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October 11, 2007

●security info

海外安全情報といえば外務省のサイトだけど,なぜか手形法の授業のことだったりします。

前に書いたように,手形法の授業をデビットカードとかクレジットカードとかから始めて見て,「みんなの中で,海外旅行に行ったことのある人どれくらいいる?」と手を挙げさせてみたら,ほとんど手が挙がらなかったので,これはアカンなぁ,と海外旅行の安全から話すことにしました。
つまり,何で日本は現金決済が圧倒的主流で,USとかヨーロッパとかではあれほどデビットとかクレジットとかが多いのか?っていうのは,海外で現金を持ち歩く感覚が一体どういうものかという実感を知ってないと理解するのは難しいんじゃないか,と思ったわけです。

というわけで,法律の授業が,突然,海外旅行安全講座に早変わり。うは。並みの授業よりは,超実践的で実務で役立つよ b

とはいっても,授業で話したのは,基本的には,お金の持ち方。
- 現金をいくらまで持つか? (USなら$20-50。財布に2万入っている日本人は異常)
- そもそも財布を持つか? (スリに対するリスク分散と,保有現金量を隠すという観点からは財布はまずい)
後は,ある日森の中強盗さんに出会ってしまったら,無抵抗主義を貫くべし。僕がメキシコ南部(チアパス)を旅した4年前には強盗さんに抵抗した日本人女性が殺されてます。まぁ普通,お金渡せば解放してくれます。殴られたりすることはあるけれど(@Hyde Park)。
でもだからといって,現金ゼロはまずいですね。強盗さんが逆ギレするとやばひので。強盗さんが満足して帰ってくれるけれど,でもまぁ自分もやられてそれほど痛くないか,というのがバランスするあたりが↑の金額なわけです。

授業で話したのは,そこまでだけど,まだ他にもサバイバル情報はいろいろあって:
- 「危ない地域」をどう感じ取るか
- 「危ない地域」ではどのように歩き回るか
あたり(特に最初の方)も結構大事。ここまで話すとさすがに脱線しすぎの恐れありかな。

「危ない地域」のメルクマールはいろいろあるけれど,慣れてくると感覚的に分かります。やばひと思ったら引き返しましょう。それと,事前の情報収集で,①危ない場所と②時間を仕入れておくのは大事かと。

「危ない地域」(まぁ,中南米の首都はどこでも結構やばいけれど。ただしアルゼンチン除く)での行動の仕方については,やっぱりそういうとこでは普段より大分警戒レベルが上がります。僕がそういうところでやるのは
- 常に背後の気配にも気をつける(後を付けられてないか――怪しいのはやり過ごす)
- 他に人気のない状態には陥らない
- 次の角を曲がって入る前にまずは安全性のチェック
あたりかな。こういう行動に慣れてしまうと,Hyde Parkに帰ってきてから,「Hyde Parkって超安全だねぇ~」などと言ってMさんとかJさんとかあたりから「はつるさんの治安感覚が麻痺してる」と突っ込まれたり,61stに住んでも何とも思わなくなったりするわけです。えぇ。

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コメント

電子商取引(EDI)・一括ファクタリング・グループ内決済システムとか、どうでも良い細かい話が、年寄りにも若い人にも意味不明というケースに良く出会います。分からなくても出世は出来るので、偉い人ほどとぼけて聞いていますが。
でも、大枠の話は放火大学院に行く人は知っててもどうでしょうか。
今度仙台に行きますのでケーキ屋さんに行ってみます。

日本だとクレジットカード/キャッシュカードは配達記録だけどアメリカでは普通郵便+アクティベーション、アメリカではいきなり100枚ぐらいのチェックを普通郵便で送りつけてくる、なんてのをインフラの信頼性や偽造・盗難のリスク分配と絡めて話すと面白いかも・・・・学生にとっては確実にカオスの世界でしょうけど。

でも,僕のクレジットカードの時のactivationは謎だった。first class mailで送られて未着のまま誰かに窃取されて95thとかで使われまくったあのカードが,どうやってactivateされたのか未だに分からない。自宅からの電話でもないし,PINでもないし,SSNの下4桁でもないし...

ファイナンスの世界は,とにかく法的安定性が絶対の世界なので(後でスキームがひっくり返らないように全ての論点を徹底的に詰める),ファイナンスロイヤーの人たちにとっては,外部の人からは「どうでもよい細かい話」ように見える話が,とてつもなく深刻だったりします。

一口に企業法務を扱う弁護士といっても,ファイナンス系とコーポレート系がいて,ファイナンス系は,むつかしい論理操作をすごい頭の回転の速さで解けて,しかもそれが楽しいタイプの人が向いているのに対し,コーポレート系は,勢いで何とかしちゃう人が向いていたりします。
ちなみに,僕は頭がよくないのでファイナンス系は無理だしそういうのが好きになれないしというので,商法の研究者から始めました。AT君とともに,「負け組」同盟を結成してます。

先生、意地悪しないで下さいまし。尊敬しているんですから。

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