをした相手に対して,クレジットカードの支払期限までに利用額を支払ってもらい,それをカード会社への返済に充てるしかない。名義を貸した相手が利用額を支払ってくれないリスクは,カード保有者が負担することになる。
そのような約款になっているのは,カード会社が信用情報を持っているのは,あくまでカード保有者についてのみであって,名義を貸した相手の信用情報はカード会社は保有しておらず,相手の信用リスクをもっともよく判断できるのは,カード保有者だからだ。だからこそ,カード保有者にリスクを負担させ,名義貸しの範囲をコントロールするインセンティヴを与えている(実際の約款は,「名義貸し禁止」っていう条項になっていることが多いけど)。

融通手形も,基本的にはこういったクレジットカードの名義貸しと基本的に同じ。自分の信用では銀行からお金を借りられない融通手形受取人に対して,融通手形振出人が自分の名義を貸していることになる。だから,融通手形受取人の信用リスクは,割引を行った銀行ではなくて,融通手形振出人が基本的に負担するような形へと,人的抗弁に関する手形法の原則(いわゆる河本フォーミュラ)が融通手形については修正されることになる。

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2010年10月20日

●indemnification for wrong payment

『支払決済法』解題シリーズ・その3。

今回のお題は,「支払免責」。

手形法40条3項には支払免責についての規定があって,振出人が無権利者に対して支払をしたとしても,一定の場合には免責される旨が規定されている。これに対し,小切手法には,手形法40条3項に該当する規定が存在しない。これはどうしてだろう?

ほとんどの教科書・基本書には,小切手法には条文がないけれども,手形法40条3項を類推適用して,小切手についても同様の条件で支払免責を認めるべき,と書いてある。

けれども,そんな解釈をしていいんだろうか? 小切手法も手形法も,国際条約(ウィーン条約)として,多くの専門家たちの合議の結果,成立した法ルールだ。そんな法ルールに,「本来であれば規定すべきだったのに規定し忘れてしまった条文」なんてものがそう簡単に入り込んでいるなんておかしい(ちなみに,日本の会社法なんかは,立法担当者が突貫工事で作ったものなので立法ミスはある。議員立法はさらにひどいw)。特に,支払免責なんて,支払人にとっては,無権限者への支払のリスクの分配という点でかなり中核的なポイントなのだから,そこについて規定を置き忘れるなんてことは,ちょっと常識では考えられない。

だとすると,小切手法に手形法40条3項に相当する規定がないのは,意図的なものであって,小切手に手形法40条3項を類推適用するのはおかしい――そういう趣旨で小切手法は作られていない――,ということになる。

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2010年10月18日

●biological resources

今のCOP15会議のテーマは2つあるそうで,1つは生物多様性の保護で,もう1つは生物資源を利用して作られた医薬品などの技術による利益を生物資源を元々持っていた途上国に還元すべきか(そして,還元するとしたらどれだけ還元すべきか)。

このうち,前者の話の方は,割と単純――もちろん,どこまでコストをかけて生物の多様性を守るべきか,という問題はあるけれども。その意味で,早めの段階で参加国間の合意がとれたのも理解できる。

これに対して,どうやら後者の生物資源の利用に基づく工業製品からのリターンの配分については,やはりというか,先進国と途上国の間の対立が先鋭で,なかなか妥協が成立しそうにない。そこで,この後者の問題についてはどういう風に考えていけばいいのか,ちょっとメモしてみる。

まず,一番簡単な話は,取引費用のない世界――いわゆるCoasean bargainingが成立する世界。もしも現実世界がそのような状態であるのならば,途上国の側に生物資源についての権利を与えようとも,先進国の側にそれを「自由に持ち去る権利」を与えようとも,あとは最適な資源配分が自動的に実現する。

けれども,もちろん,現実はそんな単純な世界ではなくて,こういったCoasean bargainingはまず成立しない。

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2010年10月17日

●independence

『支払決済法』解題シリーズ(いきなりシリーズ名が変わったw)・その2。

シリーズ名を変えたのは,この教科書が今までの教科書と違う点を解説する方が,読者にとって便利かと。

で,今回は,この教科書のおそらく一番大きな転換点である,「無因」の概念について。

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2010年10月16日

●endorsement

実は(?)「支払決済法」は,結構まじめに調べた上で書いてるぜ,シリーズその1。(続きがあるかどうかは不明...)

