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September 21, 2006

●i don't wanna do it!

というわけで,会社法コンメンタール執筆の仕事を蹴りました。こういうのは,まぁ,僕が蹴っても他に書きたい人がいくらでもいそうだから,そういうやる気も適性もある人に書いてもらう方がはるかに世のため人のためになる気がする。

これで執筆依頼・就任依頼を蹴ったリストがまた伸びました。まぁ,論文なんて,自分が書きたいものを書いて,こっちから雑誌に投稿する方が自然だし楽しい。押しつけ仕事でいいのがすいすい書けるほどの能力と気力は持ってまへん。

ただ,このコンメンタール執筆依頼は,中央経済社のコンメンタールだったので,編集者の人から「うちに何か含みでもあるんですか?」のような趣旨のことを遠回しに聞かれました。そういえば,かなり前に,『企業会計』で,会社法改正要綱(←名前忘れた...)のガバナンス部分について書いてくれ,という依頼が来て,蹴ったことが。
そのときは,(i)解説のようなものを書く気が起きない,(ii)ガバナンスは会社法の中で一番嫌い・苦手な分野だ,という理由のうち,後者だけをあげて蹴ったような記憶がある。法学教室の最高裁判例解説も,同じ理由で蹴ったことがある(→それ以降,法学教室からの執筆依頼は来なくなった。ばんざ~い!)。
で,今回も,「いや,あのときは,ガバナンスが嫌いなので断ったんですよー,はははははははは」と言い訳をしてみたところ,編集者から「えっ,ガバナンスは,一番人気のあるおいしいところなので,それをセンセーに書いてもらおうと思ったのです」と返事が来たのでびっくら。
まじすか!と吼えたくなるところですね。ガバナンスがD論になってるカチャハラと「よくお前,ガバナンス系で書く気になったねー」「今となっては,俺もテーマ選択失敗したと思ってる」などと雑談したことのある身としては,ちょっと考えにくい感覚。
うーむ,あれか,新しもの好き系の会社法学者たちがほいほいと書きたがるテーマなのかもしれない。ま,ごーいんぐ・まいうぇい♪なオイラには関係のない世界ですな。

   *   *   *   *   *

余談だけど,「企業会計」と言えば,巷で評判の稲葉v郡谷を読みました。評判通り,笑いの連続。ここまでスバラシイ対談というのは,なかなかないでしょう。

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コメント

仙台でのお暮らしはどうでしょう。
私の方は、つい先頃Yellow Stone辺りから帰ってきて、その疲れもとれない内に、次はGrand Canyonかなどと、米国生活の最後を駆け足で過ごしています(笑)
閑話休題
単に書く意欲が起きないので書かなかっただけなのに、出版社との関係に微妙なものが混じる感じとか、ガバナンスなんて・・・(以下略。でも、実は、私の修論もガバナンス絡み。今や、読み返したくもない。ファイナンスにしとけばよかった(笑))という感じに大受けしてしまいました。

あぁ,うらやましい... USのnatinal parkは,Grand CanyonあたりのGrand Circleあたりしか行っていないので,他のところをいろいろ回ってる皆さん(Iさんとか)がうらやましいです。あ,でも代わりに南米いろいろ行けたからいいか。

僕は基本的に,仕事の引受は,よほどのしがらみがないとしない質なので(e.g., 東大の商判で後輩の幹事の割当事務を思いやって引き受ける,Chicagoに紹介してもらったK田先生がらみの依頼),自分から書いて投稿するのがほとんどです。clientのある弁護士さんではない,研究者稼業の利点を最大限活用しています(笑)。
まぁ,ただ,最近の日本で,立法担当者とか弁護士さんとかが積極的に論文を書いて発表しているところを見ると,NBL800号で,ぱふぃーに載せて冗談半分に書いた「これが学者の生きる道♪」が,半ば現実問題となっているような感がしないでもありません。普通の解釈論とか外国法の紹介とかは,学者じゃなくても出来る。伝統的な法解釈学者の「研究者としての」生きる余地というのは,確実に狭くなってきている気がします。あるとしたら,「中立的な立場で」ものを言っている(と思われている),という点だけででしょうか。僕のように,mainstreamからdrop outして,好き放題やっている人間の方が,「研究者としての」生きる余地は見つけやすい。ただ問題は,そういう風に楽しんでしまうと,「教育者として」生きる余地が狭まってしまう点で,ここは,今現在まじで困ってます。誰か助けてー!

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