司法試験合格状況および進路(合格年別)
合格年 | 受験者数 | 最終 合格者数 |
進路 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
裁判官 | 検察官 | 弁護士 | 公務員等 | 修習生 | その他 | |||
平成18年 | 42 | 20 | 2 | 18 | ||||
平成19年 | 96 | 47 | 3 | 2 | 42 | |||
平成20年 | 127 | 59 | 2 | 2 | 49 | 6 | ||
平成21年 | 154 | 30 | 1 | 26 | 1 | 2 | ||
平成22年 | 159 | 58 | 5 | 53 | ||||
平成23年 | 170 | 54 | 1 | 3 | 47 | 1 | 2 | |
平成24年 | 173 | 38 | 3 | 2 | 32 | 1 | ||
平成25年 | 173 | 39 | 2 | 37 | ||||
平成26年 | 159 | 42 | 1 | 2 | 38 | 1 | ||
平成27年 | 136 | 35 | 2 | 28 | 3 | 2 | ||
平成28年 | 96 | 23 | 1 | 1 | 20 | 1 | ||
平成29年 | 69 | 18 | 1 | 17 | ||||
平成30年 | 55 | 15 | 13 | 2 | ||||
令和元年 | 52 | 20 | 20 | |||||
合計 | 1661 | 498 | 19 | 17 | 420 | 6 | 20 | 16 |
司法試験累積合格率(修了年度別)
修了年度 | 修了者数 | 合格者数 | ||
---|---|---|---|---|
既修 | 未修 | 既修 | 未修 | |
平成17年度 | 45 | ― | 29 | ― |
平成18年度 | 49 | 30 | 36 | 22 |
平成19年度 | 52 | 41 | 37 | 19 |
平成20年度 | 67 | 41 | 40 | 18 |
平成21年度 | 53 | 33 | 35 | 21 |
平成22年度 | 54 | 44 | 31 | 19 |
平成23年度 | 51 | 38 | 25 | 18 |
平成24年度 | 47 | 24 | 31 | 5 |
平成25年度 | 34 | 16 | 27 | 5 |
平成26年度 | 22 | 15 | 16 | 9 |
平成27年度 | 22 | 10 | 17 | 3 |
平成28年度 | 20 | 6 | 13 | 3 |
平成29年度 | 13 | 6 | 5 | 3 |
平成30年度 | 23 | 2 | 11 | 0 |
合計 | 552 | 306 | 353 | 145 |
累積合格率(全年度通算) | |
---|---|
既修者 | 63.9% |
未修者 | 47.4% |
計 | 58.0% |
後継者養成コース―大学院博士課程への進学
東北大学法科大学院は、法学研究も積極的に奨励しています。教員の指導のもと研究論文を執筆する「リサーチペーパー」(展開・先端科目、第3年次生対象)や、英米法・ドイツ法・フランス法といった外国法の文献講読の素養を身につける「外国法文献研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」(基礎法・隣接科目、第2・3年次生対象)といった科目が開講されています。また、特に、司法試験合格後、専門的知識を深め、実務経験を生かした研究・教育活動に従事する場として、法学研究科研究大学院博士後期課程に「後継者養成コース」が設置されています。
この後継者養成コースは、将来法科大学院における法学教育に携わる人材の養成を目的とするものであり、研究者型と実務家型の2つから成ります。いずれも、法科大学院修了者は、原則3年の課程を2年で修了することが可能です。他方、いずれも、長期履修制度(支払うべき学費の総額は同じですが、在学期間の上限が6年に延長されます)の申請ができ、この場合は、例えば、弁護士としての多忙な業務のかたわら、じっくり時間をかけて研究を進めることも可能です。
また、本コースの入学者のうち優秀な者は、フェローとして採用され、法科大学院における実務教育支援業務に従事し、一定の給与が支給されます(詳細は、http://www.law.tohoku.ac.jp/graduate/about/scholar/をご覧ください)。
「後継者養成コース(研究者型)」では、司法試験合格者を対象として、複数の法分野を横断する先端的法領域に関わる研究および実務的観点を重視した実践的な研究を遂行するために、法分野を跨る複数の教員が指導を行う体制により、従来型の法学教員の養成課程とは異なる教育を行います。本コースの学生には、高度かつ先端的な法領域について、分野横断的な理論的観点と実務的観点の双方に目配りをした博士論文を執筆することが期待されます。
「後継者養成コース(実務家型)」では、司法修習修了者を対象として、弁護士教員のもと、一定期間にわたり、実際の事件処理に携わりながら、実務家として求められる知識、技術および姿勢について指導を受けることのできる授業科目を設け、従来型の法学教員の養成課程にはなかった、新たなカリキュラムで教育を行います。本コースの学生には、日々の実践の中で抱いた問題関心を、指導教員による研究指導や、学外の実務家や研究者も参加する研究会を経て明確にしながら、実務家としての経験・視点を生かした博士論文を執筆することが期待されます。
法科大学院修了後のキャリア支援活動
連続講演会・企業説明会
在学生や修了生が将来の多様な進路の可能性について考えるための情報提供として、例年、複数回にわたり、さまざまな分野の実務法曹の方々を招き、法曹の仕事の内容や魅力、求められる資質、キャリア設計に関する考え方などについてご講演いただく機会を設けています。
くわえて、企業の法務部の業務内容などに関する講演会も開催し、民間企業も視野に入れたキャリア設計のための情報も提供しています。
また、法的知識を生かして企業内で活躍することを希望する在学生・修了生を支援するため、随時、企業説明会を実施しています。
さらに、法律事務所、官公庁、企業法務部などからの求人情報や各種説明会に関する情報は、TKC法科大学院教育研究支援システムや学内掲示を通じて、在学生・修了生に随時提供されています。
司法試験合格者向け就職支援説明会
毎年、司法試験合格発表の後に、合格祝賀会に先立って、合格者に対する就職支援説明会を開催しています。実務家教員や先輩法曹から、司法修習に関する説明のほか、司法修習生としての心構えや就職活動(事務所訪問・面接など)についてのアドバイスを聞くことができ、修了生が法曹としてのキャリアをスムーズに始動させるのに役立っています。
同窓会
在学生と修了生の親睦を図り、修了生の活躍や母校の発展に資するための組織として、東北大学法学部同窓会法科大学院部会があります。年に1回、同窓会総会を開催し、総会後は、講演会や懇親会を開き、在学生や東北大学法学部生との交流を図っています。