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東北大学法科大学院メールマガジン

第40号 12/24/2008

◇新司法試験,合格体験談 その2

 去る平成20年11月10日(月)に開催されました「新司法試験合格者と語る会」における講演概要の第二弾です。今回は,押見和彦さんの合格体験談をご紹介いたします。掲載にご快諾いただいた押見さんに,心から御礼申し上げます。

押見 和彦

○はじめに
 押見です。2006年既修コースです。今回の中では唯一の既修生ですので,その観点からお話ししたいと思います。

○L2
 実務系科目がたくさん入ってきますが,これらは,試験に直結するものと考えて取り組みました。授業以外に受験勉強もやろうとすると時間が絶対的に不足するので,授業での勉強を受験にも目一杯活用しました。L3になった後や受験直前期も,L2の復習はとても役に立ったと思います。

 授業は,復習よりも予習メインで取り組みました。これは,@予習が不十分だと,授業ですべてを理解してついていかなければならないため非常に苦しく,場合によっては授業自体が無駄になってしまうこと,A「予め考えてわからなかったのだから」と思えるため,授業中の質問が精神的にしやすくなること,の二点を考慮したためです。特に授業中の質問については,質問内容があまりに簡単だと,つい控えてしまいがちですが,この点,先生方は逆に質問される方が,知識の定着度合いを知るという面からは有難いと考えているのではないか,というふうに思います。

 教材という点については,授業で用いるテキストやレジュメがとても参考になるので,L3時の復習の際にも活用しました。また,期末試験は,答案練習のいい機会と考えて,試験後の解説を参考にすることはもちろん,友人同士で答案を見せあいお互いに良い点・悪い点を指摘し合ったりしました。答案練習で期末試験を活用することは,友人も皆解いていて議論ができる点や,出題者である先生方に直接質問して回答してもらえるという点で市販の問題集などに比べてメリットが大きいです。
 法科大学院での授業・試験を信じて,あまり手を広げ過ぎない方が良いと思います。

 L2も後期からは時間的に余裕ができましたので,普段の授業に加えて,答案練習のために過去問や定期試験のバックナンバーを解き,お互いに答案を検討するといった自主ゼミを組んで勉強をしました。

○L3
 L3になると,時間的にもかなり楽になるので,これまでの授業のノートを見直す等,L2の復習を普段の生活に組み込みました。また,論文の答案練習の自主ゼミもL2時より増やして,一週間に3科目程度,二週間で受験科目が一周終わるようにしました。自主ゼミでは,定期試験の過去問や,新司法試験の過去問に取り組みました。

 L3ではレポート課題が増えますが,これらは論文試験の当てはめに直結しますし,文章力を鍛える絶好の機会となります。また,L3での授業では,具体的な事実を評価することを繰り返し練習できるので,論文試験での当てはめを意識しながら授業を受けました。

 もちろん選択科目についても,受験を意識して選びました。私は,知的財産法選択だったのですが,受験勉強で普段の授業と定期試験の復習以外のことはほとんどしませんでした。

 また,受験科目ではない授業も,やっぱり法律という点では共通していて,色々な場面で役に立ちました。例えば,ジェンダーは憲法の平等権や家族法に,倒産法や民事執行・保全法は民法・民事訴訟法につながり,事案の考え方の方向性や結論の妥当性を側面から支えてくれました。

 このように,L3でも授業は大きなウェイトを占めるのですが,その中でも定期試験は貴重な答案練習の素材として非常に重要となります。そこで,大学院への希望として,試験後の解説講義の充実や,少なくとも参考答案や参考答案構成を示して戴けると,いいのではないかと思います。

○卒後
 卒業後は,これ以上新しいことはせず,一度やったことの復習に終始しました。
 もちろん答案練習もやりましたが,ここでは過去に一度取り組んだものでも再度答案にしました。自分では分かっているものを論文として文章化し,読み手に伝わるようにまとめることは思っているよりも難しくて,直前期でも繰り返し練習しました。
 個人的には,直前期に新しいことに手を広げるのはあまりお勧めできません。

 その他に勉強以外の面では,試験直前の精神状態をいかに好調に持っていくことができるか大事だと思います。自分なりの気分転換を図りながら,あまり一人の世界に閉じこもって思いつめないように気をつけて下さい。

 私からのお話は以上です。今日はありがとうございました。

◆編集後記

 今回は,新司法試験の合格体験談の第二弾をお送りしました。掲載にご快諾いただいた押見さんに,心から御礼申し上げます。

 仙台では,光のページェントも始まり,アーケードの飾り付けも華やかな季節を迎えました。クリスマスを過ぎると,いよいよ今年も残りあとわずか。健康に気をつけて,どうぞ良い年をお迎えください。

(平塚記)

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発行:東北大学法科大学院広報委員会

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