« Lopburi -> Bangkok | メイン | smoke get into your bag »

February 5, 2008

●Nakhon Pathom

で,帰国のフライトは6日の朝6時なので,今日の夜は空港で徹夜するつもりだったにもかかわらず,このA.T. Guesthouseは,夜まで結構うるさくて(宿自体の他に,近くのディスコみたいなところの騒音も入ってくる),やや睡眠不足。ちょっときついかな... ベッドも今までで一番硬いし,タオルケットの提供もないし,ちょっとお勧めできないゲストハウスだ。

で,本日の予定は,Bangkok最終日だったら市内観光でしょ,という一般的なプランを裏切って,郊外のNakhon Pathomに行ってみる。ここは,世界で最も高いストゥーパがあるらしい。LPと歩き方によれば,Bangkokの対岸のThonburi駅発朝7時45分の列車があるそうなので,それで行くことに。対岸まで行く時間を考えて,朝6時にチェックアウトして,バックパックだけ預かっておいてもらう。とはいえ,朝6時には誰も起きていなかった(普通のユースホステルだと,朝6時くらいまで徹夜で語りあっている人とかいるもんだと思うけど...)ので,置き手紙して鍵とバックパックだけ残して出発。
まずはチャオプラヤ川の対岸に渡る必要があるので,渡し船の発着場所であるPhra Changへ歩いていく。やっぱり海商法やる人間としては船に乗らねば。ここで,渡し場の前に露店が出ていたので,朝食。牛肉のスープとご飯で30B。優しい味わいでウマー。昨日のカオサンの裏手の屋台と違って,ここは外国人のあまり来ない地元民のための屋台だから,きちんとおいしい。
prachang_bf.jpg
食べ終わってから,対岸のRot Faiに渡ろうとしたら,間違ってPrapinklao行きの艀に乗せられてしまう。あり得ん... 早めに宿を出てきて良かった。Phra Changに戻って再度Rot Fai行きの艀に乗り直す(3.5B)。

Rot FaiからThonburi駅まで歩いていくと,ずっと地元民用のマーケットが続いていて,Phra Changで朝食とらなくても,こちら側の方がオプションが多かったかな,とちょっと後悔。でもまぁおいしかったからいいや。
10分ほどでThonburi駅について,Nakhon Pathomまでの切符を買ったら(10B),「すぐに出発するぞ」と言われて,あわてて乗り込む。あれれと思ってチケットを見たら,7時45分発じゃなくて,7時25分発になってた。LPと歩き方の記事以後に,ダイヤ改正があったんだ! 再び,早めにチェックアウトしていたラッキーさをかみしめる。これも5分遅れで出発して,1時間ほどでNakhon Pathom着。向かいのおばさんが英語出来たので,ちょっと雑談。

駅舎を出ると,正面南側にストゥーパのPhra Pathom Chediが見える。

この大きさになったのは,19世紀の頃らしくて比較的新しいんだけど,確かにどでかい。でもなんか,日本の五重塔とか三重塔とかと違って,あんまり美しさは感じない。組み上げている訳ではないので,ずっしりしていてスマートさに欠けるからかもしれない。タイ人以外にも,外国人観光客も観光バスで結構来てるけどねぇ。ストゥーパの裏手の国立博物館は,このストゥーパよりもっと古い,7-11世紀(クメールよりも古い)にこの辺りで栄えたDvaravati文明の遺跡の展示(30B)。英語の解説も付いていて,分かりやすくてぐー。
続いて,モトサイ(20B)で西にちょっと離れた,Sanam Chan Palaceに行ってみる(50B)。これは,今のタイ王室が離宮として作ったものらしくて,とにかく無駄に豪華。「絵になる」広い敷地の中に,ぽつんぽつんと建物が建っている。観光バスで,中学生(見てたらUdon Thaniからのバスもあった!)らしき集団が次々にやってきてた。こんなに豪華な建築見たら,「税金無駄遣い」って思わないのかな... それとも,王室への敬慕の念が逆に高まるんだろうか。後者の方が確率的には高そうだ。



