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February 26, 2009

●pencil or ink?

テストの答案の筆記用具に,ボールペンとか万年筆みたいなものを指定するか,それとも,鉛筆・シャーペンもOKにするか。
学生さんからは割と,「鉛筆・シャーペンもOKにして」というリクエストが来ることが多いんだけど,それってどんなもんだろーか。

少なくとも,僕自身の経験から言うと,学部生(高校生じゃなくて大学生)の頃から,授業中のノートも試験も全部ボールペンor万年筆だけど,その方がかえっていい気がする。こういったので書くことのメリットは,まずもって

- 「消せない」ということから,書き始める前にしっかりと文章の構成を確定してから書き始めることになり,文章が一貫したものになってブレが起こりにくい

ということ。逆に,鉛筆・シャーペンで「消せるから」と思って,しっかりとした構成をせずに書き始めると,書いている途中で考えが変わってあれこれ消したり加筆したりする羽目になり,論理の錯綜した分かりにくい文章になる蓋然性が高くなる。
にもかかわらず,ちょっと矛盾するようだけれど,実は
- 間違ったときに修正するのは,鉛筆・シャーペンだと消しゴムでごしごししなければいけないが,インクの場合は二重線ばさっと引くだけなので,圧倒的に早い

なんていうメリットもあったりする。さらに追加的に,
- 鉛筆・シャーペンよりも,最近のボールペンの方が,なめらかに書けて疲れが少ない
- 読み手にとっても,筆圧の差に左右されず,平均的に濃く出るので読みやすい

というメリットもある。

だから,インクで書いた方がいいのにねぇ,と思うのだけれど。「間違っても消しゴムで消せる」なんて甘っちょろい考えは,スピード・手際の良さが効いてくるテストやノート取りの場においては止めた方が本人のためじゃないかと思うわけです。

あ,でも,もちろん,じっくり時間をかけて長い文章を書くペーパーの場合は,別ね。

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コメント

うーん、当該書き手にとってのメリットだけを考えるなら
筆記具を規制する理由はない気がしますよね
パターナリステックすぎですよね。
自己責任で選べばよいはず

それよりかは改ざんの恐れ、あとは年配の先生の視力の関係という風に
自分が学生のころは考えていました

となると、前者の場合、修正テープ(修正液)を使うのはおかしいはずなんだけど
採点する側になって気づいたのは
意外に修正テープを使ってる人が多くてびっくりしました...
修正テープを認めるとなると改ざんの恐れでは正当化できなくなり
自分の場合は幸いにしてメガネがあればなんとかなるので
筆記具規制を正当化できない?
しいて言えば、
一部高齢者の先生のみをペンにすると
試験実施主体(学部)のエンフォースメントコストが飛躍的に上がるので
一律、ペンに規制ということでしょうか?
悩みだすと止まらないですね

ノートは高校と大学の間に通っていた学校法人時代に
自分はペンに切り替えた気がしますね

↑の「規制」は,もちろん,パターナリスティックです。しかし,そうであることを理解しない学生さんが多いので,こう書いてみた。

15年にわたり愛用しているペンは水性なので、汗をかいたり、乾く前にこすってしまったときの「にじみ」が気になってました。普通のボールペンは書きにくいのでほとんど使わないし、油性も合わない。

それはともかく、きちんと構成して書くというのは、本来は鉛筆かペンかとは全く無関係なことで、鉛筆ならばいきなり書き始めるなんてことがあるのでしょうか?ペンであれば構成して書ける学生なら、鉛筆を使うにしても同じなんではないかと思います。

個人的な感覚では、縦書きの答案用紙の場合、鉛筆だと必然的に右手が答案をこすってしまうので読みにくくなるというデメリットがありますが、横書きだとそのデメリットはなく、書く立場としてはどっちでもいいんではないかと思います。当然ながら、採点する立場としては、文字の濃さと訂正プロセスが証拠に残る(改ざんしていない証拠になる)ことから、鉛筆を許容するなんてことは考えたくありませんが。

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