TOP > 災害情報 > 東北大学法科大学院入学予定者の方へ

東北大学法科大学院入学予定者の方へ

 3月11日に発生した巨大地震では、仙台市・宮城県及び近隣の地域で甚大な被害が生じております。お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。また、被災をされた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 東北大学法科大学院に入学を予定されている皆さんにおかれても、今回の震災のもたらした事態に、大きな不安を感じていらっしゃることと存じます。

 既発表の情報(http://www.law.tohoku.ac.jp/saigai/)ながら、3月25日現在、法科大学院のある東北大学片平キャンパス・エクステンション教育研究棟の電気・水道・電話は復旧済みです。しかしながら、同棟のエアコンの熱源となっているガスの供給は停止されており、また建物屋上にある機器も損傷していることから、当面、暖房は使用できない状況です(詳しくは、http://www.law.tohoku.ac.jp/saigai/status/20110316/をご参照下さい)。

 また、仙台市内では、電気・水道の復旧が進んでいるとはいえ、物流システムの復旧は緒に就いたばかりで、大学として、帰省できる在校生のみなさんには、この間、帰省していただくなど安全な場所で待機するよう周知しているところです。

 法科大学院では、在校生の一人一人に、自習室内の座席を指定し、学習場所として提供しておりますが、大学の方針により、法科大学院も、4月下旬頃まで休講となることから、来年度の座席割当ては、その頃(4月下旬頃)に行われる新入生オリエンテーションのあとに行う予定にしております。皆さんには、およそ1月の間、ご不便をおかけすることとなりますが、この期間を利用して、昨年末に合格通知書と一緒にご送付した、「法学既修者コースに合格された方へ」又は「法学未修者コースに合格された方へ」と題された文書をご確認いただき、法律基本科目の担当教員が推薦する図書、あるいは予習課題に取り組んでみて下さい。

 3月18日に大学より発表されておりますとおり、平成23年度の入学式は、中止となりました(http://www.tohoku.ac.jp/japanese/)。大変残念なことです。

 皆さんを法科大学院にお迎えする新年度は、まさに異例の出発となりますが、法科大学院は、皆さんの受入れに向け、学習環境の再建に全力で取り組んでまいります。また、受入れ体制の整備状況、新年度の学年暦・授業日程等につきましては、随時、本ウェブサイトにてお知らせいたします。

 今後の情勢については予断を許しませんが、入学予定者の皆さんにおかれては、私たちの取組みを見守って下さいますようお願い申し上げます。

 なお、最後になりましたが、被災され、4月下旬頃からの就学が難しい入学予定者の方に対しては、3月24日に東北大学教育・学生支援部 学生支援課 経済支援係より、緊急経済支援に関する情報提供(http://www.tohoku.ac.jp/japanese/keizai_shien.html)が行われております。お手数ですが、ご参照をいただけると幸いです。

平成23年3月25日
東北大学法科大学院長
佐藤 隆之

前のページへ戻る