歩いてストゥーパに戻って,カーオ・ラームという,竹に入った豆入りもち米をげっつ(40B)。

竹を割って出してくれるけれど,味は,Phimaiで食べた,サトウキビの軸に豆入りもち米が入ってるのと全く同じ。ほんのり甘くておいしいけれど,こっちのはちょっと割高だなぁ。
nkpathom08c.jpg
のどが渇いたので,寒天黒糖ドリンク(←勝手に命名)を一杯ぐびっ(10B)。
nkpathom08d.jpg
さらに,サツマイモの甘露煮らしきものを買ってお昼代わりに(20B)。熱々でなかなかよろし。
nkpathom08e.jpg
バス(41B)はすぐ出発したのだけれど,結構遅い。なぜか途中で運転手と車体を交換したり,運転手の子供にお昼を買うために休憩したりして,1時間50分もかかって,Bangkok南バスターミナルに到着。もう2時過ぎなので,今から王宮なんかを見るのは時間的に厳しいな,と思ったので,Wat Pho辺りを見ることにして,507番のバスに乗り込む(14B:初のエアコンバスなので高い)。
バスを降りて,まずは,対岸のWat Arunへ向かう。Tha Tienから渡るのだけれど,朝に通ったPhra Changと違って,ここはほとんど観光客船用の船着き場という感じで,土産物屋ばかり。雰囲気よろしくないなー。渡し船で渡った(3.5B)対岸にあるWat Arun(50B)は,三島由紀夫の『暁の寺』の題材になったらしい(←読んだことない)。ストゥーパとその周囲の小ストゥーパは,陶片が埋め込まれていて,陽光を反映してなかなかきれい。タイ寺院にありがちなけばい極彩色ではなく,使っている色数は多いんだけれども,それが大きな面として展開されているのではなく,細かい陶片に分解されているから落ち着いて見えるんだろう。


中央のストゥーパは,中間くらいまで登ることができて,チャオプラヤ川をから対岸のBangkokに向けての眺望が気持ちいい。改段がやや急だけど,メキシコのChechen Itzaほどではないし,ましてや皆が「一番怖い」というグアテマラのTikal(←行ったことがないけど)には及ばず,たいしたものじゃない。角度が急でも,足場がしっかりしてればね――Chechen Itzaはピラミッドの階段が摩耗してすり減ってる。

再び渡し船でTha Tienに戻って,Wat Phoへ(50B)。ここは,巨大な寝釈迦で有名。さっきのWat Arunもそうだけど,とにかく外国人観光客(日本人含む)で混んでる。タイに来て,こんなに外国人見るの初めてだなー(←それだけ,初タイにもかかわらずマイナー路線を突っ走っていたことになる)。寝釈迦はでかくて金ぴかで豪華だけど,やっぱり仏像で一番いいのは,百済観音と戒壇院四天王だよな,と思っている人間にはいまいち。欧米人受けはするかもしれないけれど(exotic!とか)。建築の方は,Wat Arunに比べると小粒だけれど,青いガラスの破片が埋め込まれていて,それが夕日を反射してきらきらと光っているのはすごくきれいだった。マッサージのお寺なので,マッサージ小屋もあるし,ヨガの行者増とかも境内にいろいろある。像を見ていても,タイ風で統一されているわけではなく,かなり中国文化の影響が入っている。中国強し。



