東北大学法科大学院

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東北大学法科大学院メールマガジン

第27号 01/11/2008

◇ミニ・オープンキャンパス(平成21年度入試・東京入試説明会)のご案内

 東北大学法科大学院では,下記により「ミニ・オープンキャンパス(平成21年度入試・東京入試説明会)」を実施いたします。

開催日時:
 2008年3月8日(土)13:00-16:30(12:30受付開始)

会場:
 東京八重洲ホール 201会議室
 東京都中央区日本橋3丁目4番13号新第一ビル
 http://www.yaesuhall.co.jp/

プログラム:
−開会の挨拶(法科大学院 院長 坂田宏教授)
−講演(法科大学院 教員)
−東北大学法科大学院紹介DVD上映
−法科大学院入試・カリキュラム・新司法試験の説明
−質疑応答

 参加を希望される方は,opencampus@law.tohoku.ac.jp 宛,氏名・連絡先・所属を明記の上,お申し込み下さい。会場の都合上,定員(60名)に達し次第締め切らせていただきますので,ご了承ください。

 ご連絡の際に,質問等あらかじめございましたら,お書き添えください。質問を提出していただいた場合には,できる限り資料等を用意したうえで,プログラム「質疑応答」でお答えすることができます。

 東北大学法科大学院の受験を希望される方はもとより,法曹の仕事に関心のある方,法科大学院への進学を考えている方など,たくさんの方のご参加をお待ちしています。

※ミニ・オープンキャンパスに関しては,下記サイトもご覧下さい。
 http://www.law.tohoku.ac.jp/lawschool/opencampus/#tokyo

◇新司法試験,合格体験談 その3

 去る平成19年11月7日(水)に開催されました「新司法試験合格者と語る会」における講演概要の第三弾です。今回は,沼生 隆さんの合格体験談をご紹介いたします。講演概要の掲載にご快諾いただいた沼生さんに心から御礼申し上げます。

 沼生 隆

1 はじめに

 私は法科大学院の設立された平成16年に未習コースに入学し,本年卒業するとともに新司法試験に合格することができました。法科大学院入学から新司法試験合格までの勉強法などについて,少しでも参考になることがあれば幸いです。

2 一年次の勉強方法

 一年次には,教科書として指定された本がある科目についてはその本を,そうではない科目についても適当な本を一冊を選んで通読しながら,PCでノートを作り,授業で扱った内容を適宜書き込むという勉強方法をとっていました。また,各科目とも授業前に予習案内が示されるので,その案内に従って基本書の該当箇所を読むとともに,予め問題が出されている科目についてはその問題も解くようにしました。

 また,私自身が心掛けていたこととして,重要な最高裁判例が出されている事案ついて,なるべく下級審から読むようにしたことです。最高裁判例では事実関係や法律問題についてエッセンスしか述べられてないことが多いのですが,下級審の判例を読めば,民事事件では要件事実的整理がなされているし,刑事事件でも具体的な事実認定や法律へのあてはめが摘示されていて,むしろ最高裁判例より面白いと言えます。二年次以降,必修科目の勉強や試験勉強で忙しくなり,じっくりと裁判例を読む時間はなかなか取れなくなってしまったので,ある程度勉強時間に余裕のあった一年次に読んでおいたのが良かったと思います。

3 一年次と二年次以降の接合のしかた

 二年次の必修科目では,一年次の必修科目の授業中では必ずしも触れられなかった法律問題についても試験で聞かれることがあるので,比較的余裕のある一年次のときから授業でやらなかった部分についても自分で勉強をしておくことがベターだと思います。私の場合,前述のように基本書を読んでノートを作るという勉強を一年次から二年次にかけて継続したので,二年次の必修科目の期末試験などにもある程度対応できました。

