コメント: ex post bargaining

第三セクターは内容の割に金利に厳しく、信用格付の枠組みでの金利を使えないケースが多々ありました。
また、担保がないのでリスクアセットも頭が×××
でも外資系ができるのは日本の金融機関があまりにも社会的意味合いを考えていないせいです。そしてそれを処理できる能力のある人材はすでに外資系金融機関に流出?あらどうしましょう?

無担保であっても,「黙示の保証 by 地方自治体」があると,いけるかもしれませんね。というか,みんな案外それを期待しているような気がします。

金利は,絶対額はあんまり意味がなくて,市場金利やリスクとの関係で相対的に決まるものなので,本来は,競争入札させてそれで決まればおっけーなはずなのですが,行政法規上,それがだめというのなら,悪法なのかもしれません。

「社会的意味合い」のところは,うだつさんと僕のエントリの議論はむしろ逆方向で,僕のエントリのロジックは,「日本の金融機関は,社会的意味合いを考えすぎる(考えさせられすぎる)から,ソフト・バジェットやモラル・ハザードを招いてしまい,貸せない」というものです。どちらが現状をより正確に反映しているのかは,シロウトの僕には分かりませんが...

第三セクター向けローンは通常地方公共団体の保証を前提にしていました。ただ、地方公共団体の財務内容も様々で,
先生がおっしゃるように、気にしすぎて、お宅の親の状態が悪いともいえず、また保証があっても債務免除させられるリスクもーーー。
こんなことを言っていると、学問的には意味がないばかりか、金貸は務まりませんねえ。
シラバスを拝見して、次は民法の債権法?と熱い期待が。

ちょwwwwwwwwwwwww

債権法なんて...........

一段目のお話はそれなら日本の金融機関は
国内の地方自治体には融資していないけれども
海外の地方自治体には融資しているのかというのが
重要になってくる気が...

後者がノーだとすると
日本の金融機関は超長期に対応できる金融技術がないとか
法制度などの制度的障害に原因があるということに
なってしまうのではないでしょうか

もともとはお上にお使いいただく幸せで無手勝に貸していた時代、次は地方公共団体の保証があれば最高の格付をつけた時代を経て、千差万別で中身次第に気づいたバブル後、それからシンジケートローンであればリスク分散できるから、まあいいやと言っている時代ではないでしょうか。超長期を組んで採算を取れるほどやりやすい話は余りありませんでした。法制度というよりもそんなテクニックを考えるよりも走り回れという風土の問題ではないでしょうか。根性 根性 ど根性 は今も底辺はおんなじ。

> A.T.君
なるほど,確かに海外に貸してなさそうだ,というのはポイントだね。
でも,(無駄かもしれない抵抗をしておくと)海外の地方自治体の信用度を調べるには,国内の地方自治体の信用度を調べるよりも調査コストがかかるはずなので,その調査コストが大きい割には,海外の地方自治体については,海外の地元の金融機関についてはex post bargaining powerの問題が深刻でないために,地元金融機関が貸出市場にたくさん進出していて,日本の金融機関が追加的な調査コスト付きでそこに出かけていっても競争上不利なだけ,というシナリオが成り立つかも。

> うだつさん
まぁ経済モデルって,後付けで出てくること結構もあります。典型的な例が,いわゆるBIS規制(銀行の自己資本比率規制)に関するDewatripont-Tiroleモデルなんかですね。一時期華やかだったメインバンク論とかもそうでしょう。
根性が基本なのは,研究者の世界でも,博士論文とか助手論とかではそうですね。最後は体力といわれてます。僕は最近ヘタレていて,そういうのを書く気力がなくなっていてやばいのですが。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)