午後5時頃になってWat Phoを出る。後は,夕食とってから空港向かうだけ。昨日のカオサン周辺の屋台がよくなかったので,ショッピングセンターのフードコートを試してみようと思い立つ。というわけで,昨日行ったSiam Square付近にまた行ってみることにする。ただし,昨日バスで1時間以上かかったけれど,地図を見る限り1時間かかる距離じゃないだろーと思ったので,本日は歩きにチャレンジ。道順も単純だし。かち歩きのトレーニングも兼ねてみよう。というわけで,歩き出してみたら,Siam Squareまで50分で到着してしまった。バスより歩きの方が速い! 炎天下の日中は無理だけど,日差しが弱くなる夕方とか朝とかは歩きで結構行けるんじゃないだろうか。とはいえ,排ガスがひどいのは変わらない。
MBKのフードコートに行って,色々と頼んでみる:グリーンカレー,トムヤムクン,ココナツミルク和えデザート,ペプシで155B。が,グリーンカレーは,ココナツミルクのコクが足りず,ややぱさつき気味。トムヤムクンは,昨晩の睡眠不足による体調不良のせいか,この辛さをちょっと体が受け付けてくれない(昨日のヤム・ウンセンのような激辛ではないにしろ)。ココナツ蜜豆風は,デザートだと見えて入れてもらったものが実はガチガチに固いサツマイモだったりしてorz うーむ,どうもこのフードコートは外れのようだ(それとも,外れのものを頼んでしまったのか)。
mbk08a.jpg
mbk08b.jpg
まとめてみると,首都Bangkokで,リッチな食生活を送るには
- 外国人向けではなく,ローカルな人が行くような普通の屋台を狙う
- きちんとしたレストランに行く(このオプションは実行してないけど)
のどちらかを選択するしかないのかもしれない。食生活の点では,一番田舎のSi Saketが,選択肢が豊富でどれもおいしくて最高だった。

で,帰り。昨晩の経験で,15番のバスは本数が少なく,けれども,今日王宮の方から来たために47番のバスでもカオサンに帰れることが分かっていたので,すぐに来た47番に乗り込む(さすがに帰りも歩きはきつい。もう暗いし)。そしたら,今度は,全く渋滞に捕まらず,たった15分でカオサンまで着いてしまう。なんてこったい... 宿に戻ってバックパックをピックアップ。さて,後は空港に向かうだけだ。
ここから空港へは,556番の市バスでも行ける(36B)けれど,市バスを捕まえるには,道路上で,いつ来るか分からない市バスをひたすら待つ必要がある。これに対し,カオサンの入り口にAirport Express (AE2)が停車していたので,こちらは150Bと割高だけれど,お金もやたら余っているので,帰りは奢ってAEで空港に向かうことに。このAE,タイ国内で今までに乗ったどのバスよりも新型高級で,マニュアルじゃなくてAT車で静か,運転手も穏やかでクラクションを一度も鳴らさないし,シートも合皮でリクライニングもする,といういい乗り心地。午後8時50分頃カオサンを出発し,高速を経由して35分ほどで空港到着。

後は,早朝のチェックイン開始まで,起きているだけ。寝てる人もいるけれど,さすがに一人旅で寝てしまうのは,荷物の紛失とかスリが怖いので,ヘタレにはできません。読書タイムにしてしまう。暇つぶしに読んでたのはPositive Political Theory I。あんまり好きな分野ではないんだけど,ちょっとアイデア的に使えそうな気がしたし,暇つぶしにはなりそうなので読んでました。
ところが,途中で同じフライトで日本に帰国するという日本人女性が声をかけてきたので,雑談タイムに移行(←意志薄弱orz)。まぁ,しゃべるのも仕事の一つだから,一晩中しゃべり続けて眠気を覚ますことくらい,どうってことないでつ。途中で,タロイモパンなるものをコンビニで買ってみたけれど,普通のあんパンの味だった。
taropan08.jpg

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.law.tohoku.ac.jp/~hatsuru/cgi-local/mt/mt-tb.cgi/1414

コメント

食事をする場所とかバスの乗り方等参考になりましたが、私にバスの乗り方は難しいと感じました。前回2回程行きましたが.....

そうですね。
Airport Expressは割とわかりやすいですが,普通の市バスは,どこからどこへ行くのかは,知ってないと分かりにくいと思います。

こういうところで案内のあまりない公共バスを乗りこなす際のテクニックとしては,
- 自分が行きたい目的地を通っている路線番号を確認する(たとえば,「カオサン前を通るのはoo番・oo番・oo番だ」という風に)
- バス停のある道を歩いていて,その路線番号のバスが通っていたら,飛び乗ってみる(ただし,反対方向に向かうバスに乗らないように)
これを繰り返しているうちに,僕の場合であれば1日程度でだんだん地理感覚とバスの路線網の感覚とが頭の中に入ってきて,だいぶ乗りこなしやすくなります。

コメントする