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東北大学法科大学院在学生・修了生の皆さんへ

 3月11日に発生した巨大地震では、仙台市・宮城県及び近隣の地域で甚大な被害が生じています。お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。また、被災をされた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 今回の巨大地震では、本法科大学院も大きな被害を受けました。
 多くの方にご心配をいただきましたが、この間、専門職大学院係の方に、電話やメールで連絡をしていただき、確実な目撃情報も合わせますと、本日までに、在学生全員の安全を確認することができました。ご協力ありがとうございました。また、法学研究科の教職員につきましても、全員の無事が確認されています。

 すでに大学より発表されているとおり、平成22年度の学位記授与式は中止となり、また、平成23年度の入学式は、4月下旬に行われる予定です。
 いずれも大変残念なことではありますが、仙台市内では、電気・水道の復旧が進んでいるところがあるとはいえ、未だ物流については復旧の目処が立たない状況であり、帰省できる在校生のみなさんは、この間、帰省していただくなど安全な場所で待機して下さい。
 被災による打撃に加え、新司法試験を控えた3年生及び修了生の皆さんの不安はいかばかりかと思います。3月中に予定していた各種の講義等はやむを得ず中止といたしましたが、現在、改めて実施の可能性を模索しています。
 なお、今週は、15日から18日までの間、午後1時から午後4時半まで、自習室への立入り、法政実務図書室の利用を認めておりますが、来週以降の自習室及び法政実務図書室の利用時間については、明日以降、TKC教育システム及びメールにて周知をいたします。
 皆さんの中には、避難所や友人宅に身を寄せて学習をしている方もいると聞いています。つらく厳しい日々はなおしばらく続きますが、皆さんは決して一人ではありません。お互い気持ちを強く持って、一日一日を乗り切っていきましょう。
 最後に、くれぐれも身体に気をつけて過ごして下さい。

平成23年3月16日
東北大学法科大学院長
佐藤 隆之

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