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April 19, 2007

●re: awards

今日,商事法務から,商事法務賞の担当者が来て説明をしてくれたのだけれども。

まず,自分のを推薦してはいけないらしい。
が,まぁそれはいいとして。

問題なのは,「自分の専門分野」のものしか推薦してはいけないらしい。例えば,僕が,江頭還暦に載っている保証の論文を推薦してはダメなんだそうだ。それが民法だからという理由で。
ひどいのー。僕が民法分野(担保とか)で書いたら,民法の人しかそれを推す権限がないなんて(こづやんあたりも同じ被害を受けそう)。逆に,商法の論文なんてほとんど読まない僕に商法の論文を推薦しろとは。民商法から知財・経済あたりまでは,誰でも,他分野でも論文の出来不出来くらい判断できる(というかできない方がおかしい)と思うんだけどなぁ。行政法チックな税法まで評価しろと言われると難しいかもしれないけれど。激しくやる気喪失って感じです。
まぁとりあえず,江頭還暦の田中さんのでも推薦するしかないのかなぁ(手許にあるのでそれしか思いつかない)。

あと,あれと思ったのが,初出の論文よりも本にまとめたときに本の方で評価することがある,というところ。経済学なんかの世界からすると,とにかく「アイデア」が評価の中心になるから,最初にアイデアを公表した論文が一番価値があるのであって,その後の繰り返しは価値が落ちる。そういう発想にならないということは,日本の法学はアイデア重視というわけではないんでしょうかね.... だとしたら,ますます普通の法学はやる気が落ちる。

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コメント

そんな縛りありましたっけ?
自分は認識してませんでした。まぁ他分野の論文を評価する能力はないのでよいのですが。
自分が昔言われたのは「若手」は40代未満で、K塚先生(30代)の名前出したら「若手じゃないですよね」といわれました。ということでK塚先生の商事法務賞受賞はないみたいです。
というか保証はだめなんすか?銀行・金融機関のファイナンス・金融なので金融法・商取引法みたいな整理にはならないのですかね。それとも会社法じゃなくちゃ駄目とでも?別に民法典上の保証契約とは、みたいな論文ではないような気がするのですが...
本でないと評価されない、というのは初耳です。そうだったんですか。引用で本が多いのは、単純に検索の便宜(日本の大学の図書館はすべての大学の紀要を保有しているわけではない)なのかと思っていました。法学にいる(はずな)のに知らない事たくさん...

縛りを認識してなかったのは,普段ちゃんとかいしゃほーを勉強しているからでは? 僕は勉強してないヘタレなんで...

保証は,言われました。「えがちゃん還暦のこの保証はダメなんですか?」って聞いたら,「ダメ」と。「じゃあ,えがちゃん還暦の下巻のかなりの部分はダメってことですかぁ?」と聞いたら,「そうです」と。信じられん。

あ,本でないと評価されない,というのではなくて,正確には,「賞の授与については,論文で評価するけれども,本になるのを待つこともある」だそうです。
引用の仕方は,法学と経済学で結構違っていて,法学だと,版を重ねている場合には最新版から引用するのが普通だけれども,経済学だと,「最初にそのアイデアを出した」ことが大事なので,初版から引用することが結構ある感じがします。

その商事法務賞の担当者が商法の範囲も分かっていないし、江頭還暦の論文も読んでないということでは・・・?
うちのKさんの保証論文は、会社法といえば会社法ですし、無視して推薦文書いて、メールか推薦文本文に、これが商法でないとは言わせないとコメントつけておけばいいんじゃないでしょうか。
まあ、ことの性質上、自薦がだめというのはそうなんでしょうけど笑。

それにしても、今年も僕には推薦依頼きませんでした。
図書券ほしかったのに~。

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