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May 10, 2008

●making a difference

べっかーゼミが,やっぱりやってて面白いなぁと思う今日この頃ですが,今週のゼミでは,ゼミ生の報告にちょっときつめの苦言を。
担当者が,自分の担当したchapterの内容をまとめて,(万が一)読んできてない人にも分かるように報告する,というobligationなんだけど,その場合に,ほとんど全訳ってどーよ?ということ。

日本語以外の文献を読むとき,今は,いろいろステキなツールがある。例えば,教材を全部スキャンしてOCRにかけて解析した後,ぐーぐる翻訳に放り込めば,あっという間に全訳なんて作ってくれる。もちろん,ぐーぐる翻訳の正確性にはまだまだ問題が多いし,特にべっかーみたいに数式がぽんぽん出てくる場合は,正確性の程度は大きく下がる。
でも,alternativeとしてそういうツールが登場してきたってことは,そういうツール以上のことをしない限り,「ぐーぐる翻訳があるから,あなたがいてもいなくっても関係ないね」って言われてしまいかねない,こわーい世界に今僕たちは生きてる。そういう世界で自分のraison d'etreを主張するには,日々進歩しているそういった情報ツールにはできない,自分独自の+αを示さないとダメだ。
このゼミの場合だったら,例えば,「美しく分かりやすい日本語に直す」というのは文学部の授業じゃないから+αとしての評価要素にはならないから,「大事なところとそうでないところを見分けて取捨選択・整理をする」っていうのがみんなの存在意義になる。
世界がどんどん便利になってるのはいいことに思えるかもしれないけれど,でもそれって,make a differenceすることがどんどん難しくなっていることも意味するんだから,がむばってねー(←無責任 :-)

という内容のこと(の一部)を,マイルドに言ってみたんだけど,ちときつすぎたかな-。

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