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May 19, 2008

●fauve

Animals (Nickelback)
法学の世界でfauve扱いされてるんぢゃないかと思う今日この頃ですが,
没後50年「モーリス・ド・ヴラマンク展」
に行ってきました。

fauveの画家っていうと,マティスを思い浮かべる人が多いかもしれないけど,僕はむしろ,ヴラマンクとアンドレ・ドランの方が,色彩と筆致のダイナミックさが実感できて好み。にもかかわらず,普通の展覧会なんかでは,どちらも1-2作品が添え物として出品されてる程度に扱われるのが普通なので,ヴラマンクだけを正面から扱ったこの展覧会はなかなかめずらしいのではないかと。
で,ヴラマンク=fauveという刷り込みがあったにもかかわらず,それがもろに出ているのは初期のものだけで,いろいろな画家(特にセザンヌ)を受けて作風が変わっていく様が面白い。中後期にひたすら雪景色(→色彩は白と茶・黒がメインになる)なってくところとか,最後にまたゴッホチックになるところとか。
惜しむらくは,お土産に買おうとしたポストカードが,てかてかの光沢紙印刷になっていて,筆致を消す方向に働いてしまっている。もっとマットな紙を使ってくれれば良かったのに...

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コメント

ヴラマンクとアンドレ・ドランといいますと、色彩感覚では、宮城県の美術館(川内のですけど)にあるカンディンスキーあたりに通じるものがあるのではないでしょうか。大昔にそちらの文学部の西田秀穂先生の絵解きをお聞きして抽象画も具象画もおんなじと思い込んでいます。
(あんまり学界のかたの突っ込みのなさそうな絵のお話でしたので、いらぬ節介の書き込みですいません)

そうですね,伝播のルートは違うけれども,後期印象派あたりから後は,「絵画=二次元のキャンバスの上での色と形態の組み合わせに過ぎない」という割り切りが出てきて,その中でそれぞれの画家が自分の独自性を出そうと工夫するっていう流れになるので,その大きな枠の中では同じと見ることができるかもしれません。

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