 ノートを作成する場合,パソコンで作るのがベターだと思います。と言うのも,後から情報を追加して書き込めますし,間違っていた部分をあとで訂正することも簡単にできるからです。また,私のロースクール在学中には商法から会社法への大改正がありましたが,パソコンでノートを作っていたため,条文や情報のアップデートが簡単にできました。さらに,授業で取ったノートをパソコンで清書するという作業によって,自分がよくわかっていない箇所が再点検でき,復習を促す効果もあったと思います。

4 実務科目の意義

 実務科目として,三年次の必修科目のほか,二年次には民事要件事実基礎,三年次には刑事実務演習及びローヤリングの各科目を選択しました。これらの科目ではいずれも事例教材を使用して授業が行われるので,実務の基礎を身につけることができるという意義のほか,試験との関係でも,長文の問題(特に言い分方式の問題)に慣れることができるという点や,いわゆる論点というものが実際の事例のなかでどのような形で問題となるのかがわかるという点で意義があると思いました。机上で得た知識を実際に使いこなすための練習の場という感覚です。

5 試験勉強について

 私の場合,三年次の前期までは必修科目やその他の選択科目の勉強で手一杯でしたので,実際に試験対策と呼べる勉強を始めたのは三年次の夏休みからでした。まず最初に三年次の夏休みに短答の勉強を始め,10月以降は論文を書く練習も並行して行いました。

 短答対策としては,市販の問題集(一問一答式のもの)のみを使い,翌年5月の新司法試験本番までに7科目分を2回通して解くとともに,間違えた問題は3回4回と繰り返し解くようにしました。論文対策としては,週1でいわゆる受験予備校の答練を受けるとともに,法科大学院内で自主ゼミを組んで毎日一問ずつ旧司法試験の問題を解くようにしました。

 予備校の答錬については賛否両論ありますが,私自身は,時間的・経済的余裕があるのであれば,やらないよりはやった方がいいと思います。本番と同じ試験時間で行われるので,自分の答案を書くスピードが分かったり,問題検討・答案作成の時間配分のコツをつかむことができたりするからです。もちろん,問題文の質や添削の正確性についてはある程度割り引いて考えなければなりませんが,毎回の採点に一喜一憂することなく,得られるものは得るという心構えで利用すれば,決して無駄になるものではないと思います。

 答案練習については,どのような形であれ,自分が書いた答案を他人に見てもらうことが大切だと思います。自分で書いたままにしてしまうと,知識を誤解したまま覚えてしまっていてもそれに気付く機会が得られないからです。私自身も,他の方から自分の答案について指摘を受けたり,他の方の答案を見て参考にしたりするなど,法科大学院の同級生との自主ゼミを勉強の主柱にしていました。

6 おわりに

 法科大学院で三年間勉強して感じたことは,努力は決して自分を裏切らないということです。解らないと思ったことでも,繰り返し勉強することである程度理解できるようになると感じました。それから,勉強だけでは息苦しくなってしまいますから,適度な息抜きも当然必要だと思います。

◆編集後記

 あけましておめでとうございます。
 仙台は雪のちらつく年明けでしたが,偶々晴れた元旦の朝方,近所の神社に初詣に行きました。長い石畳の階段を登っていくと,雲の隙間に初日の出を拝むことができました。ちなみに,今年はつちのえ・ね(戊子)年ですが,山・不動を象徴する「戊」と,十二支の最初に当たる「子」にちなんで,安定したスタートを切って明るい一年を迎えたいものです。

 来る3月のミニ・オープンキャンパス(平成21年度入試・東京入試説明会)では,東北大学法科大学院の受験を希望される方はもとより,法曹の仕事に関心のある方,法科大学院への進学を考えている方など,たくさんの方のご参加をお待ちしています。ミニ・オープンキャンパスに関しては,下記サイトもご覧下さい。
 http://www.law.tohoku.ac.jp/lawschool/opencampus/#tokyo

 また,今回は新司法試験の合格体験談・第三弾をお送りしました。講演概要の掲載にご快諾いただいた沼生さんに,心から御礼申し上げます。

(平塚記)

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発行:東北大学法科大学院広報委員会

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