128ページに説明してる裏書禁止裏書(手15条2項)は,法の文言通りであれば,裏書人は直接の被裏書人に対してのみ担保責任を負い,以後の被裏書人に対しては担保責任を負わない。けれども,文言に反して,以後の被裏書人に対しても担保責任を負い,ただ抗弁を対抗されるだけだ,っていう説が結構有力らしい(鈴木=前田280ページ注二←伊沢・田中誠・大隅=河本・前田が引用されてる)。

けれども,この有力説は,かなり高い確率でドイツ学説の読み間違いによって昔の日本の学者が勝手に編み出した考え方なので,採るべきではない。

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2010年10月15日

●long shot

Snowberg and Wolfers (JPE 2010)
Explaining the Favorite–Long Shot Bias: Is it Risk-Love or Misperceptions?
abstract:
The favorite–long shot bias describes the long-standing empirical regularity that betting odds provide biased estimates of the probability of a horse winning: long shots are overbet whereas favorites are underbet. Neoclassical explanations of this phenomenon focus on rational gamblers who overbet long shots because of risk-love. The competing behavioral explanations emphasize the role of misperceptions of probabilities. We provide novel empirical tests that can discriminate between these competing theories by assessing whether the models that explain gamblers’ choices in one part of their choice set (betting to win) can also rationalize decisions over a wider choice set, including compound bets in the exacta, quinella, or trifecta pools. Using a new, large-scale data set ideally suited to implement these tests, we find evidence in favor of the view that misperceptions of probability drive the favorite–long shot bias, as suggested by prospect theory.
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2010年10月11日

●conveyance of loans

今日の日経朝刊「法務インサイド」で,

消費者金融が顧客への貸付債権を信託銀行etcに譲渡した場合,その譲渡債権については,過払い債権者は,倒産手続きに関係なく,満額の返済を受けられる可能性がある。

ってあったけれど,そんなことを認めてしまっていいのかな,というのは相当に疑わしい。

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2010年10月08日

●autumn harvest 4

「みず」の実:
hayabusa2010c.jpg

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2010年10月07日

●hayabusa


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2010年10月06日

●distrust and regulation

Aghion et al (QJE 2010)
Regulation and Distrust
abstract:
We document that, in a cross section of countries, government regulation is strongly negatively correlated with measures of trust. In a simple model explaining this correlation, distrust creates public demand for regulation, whereas regulation in turn discourages formation of trust, leading to multiple equilibria. A key implication of the model is that individuals in low-trust countries want more government intervention even though they know the government is corrupt. We test this and other implications of the model using country- and individual-level data on trust and beliefs about the role of government, as well as on changes in beliefs during the transition from socialism.
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2010年10月05日

●mame daifuku

前から一度食べてみたかった,護国寺の群林堂の豆大福:

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2010年10月03日

●how to reduce domestic violence?

Card and Dahl (2010)
Family Violence and Football: The Effect of Unexpected Emotional Cues on Violent Behavior
Abstract:
We study the link between family violence and the emotional cues associated with wins and losses by local professional football teams. We hypothesize that the risk of violence is affected by the ‘gain-loss’ utility of game outcomes around a rationally expected reference point. Our empirical analysis uses police reports of violent incidents on Sundays during the professional football season. Controlling for the pre-game point spread and the size of the local viewing audience, we find that upset losses (defeats when the home team was predicted to win by 4 or more points) lead to a 10 percent increase in the rate of at-home violence by men against their wives and girlfriends. In contrast, losses when the game was expected to be close have small and insignificant effects. Upset wins (when the home team was predicted to lose) also have little impact on violence, consistent with asymmetry in the gain-loss utility function. The rise in violence after an upset loss is concentrated in a narrow time window near the end of the game, and is larger for more important games. We find no evidence for reference point updating based on the halftime score.
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2010年10月02日

●consumption tax and equality

Correia, Consumption Taxes and Redistribution (AER 2010)
Abstract
This study considers replacing the current US tax system with only a flat tax consumption tax, showing, in contrast to the literature, that such a reform leads to a decline in inequality and increase in welfare for the welfare-poor. The results are obtained from a simple model that identifies the main channels through which the reform affects the economy. It is shown also that these novel results depend on the distribution of wealth and earnings, and that they hold for the relevant empirical distributions. (JEL D31, H23, H25)
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2010年10月01日

●hayabusa is coming

東北大・片平キャンパスのエクステンション棟に,はやぶさの実物大模型(≠実物)がきます:

小惑星探査機「はやぶさ」実物大模型展示(10/3~10/10)
はやぶさ特設サイト

●smoking and salience

本日からたばこ値上げ,たばこ嫌いなオイラとしてはヽ(´ー`)ノマンセーなのだけれど,それはともかくとして。

たばこを止められない人に対して,「たばこって××だけ健康に害があるんですよ」と説教しても,あまり有効な戦略ではない。って,これは,米村さんが喫煙者(たとえば河上せんせ)に対していつもやってることなのだけど,今までの河上せんせの行動を見る限り,米村戦略が功を奏しているとはとうてい思えないw

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