コメント: just expressions?

印象論でスミマセン。

この夫妻にとっては,「Xでない」の「でない」の部分がネガティブな響きを持っているので,それがヤダという程度のものではないのかと思います。

Xが正常でよいこと。Xでないということは異常で忌むべきこと,という前提がこの夫婦にはあって,そうしたある種のやましさを持たざるをえないってどうなの?と問うてみたかったのでしょう。

論理というよりは情緒の問題な気がしました。

そうなのかもという気はするんだけど,例えば,「公開会社でない会社」といっても「公開会社より劣っている」という意味を読み込むわけではないので,「でない」という部分に「劣った」という意味を読み込ませてしまうのは,結局,そういうものだと思いこむ社会通念(それが存在するとして)がやっぱり事の本質ぢゃないかと思うのです。

なんか刑法の名誉毀損で、病気とか血統とかの摘示は名誉に該当しないんじゃないか、
というさいきせんせいのお話を思い出しました
(刑法各論さいきせんせいでしたので)
たとえば昔は「A.T.はエイズだ」というのが
名誉毀損なのかどうか問題になっていたような...
ここでは「A.T,は非嫡出子だ」というのが名誉毀損になるのかとパラレルのような...

リンク貼られているニュース見る限りでは
原告は事実婚であって、行きずりで子供ができたのではない、
そんなのと一緒にしないでほしい!
という事実婚すらしていないカップルの子供への
差別意識があるのではないでしょうか。
(後者の考え)
あくまで印象ですが...

ある言葉が差別的であるのには,言葉自体がネガティブな意味を持っている場合と,その言葉が使われてきた経緯に照らしてそうである場合とがあるんじゃないでしょか.

昔は,非嫡出子は,「ひちゃくの子」とかなんとか言われて,進学,就業,結婚などの際に(かつては,戸籍を出させる学校,企業があったそう)不利益を受けることもあったという経緯があって,こうした主張になったのでは…?

まさに社会通念なんですけど,戸籍に記載されたくないという気持ちも分からないではないような…

名誉毀損については,妹?に聞いてみたいとこです☆

もう一度整理し直すと:
「表現」が問題なのかどうかの出発点として,まず,法ルールが要件効果を違えているのかどうかがあって。
a) 違えている場合
要件効果が違うものをひとくくりにして処理するわけにはいかないので,違う「表現」を使わなければならない。この場合に,「X」「not X」という形の表現がイヤで,「X」「Y」という形の表現の方がいいというのならば,せめて対案となる「Y」を出して,「Y」の方がいい,という主張をしなければ無意味。それか,もしくは,本丸である「要件効果が違っている」こと自体をたたくべき。
b) 違えてない場合
そもそも「違う表現」を使う必要がない(←エントリで「アホ」と書いたケース)。

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