企業の人事担当者からみた東北大学法学部

入行した東北大学法学部の卒業生に対して、どのような印象をお持ちですか?
一般的に、物事の本質を的確に捉える能力に優れていると思います。
良く考えてポイントを的確につかむことができ、それを理論的に組み立て判断する能力に長けている人が多い様です。理屈に強いと言えましょう。ただ、それは見方によっては柔軟な思考に欠けると言う事にもなりますが、その点は入行後に受講する研修の中で、だいぶ改善されているよう
です。また、ちょっと大人しくみえる人が多い様に思います。いい意味で少しふてぶてしくなってもいいかもしれません。
東北大学法学部の現役の学生に、どのような大学生活を送ることを期待しますか?
まず何より学生の本分である勉強をしっかりとしていただきたいと思います。それから、心身ともに健康な人間になってもらいたいですね。また、学生の間にコミュニケーション能力を高めることも大切なことです。最近の企業の風潮として、より即戦力となる学生を求める傾向にありますが、当行では人材育成にたいへんな時間とお金をかけ、研修制度を充実させています。そのため変に実務知識があるより、まっさらな状態で入行された方が望ましいと考えています。実務能力は、社会人としての経験を積むなかで次第に学んでいけるはずです。
学生時代はしっかりとした基礎を身に付けることが何より大切です。その点から東北大学法学部は最適の学部ではないでしょうか。
(ある銀行人事担当者(談))

卒業生の進路 図1