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2008年12月29日

thinking through models

法学者に多い経済分析に対する誤解。

秋の私法学会のワークショップのときに言われてびっくりしたこと。

僕のペーパーで提示しているモデルは,現存する全ての法ルールを説明しきれるわけでは,当然ない。なのに,「そのモデルでは,この部分を説明できないから,根本的な欠陥がある」なんて批判されると,はぁ?と思ってしまうわけ。

現実世界ってのは,そのまま直視すると複雑怪奇だから,そのある側面を切り取って単純化したモデルを使って分析を行う。だから,モデルと現実とはイコールでは当然あり得ない。↑のような批判は,こういった「モデルを使った思考様式」というのを根本的に理解できていないから出てくるんぢゃないかと。

逆に,そういったモデルを通じた単純化をしなくとも,この複雑怪奇な現実をそのまま理解できるというなら,そういう法学者さんたちは,きっと大天才なんだろーなー,と思うわけです。ヘタレなオイラにはとても及びもつきませぬ。

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