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研究年報第5号 (平成19(2007)年度)

本

 平成19(2007)年度のCOEプログラムの全活動を記録し、その研究成果を内外に発信するために、公開シンポジウム、各クラスター主催の研究会における報告などの掲載しており、日本語と外国語の研究年報を発行しております。

目次

はじめに 辻村みよ子
第1部 国際シンポジウム「ジェンダー平等と社会的多様性をめぐる国際的展望」
1日目 ジェンダー平等をめぐる国家と法
  第1章 I 女性の地位,男性の国家 キャサリン・A・マッキノン
(中里見 博訳)
    II マッキノン報告に対するコメント 角田由紀子
    III キャサリン・マッキノン講演「女性の地位,男性の国家」について 岡野 八代
  第2章 I 中国における「法の支配」とジェンダー平等 朱  暁青
(堀見 裕樹訳)
    II 朱報告に対するコメント 植木 俊哉
  第3章 I ナショナリズムとジェンダー 上野千鶴子
    II 市民・欲望・暴力―上野千鶴子「ナショナリズムとジェンダー」への応答 竹村 和子
2日目・午前 公的(政治の領域)とジェンダー平等
  第4章 I 国連,ジェンダー,平和維持活動:ジェンダー主流化に対する一批評 サンドラ・ウィットワース
(戸澤 英典訳)
    II ウィットワース報告に対するコメント 土佐 弘之
  第5章 I 固定化を超えて:人種,ジェンダーと(不)平等に対する保護をめぐる新しい地平 キンバリー・W・クレンショー
    II クレンショー報告に対するコメント 有澤 知子
  第6章 I 政治参画,人間の安全,「ジェンダー教育」についての視角:イタリアにおける事例 マリリーサ・ダミーコ
(岡本  寛訳)
    II イタリア女性の政治参加―課題と提言 スザンナ・クレペリオ・ヴェラッティ
(竹田 香織訳)
    III ダミーコ教授レポートおよびヴェラッティ報告に対するコメント
―フランスの経験との対比による示唆―
糠塚 康江
2日目・午後 私的(契約・家族)とジェンダー平等
  第7章 I カナダにおける法とジェンダーの新局面 ナタリー・デ=ロズィエ
(石上 敬子訳)
    II デ=ロズィエ報告に対するコメント 中里見 博
  第8章 I 契約法におけるジェンダー平等 スーザン・エンメネッガー
(青山  薫・新川 量子訳)
    II エンメネッガー報告に対するコメント 河上 正二
  第9章 I 地中海沿岸のアラブ諸国の家族法におけるジェンダー平等 レナ・ガナジェ
(岩本  学訳)
    II ガナジェ報告に対するコメント:男女平等と日本家族法 水野 紀子
3日目 ジェンダー平等政策の展開
  第10章 I 韓国におけるジェンダー平等立法 金  善旭
(蘇  恩瑩訳)
    II ジェンダー平等促進のための政治的リーダーシップ 猪口 邦子
    III キム報告と猪口報告に対するコメント 浅倉むつ子
第2部 COE研究会報告
    I ジェンダー問題へのプルデュー理論の適用
─不平等の再生産と教育の機能に関する理論的考察
亀井あかね
    II ジェンダー・センシティブ・アプローチに関する一考察
─マーチンのジェンダー・センシティブ概念から─
越道 理恵
    III 国内避難民女性と政治参画─その理論と政策 池田 丈佑
    IV 女性差別撤廃条約と武力紛争─その適用と女性差別撤廃委員会及び
国際司法裁判所の対応─
堀見 裕樹
    V 魔女はいかにして魔女となりしか 河上 正二
    VI 中国婚姻法における婚姻の成立と事実婚への法的対応 鉄木尓高力套
    VII 「政治家志望」と文化的要因の関連 竹田 香織
    VIII コロッキアム「変容する家族と拡散する親密圏」 亀井あかね
資料 1 21世紀COE活動の成果について 辻村みよ子
    (1) 総括
    (2) 若手研究者の活動成果
    (3) ジェンダー法学関連の講義担当の成果
  2 5年間の歩み
    (1) 全活動一覧
    (2) ニューズレター1〜18号「はしがき」 辻村みよ子
      平成19年(2007)度 日報