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ジェンダー法・政策研究叢書第6巻
『家族─ジェンダーと自由と法』(水野紀子編)

本

 研究成果をまとめた「ジェンダー法・政策研究叢書」(全12巻)を出版する計画を実施し、第6巻『家族─ジェンダーと自由と法』を東北大学出版会より平成18年11月30日に刊行しました。

東北大学出版会(2,200円+税) 全国書店にて好評発売中です。

[問い合わせ先] 東北大学出版会 http://www.tups.jp
TEL.022-214-2777 FAX.022-214-2778 E-mail:info@tups.jp

目次

はしがき 水野紀子
第一部 総論 家族・ジェンダー・自由
  第1章 家族とジェンダー
    I 家族・国家・ジェンダーをめぐる比較憲法的考察 辻村みよ子
    II 自己決定とジェンダー ── 家族はどう変わっていくのか ── 江原由美子
    III 家族法とジェンダー 水野紀子
    IV 親の教育をめぐる一考察
── 公教育と家庭教育の交錯を場面として ──
佐々木くみ
  第2章 ヨーロッパにおける現代家族の展開
    V 社会生活の契約化
─ フランス法における家族という実例
ニコラ・マティ
(佐々木くみ訳)
    VI 同性カップルの法的保護 渡邉泰彦
    VII フランス法における同居義務と別居について 松川正毅
    VIII フランス相続法改正と相続制度の性質変化
── 生存配偶者の相続権の増大から生じる変容を中心として ──
幡野弘樹
第二部 各論 家族と法による規制
  第3章 日本における家族法の展開
    IX 「氏」ないし「氏論議」を論ずる 唄孝一
    X 離婚・調停・人訴について ── 一実務家の覚書 ── 高野耕一
    XI 中川家族法学の今日的意義 ── ジェンダーの視点も加えて ── 梶村太市
  第4章 家族をめぐる法と規制
    XII 「家族法における契約化」をめぐる一考察
──社会的に承認された契約類型としての婚姻──
大村敦志
    XIII 夫婦と税制の現在 渋谷雅弘
    XIV 時際法・入門 小粥太郎
    XV 国境を越えた子の奪取をめぐる諸問題 西谷祐子