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研究年報第2号I (平成16(2004)年度)

本

 平成16(2004)年度のCOEプログラムの全活動を記録し、その研究成果を内外に発信するために、公開シンポジウム、各クラスター主催の研究会における報告などの掲載しており、日本語と外国語の研究年報を発行しております。

目次

はじめに 辻村みよ子
研究活動報告
第1章 政治参画クラスター

I 国の男女共同参画政策 名取はにわ

II 女性の政治的代表は世界でどのように論じられているか
─クォータ制を手がかりに─
岩本美砂子

III 女性は政治を変えたか
─女性議員研究の現状と展望─
大海 篤子
第2章 雇用と社会保障クラスター

I ふたつのポジティヴ・アクション
─雇用分野における男女平等政策の新潮流─
水町勇一郎

II 雇用政策と間接差別 原田いづみ
第3章 家族クラスター

I 「氏」ないし「氏論議」を論ずる 唄  孝一

II 「離婚・調停・人訴」ノート 高野 耕一

III 国際的な子の奪取の民事面に関する1980年10月25日ハーグ条約の実施及び執行についての比較法的考察
─日本も動くべき時が来た!─
ハンス・ファン=ローン
(西谷 祐子 訳)

IV 自己決定とジェンダー
─家族はどう変わっていくのか─
江原由美子

V 同性カップルの法的保護 渡邉 泰彦

VI フランス相続法改正と相続制度の性質変化
─生存配偶者の相続権の増大から生じる変容を中心として─
幡野 弘樹
第4章 身体クラスター

I 中絶議論における女性の自己決定と胎児の生命
─R. ドゥオーキンの「人間の生の『本来的な価値』」論をめぐって─
早川のぞみ

II 憲法上のリプロダクションの自由について
─日仏憲法学の視点─
佐藤雄一郎

III ポルノグラフィと法規制
─ポルノの性暴力にジェンダー法学はいかに対抗すべきか─
中里見 博
第5章 人間の安全保障クラスター

I 「女性の地位向上」に関する国連の内部的諸規範と国際行政裁判所判例について 中島 淨美

II 人道に対する罪の国際犯罪化の意義
─国際刑事手続による人権保障とジェンダー─
猪瀬 貴道

III 国際刑事法の文脈における「ジェンダー」 坂本 一也
第6章 ジェンダー教育クラスター

I 台湾における教師と女性─台湾調査の中間報告─ 小川 佳万

II ジェンダー・フリーな教育からジェンダー・センシティブな教育へ 坂本 辰朗

III 異文化社会の中のジェンダー教育
─ユニバーシティ・エレメンタリースクールでの取り組み─
末松 和子

IV J. S. ミル『女性の解放』における人間形成論 奥井 現理

V 大正期自由教育論における<個性>と<母性>
─小原国芳「全人教育論」に着目して─
佐藤 高樹
資料 平成16年(2004)年度 日報


COE支援室の活動


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